- 2022.3.4
- MEO
MEOとSEOの違いとは?初心者の疑問を比較で解説!
MEO(ローカルSEO)とSEOの違いについて詳しく解説をします「MEO(ローカルSEO)やGoogleマイビジネスという言葉を最近よく耳にするけど、SEOと何が違うの?」「MEO対策とSEO対策はどう違うの?」「ローカルSEOってことは結局SEOでしょ?」といった内容の質問をいただくことが増えてきました。Webマーケティング初心者の方からはもちろんですが、最近ではある程度SEOの知識のある方からもこのような質問をいただくことがあります。
今回はこの質問にお答えするために、MEO(ローカルSEO)とSEOは具体的に何が違うのかということについて、それぞれの対策方法やメリット・デメリットを踏まえながら解説していきたいと思います。
こちらの記事を読んで、MEOとSEOそれぞれの特徴をよく理解した上で、今現在どちらの対策が有効で必要とされる対策であるのかをしっかりと把握しましょう。
目次
MEOとSEOとは?
MEOとは
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称で「マップエンジン最適化」のことを指します。別名ローカルSEOとも呼ばれています。
具体的には、「渋谷+カフェ」といった「エリア+業態」などの検索ワードでGoogle検索をした際に検索結果に表示されるマップ枠に、対象の店舗情報を表示させるために行う対策のことです。
検索結果に表示されるマップ枠には、3店舗のみ情報が表示される仕様となっていて(ただしホテルの業種などは4店舗が表示)、この3枠内への表示が成功した場合には競合よりも必然的に露出が増えますので、ブランディングの効果を発揮するだけでなく、シェアを刈り取っていくことができます。
検索結果に表示されるマップ枠には、3店舗のみ情報が表示される仕様となっています(ただしホテルの業種などは4店舗が表示)。
マップ枠は基本的に検索結果の上部に表示されることが多く、検索結果1位のサイトよりも多くのユーザーの目に留まります。
そのため、この3枠内への表示が成功した場合には競合よりも必然的に露出が増えますので、ブランディングの効果を発揮するだけでなく、シェアを刈り取っていくことができます。なぜなら「エリア+業態」でGoogle検索を行うユーザーは、実際にそのエリアに居て(もしくはエリアに行く確かな予定があり)、目的(業態)と組み合わせて検索している状況でとなるので、最も高い見込み客となるからです。
マップ枠の上位3枠に表示される事でコンバージョンに影響すると考えられており、近年様々な業態の店舗オーナー様から注目されていると言う訳なのです。
SEOとは
SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略称で「検索エンジン最適化」のことを指します。こちらは検索結果の上位に、対象のサイトを表示させるために行っていく対策のことを指します。
ユーザーは、ある一定の目的を持ってキーワードを入力し、検索を行います。その検索結果にはユーザーが求める適切な情報を持つサイトが上位に表示されます。
Googleの検索結果1位のクリック率は、14%ほどともいわれており、検索をした多くのユーザー見てもらえる可能性が高くなります。そのため検索結果1位を取ることが出来たサイトは他のサイトと比べて成約率が高まります。
逆に、せっかくサイトにユーザーが求める有益な情報が掲載されていても、検索結果100位近くの掲載であったり、表示されていなかったりしたら、ユーザーにサイトを見つけてもらうことは難しいですよね。そうならないために行うべき施策がSEO対策なのです。
MEO対策・SEO対策の違い
まずMEO対策とSEO対策では対策をする対象が異なります。
MEO対策は自身の店舗のビジネス情報が登録されているGoogleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)に対して施策を行います。
成果としてGoogleのマップ枠やGoogleマップの検索結果に上位表示されます。
SEO対策は自身の運営しているホームページやブログなどに対して施策を行います。MEO対策と比べると自由度が高い反面難易度も上がります。
成果としてGoogleなどの検索結果(オーガニック検索)の上位に表示されます。
では具体的に対策の内容はどの様な違いがあるのでしょうか。
MEO対策について
MEO対策は特定のエリアにおけるGoogle検索結果やGoogleマップにビジネス情報を上位表示させる事を目的とした対策です。
そのためMEO対策では地域性があり最新かつ正確な情報をGoogleマイビジネス上で豊富に提供し続けることでGoogle側に有益な情報だと認知され、上位化に繋がります。
そのため、施策内容はマイビジネス内の情報の最適化、NAP情報の統一などの内部施策がメインとなります。一部外部施策としてサイテーションを獲得する方法もありますが、なるべく短期間で成果を出したい方はまずは内部施策に注力すると良いでしょう。
もっと詳しい内容が知りたい方は、以下のページでMEO対策について紹介していますので、併せてご覧ください。
MEO対策とは?具体的なやり方と上位表示の仕組み
SEO対策について
SEO対策は特定の検索ワードの検索結果において自社サイトの上位表示を目的としており、その対象はキーワードを検索したすべてのユーザーとなります。
対策の対象は、MEO対策のGoogleマイビジネスの様に検索媒体から用意された物に対して行うのではなく、自社WEBサイトやブログなどに対して対策を行います。
内部施策や外部施策、両方の施策を実施しなければなりません。また、それぞれの施策内容は非常に専門的で素人が行うには少々難しい内容となります。
近年SEOで成果を上げるためには「コンテンツ」「アクセス」「トラフィック」の3大要素の評価をWEBサイト全体で向上しなければなりません。
Googleのガイドラインに則り、サイトの持つ本来のポテンシャルを発揮させる内部施策を行った上で、「コンテンツ」「アクセス」「トラフィック」の3大要素を向上させる施策を行う事で集客の成果が得られるようになります。
MEO対策・SEO対策のメリット
MEO対策のメリット
無料で簡単に始めることができる!
