- 2024.3.1
- MEO
スポーツジムの集客を徹底解説!会員を伸ばす効果的な方法15選
スポーツジムの運営において、新規会員の集客と既存顧客の継続はとても重要です。
しかし、近年は競合他社が多く参入しているので、新規会員の獲得は以前と比べて、とても難しくなっています。それぞれのスポーツジムに合った適切な集客方法を取り入れていないと、他のスポーツジムに会員を取られてしまう可能性があります。
そこで、この記事ではスポーツジムで会員を増やすための集客方法と会員の継続率を上げるための方法について詳しく紹介します。
- ジムの運営をしているけど会員が伸びない
- 新しい集客方法を知りたい
- 限られたマーケティング予算で効果を最大化したい
上記でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!
目次
- 1 ジム集客を始める前の準備
- 2 ジムで入会者を増やすための集客方法15選
- 2.1 1.ターゲット層に合わせた魅力的なホームページの作成
- 2.2 2.ブログ記事の作成とSEO対策
- 2.3 3.リスティング広告の運用(Google・Yahoo!)
- 2.4 4.SNSの運用
- 2.5 5.SNS広告
- 2.6 6.Googleビジネスプロフィールの運用・MEO対策
- 2.7 7.ポスティングチラシ
- 2.8 8.駅前でチラシ・ティッシュ配り
- 2.9 9.新聞などの折り込みチラシ
- 2.10 10.駅や周辺看板広告の活用
- 2.11 11.バスや電車などの交通広告
- 2.12 12.比較サイトやメディア記事に紹介してもらう
- 2.13 13.定期的な入会キャンペーン
- 2.14 14.紹介制度の活用
- 2.15 15.近隣店舗と提携
- 3 ジムが会員の継続率を上げるためにやること
- 4 Googleビジネスプロフィールの運営とMEO対策ならフリースクエア
- 5 新規の集客だけではなく継続率が高いジム運営をしよう
ジム集客を始める前の準備
ジムの集客施策を始める前に大きく3つのやるべきことがあります!
- ジムの強みを明確にして競合との差別化ポイントを見つける
- ジムのターゲット層を明確にする
- 商圏エリアの顧客層と競合の分析
「新規会員を増やす」マーケティング戦略を考える上でとても重要な作業です。限られた予算の中で効果を最大化するには競合と自社のスポーツジムの情報について良く知る必要があります。
市場内での独自の立ち位置を確立し、ターゲット顧客に合わせた効果的なマーケティング戦略を実施するために以下のことに取り組みましょう!
ジムの強みを明確にして競合との差別化ポイントを見つける
- フリーウェイトが多いジム
- ジムエリア以外にもプールやお風呂など設備が充実
- 女性専用のジム
- 豊富なスタジオレッスンがあるジム
スポーツジムの強みと競合との差別化ポイントを明確にすることで、市場内での独自の立ち位置を見つけられます。また、広告やチラシの訴求を考える際に競合他社にはないジムの魅力を伝えられるので、顧客を引き付ける可能性も高まります。
ジムのブランド認知を強化し、顧客に適切なメッセージを訴求するためにも、ジムの強みを知る必要があるのです。
ジムのターゲット層を明確にする
性別・年齢・ジムに通う目的・フィットネスのレベル・集客エリアなど、ターゲット層を明確にすることで、そのニーズと興味に合わせた集客活動を展開できます。
例えば「20代女性の初心者でダイエットしたい」方向けのスポーツジムを運営している場合、広告を作る際はどちらの素材で訴求した方が集客に繋がりやすいでしょうか?
