• 2026.6.24
  • MEO

海外AI動向|Ask Maps(アスクマップス)の使い方

海外AI動向|Ask Maps(アスクマップス)の使い方

Ask Maps(アスクマップス)は、Google Mapsに搭載されたAI会話機能です。自然な言葉で話しかけるだけで、雰囲気・距離・混雑状況さらにはパーソナライズまで加味した最適なスポットを提案してくれます。2026年3月に米国・インドにて、iOS・Android端末へ正式導入、日本でも公式での発表には至っていませんが、一部ユーザーへの実装が報告され始めており、本格実装まで間もない段階に来ています。

こちらでは、GoogleのAI機能や検索の最前線である米国をはじめとした海外の情報をピックアップし、日本のユーザーやビジネスオーナーの方にも役立つ形でわかりやすくお届けしています。今回は、Google Maps版AIモードとも呼ばれるAsk Mapsの使い方を、Googleの公式情報や実際に使用されている米国の事例をもとにわかりやすく解説します。

Ask Mapsを1分で理解する

Ask MapsはGoogleのAI「Gemini」をGoogle Mapsに統合した会話型の検索機能です。これまでのキーワード単位での検索に比べ、「今夜2人で静かに話せるおしゃれなバーはある?」のような自然な会話形式の質問に対し、AIが条件を読み取り、3億件以上のビジネス情報やリアルタイムの混雑・交通状況を活用しながら、最適な場所を提案してくれます。過去の保存スポットをもとにパーソナライズされた回答が返ってくるのも特徴です。

現地ライナーの中には、わかりやすく、Ask MapsはAIモードのGoogle Maps版と表現している方もいます。以下は、米国リリース時にGoogleが公開した、公式プロモーション動画です。

Ask Mapsはどうやって使う?基本の操作ステップ

Ask Mapsの操作はシンプルです。Google Mapsアプリを開き、「Ask Maps」ボタンをタップして質問を入力するだけ。あとはAIが地図と一緒に回答を返してくれます。慣れてしまえば、検索よりもずっと直感的に使えます。

操作の流れは以下の3ステップです。

Step 1:Google Mapsアプリを開き「Ask Maps」ボタンをタップ

アプリ上部または検索バー付近に表示される「Ask Maps」ボタンをタップするだけで、機能がスタートします。個別のビジネスプロフィールページでは、『この場所のヒント』という形でも表示することもできます。(使用している画像は、公式の動画などをもとに生成したAI画像を使用しております。実際に実装されるものとは多少、異なります。)

Step 2:自然な言葉で質問を入力する

「今夜空いているおしゃれなカフェ」「子どもと行ける週末のお出かけスポット」など、友人に話しかけるような感覚で入力します。条件が具体的であるほど、精度の高い提案が返ってきます。

Step 3:提案された場所をタップして次のアクションへ

Ask Mapsが複数のスポットを提案します。気になる場所をタップすると、詳細情報・レビュー・ルート案内・予約リンクへとスムーズに移動できます。

シーン別・Ask Mapsの使い方実例3選

Ask Mapsは、日常のちょっとした外出から旅行計画まで、さまざまなシーンで活用できます。Google公式のXアカウント(@googlemaps)が実際に投稿したプロンプト例をもとに、どんな質問をすればどんな答えが返ってくるのかを紹介します。

① 複数のこだわり条件でディナーを予約したい

「自宅から20分以内で、評価が高く、今夜4人で座れて、屋外テラス席がある夕食の場所を探して。」

距離、評価、人数、設備など、譲れない条件が複数あっても、AIが全てを満たす場所を瞬時に見つけます。複数の複雑な制約を組み合わせて検索し、気に入った場所があればその場で即座に予約を入れることができます。