MEO対策を始めるうえで最低限やらなければならないことは、Googleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)へビジネス情報を登録することだけです。
Googleマイビジネスへの登録に必要なものはGoogleのアカウントのみで無料で登録ができるため初期費用がかかりません。また基本的にはマイビジネス内にビジネス情報を入力していくだけでも対策は始められるので、SEO対策のようにサイトを用意し、専門的な知識を使用して内部対策をしていくといったことがないので、初めての方でも取り入れやすい対策です。
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ただし上位化を目指して対策を進めていくとなると、外部施策や専門的な知識が必要となってくるのでMEO対策会社へ相談する必要がでてきます。しかし費用面でSEO対策と比較してみても圧倒的にMEO対策の方が安価で対策を依頼することができます。
目立つ位置に表示させることができる!
MEO対策の最大のメリットは、オーガニック検索よりも上部に、独立したマップ枠として表示され、通常の検索結果よりも目立つ形で表示されます。
※最近では検索結果の中心あたりなど上部以外にも表示されるマップ枠も確認されています。しかし、表示される業種やタイミングなどが不規則であることから試験的に行われているものと予想しています。枠に表示される数に関しても一時期4~6枠での表示が確認されたこともありましたが、基本的には上部に独立した形3枠で表示されます。
そのため、MEO対策が成功して3枠内に表示がされれば、クリック率はかなり高まっていきます。また、スマートフォンでの検索との親和性も高く、ビジネス情報から店舗への電話や経路検索等の行動を促しやすい仕様になっているので、コンバージョンにも繋がっていきます。
対象のキーワードにてリスティング広告が出稿されている場合には、マップ枠よりも上部に表示がされますが、リスティング広告は年々入札単価が高騰していること、さらにユーザーの広告離れによるクリック率の低下を考えれば、MEO対策の方が断然、費用対効果が高いと言えるでしょう。
短期間で効果を実感できる!
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MEO対策はきちんと施策を行っていけば、早くて1~2週間程度で上位化することが多いです。また、Googleマイビジネスはスマートフォンとの親和性も非常に高く、そのためMEO対策で上位化した後、実際にユーザーからGoogleマイビジネス経由での電話問い合わせやGoogleマップを使用したルート検索による来店に繋がる機会が増加することが多く、実際に集客の面でMEO対策の効果を実感することが出来ます。
長期間の施策が必要となるSEO対策に比べかなり短期間で効果を実感でるようになりますので、MEO対策の長所といえるでしょう。
SEO対策のメリット
クリックされやすい
上でも述べましたが、検索結果で上位表示した場合、ユーザーにサイトを見てもらえる確率が高いです。さらに検索結果の上位にあることでページに対する信頼度も高まり、ユーザーからの成約率が高まってきます。
seoClarityが発表したデータによると、2021年現在の検索順位別のクリック率は下記の通りとなっています。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
ユーザーの広告離れにより、リスティング広告は年々クリック率が非常に低迷してきています。多くのユーザーはオーガニック検索結果上から情報を得ようとしているのです。
そのオーガニック検索結果の順位1位と2位でも2倍程度、さらに1位と10位では同じ1ページ目であるにも関わらず、10倍以上もクリック率に差が出ていることがわかります。表示順位によってそれほどにサイトへの流入数が変わってくるため、SEO対策で上位に表示させるメリットは計り知れません。
対策をせずに2ページ以降にサイトが表示されている場合はユーザーからタイトルすら見てもらえない可能性もあるのです。
※Googleマップに対しても同様にリスティング広告を設置することは可能ですが、Googleマップで検索した画面での表示のみとなり、マップ枠には表示されないため通常のリスティング広告と同様に大きな効果は得られない状況となります。
MEO対策・SEO対策のデメリット
MEO対策のデメリット
一定の拠点に実店舗を持つ業態のみ
目立つ位置に表示ができ、ユーザーの行動に直結させることのできるMEO対策ですが、基本的には実店舗を持つ業態のみが施策の対象となっています。実店舗を持たない業態等では、Googleマイビジネスに登録をすることができないため、MEO対策を実施することができません。
例えば実店舗を持たないECサイト等においてはMEO対策の適用範囲外となっています。