- マッチョな男性がトレーニングしている素材
- 女性のトレーナーが若い女性に指導している素材
この場合は2の方が集客に繋がりやすいです。自分と同じような立場の人物がサポートされ、指導を受けている様子に共感や安心感を覚えやすいからです。
このように顧客の好みやニーズを理解することで、適切な訴求が出来て、集客予算の投資対効果を最大化し、ターゲット顧客に効果的なアプローチが可能になります。
ジムの情報を調べている顧客をイメージして、適切な情報を届けるために、ジムのターゲット層を明確にしましょう。
商圏エリアの顧客層と競合の分析
ジムの商圏エリアの分析を行うことも非常に重要です。
商圏エリアの分析を行うことで、入会者を増やすための効果的な集客方法を選択できます。
例えば、商圏エリアに若年層が多いなら、新聞の折り込みチラシはあまり効果を発揮しません。しかし、高齢者が多い場合は新聞の購買率が非常に高いので新聞の折り込みチラシが効果的になる可能性があります。
商圏エリアの分析は有料ツールがありますが、独立行政法人統計センターの「e-Stat 政府統計の総合窓口」の情報を参考にしても良いでしょう。
日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトで、地域の年齢や性別などの情報を把握できます。
また、競合のスポーツジムもどんな店舗があるのか、情報を把握することも必要です。他社のスポーツジムをリストアップし、それぞれの強み、弱み、サービス内容を分析して、自社の強みを把握する3C分析をしてみましょう!
今はホームページやSNSを通じて、他社のスポーツジムの情報を容易に調査できます。
▼3C分析の例
下記のように競合をリストアップして情報をまとめることで、自社の強みを把握しやすくなります!
※事例は競合1社だけの情報ですが、少なくとも商圏2〜3キロ以内の競合を全てリストアップして情報をまとめることが望ましいです。
項目 | 自社のスポーツジム | 競合ジムA |
---|---|---|
HP・SNS | URLの情報を記載 | URLの情報を記載 |
立地 | 駅から徒歩3分 | 駅徒歩10分 |
営業時間 | 総合型:平日 9:00〜23:30、 土・日・祝 9:00〜21:00 |
24時間営業 |
設備 | ジム、スタジオ、プール、ホットヨガ、サウナ、ホットヨガ、風呂 | ジム |
料金 | 複数プランあり モーニング会員:5,500円 アンダー30:8,500円 レギュラー会員:10,500円 |
8,000円(税込) |
訴求ポイント(個人向け) | 女性獲得に向けホットヨガや美瘦身エステ・整体付きパーソナルトレーニング実施。入会金0円、月会費2か月分無料+水素水3か月無料のキャンペーン中 | 豊富なフリーウェイトマシン |
ターゲット層 | 若い女性 | 若い男性向け |
情報を整理することで、ジムの強みや弱みを把握できます!
ジムで入会者を増やすための集客方法15選
現在は多くの集客方法が存在します。
しかし、それぞれの集客手段がどのようなユーザーを対象にしているのかを理解していなければ、効果的に集客するのは難しいです。
ジムの集客戦略を考える際、潜在層と顕在層の顧客を理解し区別することが非常に重要です。潜在層の顧客とは、健康やフィットネスに関心はあるものの、まだジムに入会するという具体的な行動には至っていない人々を指します。これらの顧客はSNSなどで認知を広げるのが効果的です。一方で、顕在層の顧客は、ジムに入会する意思がはっきりしており、どのスポーツジムを選ぶかを検討して、情報収集をしている段階の人々です。リスティング広告・SEOが効果的でしょう。
これらの異なる顧客層に対して、それぞれ適切な集客方法を実践して、効果的な訴求をすることがカギとなります。
ここで、スポーツジムの入会者を増やすための集客方法を15個紹介します。
1.ターゲット層に合わせた魅力的なホームページの作成
ターゲット層に合わせた魅力的なホームページの作成は、ジムの集客戦略において非常に重要な要素です。顧客のニーズや関心に応じたコンテンツとデザインを作成することで、訪問者の関心を引き、最終的には入会につなげることができます!