② 一人で読書に没頭できる「静かな隠れ家」を見つけたい

「1マイル以内で、あまり混んでいないバーを教えて。クイズ大会や生演奏のような騒がしいイベントがなくて、薄暗いボックス席がある、本を読むのに適した場所。」

単なる「カフェ」検索ではわからない、店内の騒がしさや設備などの細かいこだわりをAIが分析して提案します。数百万件のレビューを分析し、混雑時間帯や地域のイベントスケジュールを照らし合わせて、その中から最適な候補を提示します。

③ 絶景と夕日をジャストタイミングで楽しむルートを作りたい

「今日の夕方、〇〇から△△まで走りたい。一番『景色が良い』スポットを通るルートを作成して。ちょうど日没時に到着するように出発時間を調整してほしい。」

目的地までの移動を、風景やイベントに合わせた自分専用のルートにカスタマイズできます。景観や歴史的建造物を考慮したルート生成に加え、日没時刻から逆算して「何時に出発すればいいか」を計算してくれる高度な機能です。

単に検索結果を返すだけでなく、ユーザーのニーズ・レビュー・リアルタイム情報を組み合わせてAIが総合的に判断し、最適な提案を行っていることがわかります。

Ask Mapsをもっと使いこなす!精度を上げる入力のコツ

Ask Mapsは入力の内容が具体的であるほど、より的確な提案を返してくれます。Google公式も「具体的な条件を入れるほど良い結果が出やすい」と明言しており、ちょっとした工夫で回答の質は大きく変わります。

コツ① 場所・時間・人数・条件をセットで入れる

漠然とした質問よりも、条件が揃っているほど精度が上がります。

コツ② 「今すぐ」「今夜」など時間軸を入れる

Ask Mapsはリアルタイムの混雑・営業状況を反映できます。「今」という情報を入れることで、現在空いているお店や予約可能な候補が優先されます。

コツ③ 雰囲気を「言葉」で伝える

「おしゃれ」「落ち着いた」「にぎやか」「隠れ家的な」など、感覚的なイメージもそのまま伝えます。

NG例 OK例
「近くのカフェ」 「今日の午後、1人でゆっくり作業できる静かなカフェ、自宅から徒歩10分以内」
「レストラン探して」 「今夜18時に4人で使える、個室か半個室があるイタリアンレストラン」
「旅行プランを立てたい」 「3日間の旅行プランを考えて。歴史や文化の探索、隠れた名所、そしてショッピングを楽しめるアクティビティを提案して」

また、Google公式アカウントでは、Ask Mapsで検索する際に使えるカテゴリーキーワードも紹介しています。

他にもさまざまなキーワードが紹介されています。詳しくは公式の投稿をご覧ください。

まとめ:「探す」から「話しかける」へ

Ask Mapsは、「キーワードで検索する」という行為を「AIに話しかける」へと変え、雰囲気・距離・時間・人数・リアルタイムの混雑状況まで、一つの質問で一気に条件を伝えられ、地図と一緒に最適な提案が返ってくる体験は、これまでの地図アプリとは根本的に異なります。

現在、公式に実装されているのは、米国・インドのみですが、日本でも一部ユーザーから実装が確認され始めています。Google Mapsを開いて「Ask Maps」のボタンが表示されていたら、ぜひ試してみてください。

また、Ask MapsはGoogleビジネスプロフィール(GBP)のデータをAIの一次情報源として活用しています。ビジネスオーナー・MEO担当者の方は、自社がAsk Maps上でどのように紹介されているかを確認し、GBP情報の整備・クチコミの充実・自社サイトのコンテンツ強化を今から進めておくことが重要です。

Ask Mapsがローカルビジネスに与える影響や、GBP運用への対応策については以下の記事で詳しく解説しています。

当メディアでは、引き続き海外動向を中心に、AI時代に適応するためのMEO・GBP運用の情報や対応策をお届けしていきます。目まぐるしく変わる検索シーンの「今」を捉え、次なる一手を見出すための情報源として、引き続きご注目ください。

今回の記事作成にあたり、主な参考・引用元は以下のとおりです。

WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

海外AI動向|Ask Maps(アスクマップス)の使い方

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