※しかし、Googleの公式ページには近年増加している在宅ビジネスや派遣型ビジネスといった非店舗型のビジネスを運営している方もビジネス情報と住所があればGoogleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)への登録が可能であるとの表示が確認されています。そのため、現在では非店舗型ビジネスの方でもMEO対策が可能な場合があります。今後さらに実店舗を持たない業態対してもMEO対策が適用となる可能性もあります。
それだけでなく、GoogleマイビジネスとGoogleマップは常にアップデートを繰り返しています。
年々ユーザーとビジネス情報提供を行う企業の双方にとってMEO対策のデメリットは解消されつつあるので、今すぐMEO対策を始めない手はありません。
業種によっては上位化が難しいことがある
MEO対策ではマップ枠での上位化を目指すものです。上でも述べたようにマップ枠に表示されるビジネス情報は基本的に上位3枠のみとなります。そのため、特定の業種で競合が激しいエリアの場合、なかなか上位化がされないことがあります。根気よく対策をすることで上位化する場合もありますが、ほとんどの場合上位化できずに順位が上げ止まりしてしまうことが殆どです。
その理由は様々な要因によって起こりますが、例えばランドマークから店舗までの距離や開業からの年数など、どうすることもできない事が要因になる場合もあります。
そのため、すでに競合がひしめき合っているエリアで新規事業を開始しMEO対策で集客をしようと考えてもなかなか効果が出ないことがあります。
このような場合は専門的な施策が必要となりますので早急にMEO対策会社への相談をお勧めします。
SEO対策のデメリット
長期にわたる施策が必要
まず一般的に言われるのが、SEO対策においては長期に渡る施策が必須であるということ。SEO対策自体、ホームページの構築や記事の更新など様々なアプローチを長く続けていくことが必要になるので、1日2日の作業ですぐに効果を得られるものではありません。SEO対策の効果を実感できない期間が長く続くため、その点は留意しておく必要があります。
人気のキーワードは競合が多く対策が難しい
MEO対策でも似た内容のデメリットがありましたが、SEO対策でも同じようにビッグキーワードと呼ばれる人気のキーワードは競合が多く、さらに競合がSEO対策専門の会社に依頼をして施策を行っていることが多いため、SEO対策の専門家と戦うこととなり非常に難易度が上がります。
SEO対策におけるキーワードの難易度の見分け方は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンにおいてそのキーワードの検索ボリュームから知ることができます。ちなみに月間で1万回以上の検索ボリュームとなっているものがビッグキーワードと呼ばれます。
ペナルティのリスクがある
施策方法によってはペナルティのリスクも伴います。一時的に流行した手法ですが、リンクを買って自社のサイトに被リンクを張っていく等のブラックハットSEOについては、現在Googleはかなり厳しく対応を行っています。一度ペナルティを受けると順位を戻すためにもかなりの作業工数と時間が必要です。
MEO対策とSEO対策を費用の違いは?
メリットとデメリットで述べたように上位化を実現している多くの企業は対策専門会社に依頼をしていることが多いです。
では専門の会社に施策を依頼した場合、費用にどのような違いがあるのかと言いますと、まず圧倒的にSEO対策の方が高額となってきます。理由としては、SEO対策の方では施策内容が多岐にわたることに加えて、コンテンツの作成などの外部対策やホームページの修正などの内部施策といった高額な費用がかかってしまう施策がメインにあるからです。
対してMEO対策では基本的に施策対象はGoogleマイビジネスがメインとなるため比較的安価で済むことが多いのです。
実際の費用としては以下のような場合が多いです。
MEO対策:平均して3~5万円
SEO対策:平均して50万円以上
まとめ
以上がMEO対策とSEO対策の違いについての解説でした。メリット・デメリットをはじめとしたそれぞれの違いはご理解いただけましたでしょうか。ビジネスの業態、サービスの種類、集客の目的などの観点からMEO対策が必要なのかSEO対策が必要なのか検討してみる事をお勧めします。
MEO対策は可能な業態は限定されてしまいますが、メリットが多く初期費用をかけずにすぐに始められるのでMEO対策は今すぐに行うべきでしょう。
弊社では、数多くのMEO対策の実績がございます。MEO対策をお考えでしたらお問い合わせフォームより全国対応でお問合わせを受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
WRITER
ライターM
ライターMの記事一覧WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。
MEOとSEOの違いとは?初心者の疑問を比較で解説!
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