どんなユーザーにどのような情報を届けるのかを決めるために、まずジムのターゲット層を明確にすることが重要になってくるのです。
例えば、若い初心者の女性がターゲットの場合、若い女性トレーナーの素材や女性がダイエット関連のプログラムに参加している訴求の方が、より効果が高い可能性があります。また、高齢者がターゲットの場合は、健康維持を目的としたサービスやシニア向けのレッスンに焦点を当てることが望ましいでしょう。
ターゲットユーザーのニーズに応えるコンテンツとデザインを作成し、訪問者にとって価値のあるホームページを目指すことが大切です。さらに、入会の申し込みや無料体験の申し込みフォームなど、ユーザーがアクションを起こしやすい導線を整えることも重要です。
闇雲にジムの情報を増やすのではなく、必要な量の情報を届けることが大切です。
2.ブログ記事の作成とSEO対策
ブログ記事の作成とSEO対策は、時間と労力を要しますが、長期的にはスポーツジムの集客力を大きく向上させることができます。
SEO対策を施したブログ記事は、Googleなどの検索エンジンで上位に表示される可能性が高くなります。これにより、フィットネス関連のキーワードで検索を行うユーザーがジムのウェブサイトを見つけやすくなり、結果としてウェブサイトへのトラフィックが増加します。
スポーツジムに関する専門的なブログを書くことで、ジムの信頼性と権威性を高める効果もあります。
ただし、特定の情報を求める「Knowクエリ」向けの記事では、誤った情報を書くと、ユーザーの信頼を失う可能性があるので、十分に注意が必要です。
正確な情報を届けるためには、トレーナーの専門知識を活用することも一つの良い方法です。
スポーツジムの雰囲気を紹介するブログも有効ですが、SEOを意識したブログを書くことで、ブランドの認知度を高め、結果として入会者数の増加につなげることができます。
3.リスティング広告の運用(Google・Yahoo!)
リスティング広告はジムに関するキーワードで「購買意欲が高い顕在層のユーザー」に対して、適切に広告を配信できます。
さらに、リスティング広告は、特定の地域や時間帯、デバイスに対して広告を最適化できるため、より効率的なターゲティングが可能です。
リスティング広告はSEO対策と異なり、短期間での集客やブランド認知度の向上に繋げられます。
SEOを意識したブログと併用することで、即効性が見込める集客と長期的な集客戦略の両方を実現できます。
4.SNSの運用
SNSの運用はスポーツジムの集客において欠かせない要素です。SNSを日々運用することで、ジムの認知度を高め、潜在顧客を引き付けることができます。
SNSは無料で出来るマーケティング手法です。有料のSNS広告の利用も一つの選択肢ですが、効果的なSNSコンテンツを定期的に発信することによって、ジムの信頼性と共感を高めることができます。
フィットネス業界においては、視覚的なコンテンツが非常に重要であり、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで、トレーナー紹介やジムの雰囲気をSNSで投稿することで、潜在顧客の関心を引き、スポーツジムへの興味を促進します。また、SNSは、ジムのキャンペーンやイベントの告知にも利用出来て、ユーザーに対して直接かつ迅速に情報を届けることができます。
SNSの運用においては、インフルエンサーとのコラボレーションも重要な集客手段になります。地域のインフルエンサーやフィットネス系のインフルエンサーとSNSでコラボすることで、信頼性とリーチの拡大を図ることができます。
フィットネス系インフルエンサーはInstagramやTikTokなどのSNSに多くいる傾向があります。
ただし、SNS運用は無料で始められますが、コンテンツの作成や情報収集など時間と労力が必要です。また、SNSはオープンなプラットフォームであるがゆえに、時にはネガティブな口コミが投稿されることがあります。これらの扱いには慎重な対応が求められます。
5.SNS広告
無料でできるSNS運用と違い、SNS広告は、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを通じて、特定の地域・興味・ニーズを持つ広大なオーディエンスにリーチできます。これにより、まだジムのことを知らないユーザーに対して、ジムの認知度を効果的に高め、顧客の獲得につなげることが可能です。
SNS広告の予算設定は自由に行えますが、ペイパークリック(PPC)やインプレッション数に基づく課金モデルなどSNS広告は設定方法には様々なオプションがありますので、広告運用を始める前にはある程度の知識を身につけることが望ましいでしょう。
ジムの会員を増やす場合、InstagramやX(旧Twitter)でのSNS広告の方が相性が良く、法人契約の企業を探す場合は、FacebookなどのSNS広告の方が適していると言われています。
また、最近ではTikTokなどのSNSに動画広告を出稿しているスポーツジムもあります。
注意点として、効果があるSNS広告を実行するには、適切な予算の配分が欠かせません。特に競争が激しい市場では、目立つためには高額な広告費がかかる場合があるので注意しましょう。
6.Googleビジネスプロフィールの運用・MEO対策
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の運用はジムの集客において非常に有効です。
多くの人がジムを探す際に、地域名を含むキーワードで検索を行います。
(〇〇駅 ジム)などで検索した際に、Googleビジネスプロフィールの情報を適切に設定し、最適化することで、これらのローカル検索のクエリに対してジムが上位に表示される可能性が高まります。
このように「エリア名×業種」などで検索したい際に、GoogleまたはGoogleマップ上で自社のビジネス情報を上位に表示させるための対策をMEO対策と言います。
Googleビジネスプロフィールが上位表示することで、ユーザーの目に留まりやすくなり、実際の来店につながる可能性が高くなります。
Googleビジネスプロフィール上では、写真の追加、カード決済の可否、駐車場の有無など細かい情報設定も可能です。さらに、投稿機能で最新情報を発信したり、高評価の口コミが集まることで、集客効果を高めることができます。
高評価の口コミが集まることで、さらに入会に繋がりやすくなります。
ただし、高評価の口コミを集めるために、割引やプレゼントで口コミを集めるのはガイドライン違反かつ、法規制の対象にもなりますので、注意しましょう。
▼口コミをキャンペーンで集めるのはガイドライン違反
運用自体は無料で出来ますが、口コミを集めることや、MEO対策による検索結果の上位表示には専門知識が求められます。一人での運用に不安を感じる方や、MEO対策をしてもうまくいかない、高評価の口コミが集まらない場合は、プロに依頼するのも一つの良い選択肢です。
7.ポスティングチラシ
ポスティングチラシはジムの集客において欠かせない方法です。店舗の近くや駐車場がある場合、遠方にもポスティングを展開すると効果的です。
ポスティングのチラシは他の広告媒体に比べて低コストで実施可能です。特に予算が限られているジムにとって、効果的なマーケティング手段となり得ます。
ポスティングはインターネット環境がないユーザーに対しても、ジムを知るキッカケを作ってくれます。
ポスティングのチラシを作成する際は、キャンペーン内容を分かりやすく記載することが大切です。特に、「入会金無料」「無料体験」「会費1か月無料」「タオルレンタル無料」など無料のキャンペーンを行っている場合は、これらをチラシで最も目立つ位置に配置することにより、ユーザーの興味や関心を引きつけることができます。
チラシを見るユーザーの視点を考慮して、チラシを作成しましょう。
しかし、最近、ポスティング禁止のマンションが増えているため、SNS、MEO対策、SEOを活用したブログなど、オンラインでの集客と組み合わせることが推奨されます。
また、外部にポスティングを依頼する場合は、費用が高くなります。予算に応じて、外部でポスティングか、ジム側でポスティングをやるのか判断しましょう。
8.駅前でチラシ・ティッシュ配り
駅前は、朝の通勤時間帯や夕方の帰宅時間帯には特に人通りが多くなります。チラシやティッシュを配ることで、短時間で多くの潜在顧客に直接アプローチすることが可能です。また、チラシなどを手に取ってもらうことで、その場でジムの情報を伝えることができ、即時性の見込める宣伝効果が期待できます。
さらに、ポスティング禁止のマンションなどの顧客にもアプローチできるため、新規顧客獲得の機会を広げられます。
チラシやティッシュの配布時は、「会費無料」「無料体験」などのキャンペーン内容が一目でわかるように、チラシの向きに注意して配ることが重要です。
ただし、駅前でのチラシやティッシュ配布には、多くの場合、警察への届け出が必要になるため、事前に確認しておくことが重要です。
※費用が掛かることがあります。
9.新聞などの折り込みチラシ
新聞を読んでいる40代〜60代の層にアプローチできる集客方法です。オンライン環境に不慣れな方に対しても、折り込みチラシを通じて、スポーツジムを知るきっかけを提供できます。
折り込みチラシは年齢層が高いユーザーに訴求したい場合は、積極的に活用することをお勧めします。
ただし、若い世代の間では新聞を読む習慣が少ないため、別の集客方法を検討する方がより効果があると考えられます。
若い世代を狙う場合は、折り込みチラシよりポスティングの方が有効です。
10.駅や周辺看板広告の活用
駅や主要道路沿いの看板広告は、毎日多くの人々の目に触れるため、高い視認性を持ちます。これにより、ブランド認知度の向上が期待できます。
デジタル広告が主流の現代において、リアルな広告は新鮮さを感じさせ、異なるアプローチ方法としても使用できます。
しかし、特に人通りの多い駅前や主要道路沿いの看板広告は、高額な広告費用がかかります。小規模なスポーツジム運営をしている場合は、費用対効果を慎重に検討する必要がありそうです。
11.バスや電車などの交通広告
バスや電車は多くの人々が日々利用しており、通勤、通学、買い物などのさまざまな目的で移動する人々に対して、ジムの存在をアピールできます。
広告スペースは、掲示物だけでなく、放送などの形式もあります。
しかし、交通広告は、他の広告媒体に比べてコストが高い場合があります。
デジタル広告と比較して、交通広告の効果は正確な測定が難しく、広告によって実際にどれだけの顧客が獲得されたかを知ることが困難です。
12.比較サイトやメディア記事に紹介してもらう
比較サイトやメディア記事による紹介は、客観的な視点からの評価が信頼性を高め、顕在顧客の心理的障壁を下げることができます。
スポーツジムに興味・関心を持つユーザーが比較サイトや特定ジャンルのメディアに訪れるので、ユーザーの関心を引き、興味を持ってもらう有効な手段となります。
しかし、比較サイトやメディア記事には他のスポーツジムも掲載されることが多いため、競合との違いをしっかりとアピールし、自社の独自性を明確に伝えることが大切です。
掲載が無料のメディアもあれば、有料で掲載が必要なものもありますので、事前に情報収集を行うことが重要です。
13.定期的な入会キャンペーン
入会キャンペーンは、新規顧客の関心を引き、ジムへの入会を促す効果的な集客方法です。特に、無料や割引が提供されるキャンペーンは、ジムに興味を持ったユーザーがジムに入会する最後の後押しとなることが多いです。
ただし、キャンペーンによって顧客を獲得できる一方で、割引や無料サービスの提供は利益率を低下させる可能性があります。予算配分をしっかりと考慮して実施することが重要です。
無料キャンペーンはユーザーにとって非常に魅力がありますが、実施する際には計画的に進めましょう。
14.紹介制度の活用
既存の会員が友人や家族をジムに紹介する制度は、高い入会率とコストパフォーマンスの良さから、積極的に取り組みたい集客方法です。既存会員からの紹介は、広告や他のプロモーション手法に比べてはるかに説得力があり、紹介された方はジムに対してポジティブな印象を持ちやすいです。
紹介した既存会員と新しい会員の双方に特典を提供することで、紹介制度を活用してくれる方が増えるでしょう。
紹介入会が増えることで、友人や家族と一緒に運動する機会が増えて、退会率も減少する可能性があります。
ただ、顧客満足の低いジムでは、紹介制度が成り立ちません。口コミやアンケートをもとに顧客満足度を高め、会員が「紹介したい」と思えるジムを目指すことが大切です。
15.近隣店舗と提携
近隣店舗にチラシの設置や割引券などを設置してもらうことで、ジムの露出が広まり、近隣の多くの方々に知ってもらう機会が増えます。
例えば、若い女性をターゲットにしているスポーツジムであれば、美容室やエステなどと提携することで、ターゲットへの集客が期待できます。
ただし、自社のチラシや割引券などを設置してもらえたら、ジムの無料券を従業員に提供したり、相手方のチラシもジムに設置するなど、双方にメリットのある提案を心がけましょう。
集客方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ターゲット層に合わせたホームページの作成 | ターゲット層のニーズに応えるコンテンツの作成でCVに繋がる | ホームページのコンテンツを日々に更新し続ける必要がある |
ブログ記事の作成とSEO対策 | 検索エンジンでの信頼性と権威性の強化・長期的なトラフィック増加 | 時間と労力が必要 |
リスティング広告の運用 | 購買意欲が高いユーザーへの効果的なアプローチが可能、即効性がある。 | 短期間での効果に依存。運用には専門知識が必要 |
SNSの運用 | 無料でできる 認知度向上、直接的な情報共有 |
SNSの定期的な更新が必要 炎上リスクがある |
SNS広告 | 広大なオーディエンスへのリーチ、ターゲット設定の柔軟性 | 予算設定とターゲットの精密な調整が必要。専門知識が必要。 |
Googleビジネスプロフィールの運用・MEO対策 | ローカル検索での上位表示で来店促進、無料で出来る | 定期的な更新と最適化の知識が必要。低評価の口コミがつく |
ポスティング | 低コストでアプローチ可能。 | ポスティング禁止のマンションが増えている。チラシ作成に時間が掛かる |
駅前でチラシ・ティッシュ配り | 即時性のある宣伝 | 届け出が必要 無料で出来ない可能性あり |
新聞などの折り込みチラシ | オンライン環境に不慣れな方へアプローチ。 | 若い世代へのリーチが限られる |
駅や周辺看板広告の活用 | 高い視認性、ブランド認知度の向上 | 高額な広告費用、効果が見えにくい |
バスや電車などの交通広告 | 日常的に多くの人へのアピール | コストが高い、効果測定の難しさ |
比較サイトやメディア記事に紹介してもらう | 客観的な評価による信頼性の向上 | 競合との比較を明確にする |
定期的な入会キャンペーン | 新規顧客の関心引き、最後の後押し | 利益率の低下リスク |
紹介制度の活用 | 高い入会率、コストパフォーマンスの向上 | ジムのサービスに満足していないと紹介制度が成り立たない |
近隣店舗と提携 | チラシや割引券の設置で露出の拡大、紹介で入会者が増える | 双方にメリットのある提案が必要 |
ジムが会員の継続率を上げるためにやること
新規会員の獲得はジム運営にとって必要不可欠ですが、長期的な成功を収めるためには、ジムの既存会員の継続率をいかに高めるかが同様に重要です。
会員がジムを継続して利用することで、安定した収益基盤が築かれ、口コミを通じた集客の機会も自然に増加します。
ここで、会員の継続率を上げるための施策を3つ紹介します。
来館数が少ないユーザーに対して施策を実施
来館数が少ないユーザーに対してスポーツジムがどのように価値を提供できるかを示し、彼らのジム利用を促進するための施策を考えましょう。
- 個別にフォローメールや電話
- 来館スタンプラリー
- イベントの開催
重要なのは、会員一人ひとりに寄り添い、会員がジムでの時間を楽しみ、自身の目標達成に向けてモチベーションを保てるような施策を実施することです。
口コミや退会アンケートを元に会員の満足度を上げていく
会員の継続率を上げるためには、会員の満足度を継続的に向上させることが大切です。Googleビジネスプロフィールに寄せられた口コミ、会員の直接のお声、退会アンケートなどのフィードバックを活用してサービス改善を行うことで、満足度を高めることができます。さらに、満足度が上がることで、紹介入会も増えやすいです。
紹介入会が増えることで、広告予算を大きくかけずに、入会者を増やせます。
Googleビジネスプロフィールの口コミに返信
Googleビジネスプロフィールの口コミは会員やスポーツジムへの入会を検討しているユーザーにも情報が公開されます。口コミにしっかり返信していることで、ジムが会員の声に耳を傾け、フィードバックを受け入れていることが外部に示され、信頼性と透明性が向上する効果があります。
ユーザーはスポーツジムを比較する際に、口コミの情報を見る傾向があります。
そのため、口コミの返信は、会員の満足度を上げるだけではなく、新規会員の集客にもつながるのです。
ネガティブな口コミに対しても、謝罪と今後の改善について返信することで、ジムが透明性を持って運営されていることが外部に伝わります。
問題点に対して迅速かつ適切に対応するジム側の姿勢は、既存会員だけでなく潜在顧客に対しても信頼感を与え、スポーツジムへの入会を検討する重要な要素になるでしょう。
最近は口コミの情報を見て、ジムの比較をしている傾向があるので、口コミの返信は必ず行いましょう。
口コミの返信文に何を書けばわからない方は下記の記事が参考になります!
Googleビジネスプロフィールの運営とMEO対策ならフリースクエア
Googleビジネスプロフィールの運用はジムの集客において重要な要素です。しかし、運用の時間がない、MEO対策をしてもなかなか成果が出ない、高評価の口コミが集まらないというスポーツジムも少なくないでしょう。
運用に不安を感じる方や、MEO対策を行っても結果が出ない場合は、フリースクエアにお任せください!
- 上位表示率は90.5%
- 業界トップクラスの12,200店舗以上の実績
- 初期費用無料、月額19,800円のリーズナブルな価格
実績豊富な専門家が、ジム集客のサポートを行います!
無料相談はこちら
新規の集客だけではなく継続率が高いジム運営をしよう
競争が激化するフィットネス業界において、スポーツジムが持続的な成長を遂げるためには、新規会員の獲得は欠かせません。
本記事では、ジムで新規会員の入会者を増やすための集客方法と、会員の継続率を上げるための施策について詳しく解説しました。
スポーツジムの集客方法を考える前に、ジムの強みとターゲット層を明確にし、商圏エリアと競合の分析を行うことで、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。
ジムの集客には様々な方法がある中、限られた予算で効果的な施策を実施するためには、まず自社と競合を知ることが最も重要です。
その上で、オンライン上のSNSやSEOなどの対策をするのか、オフラインのポスティングや新聞の折り込みチラシの施策をするのか決めることで、効果を最大化できるでしょう。
SEOやSNSだけではなく、オフライン施策のチラシも効果的なので、バランス良く行うのが大事です。
さらに、ジムの運営は新規会員の集客だけではなく、既存階位の継続率を上げることも大切です。
来館数が少ないユーザーに対する施策の実施、口コミや退会アンケートを元にしたサービス改善、口コミへの返信など、会員の満足度を高めるための取り組みが、継続率の向上に繋がります。
また、会員の満足度が上がることで、紹介入会も自然と増えてくるでしょう。
ジムが提供できる価値を最大化し、会員が魅力に感じてもらえる環境を作ることで、新規の入会だけではなく、継続率が高いジム運営を実現できるでしょう。
WRITER
ライターM
ライターMの記事一覧WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。
スポーツジムの集客を徹底解説!会員を伸ばす効果的な方法15選
この記事が気に入ったら
いいね!しよう