• 2026.1.9
  • MEO

海外MEO動向|AI時代のGBP情報の重要性

海外MEO動向|AI時代のGBP情報の重要性
「Googleマイビジネス」の名称は「Googleビジネスプロフィール」に変更になっています。※記事では認知度の関係から「Googleマイビジネス」の表現を残しているものがあります。

こちらでは、いち早くローカルSEO(MEO)やSEOの情報を把握し、対策を考えていきたい方のために、Googleの本土、米国をはじめとした海外における情報を、日本ではまだ未実装の発表も含めて、ピックアップし、わかりやすく発信しています。

今回は、Googleの英語圏において実装された新機能や米国で観測されたテスト施策情報を通じて見られるGoogleビジネスプロフィール(GBP)の動向を中心に、MEOとAIの進化とその影響について発表されている情報にも触れながら整理してまいります。

MEOを取り巻くAI動向

AIによる検索の介入により、2025年10月28日にまとめられた記事には以下のように変化がもたらされたと述べられています。

  • ”88% of informational queries now trigger an AI Overview”

    (情報検索の88%がAIによる概要を表示するようになりました。)

  • “40%+ of local business queries are beginning to do the same”

    (実店舗ビジネス検索の40%以上でも同様の傾向が見られ始めています。)

  • “69% of all searches end without a single click”

    (全検索の69%がクリックなしで終了しています。)

記事元: ブラッド・ウェザード氏 (brightlocal)

上記からわかるように、明確にAIの検索介入の前後で大きな変化が起きていることがいえます。そして実店舗に関して、最も影響力が高いと言われているのはGBPであると述べられています。

“when it comes to local queries, the most critical piece of your online presence is now your Google Business Profile (GBP).”

(実店舗検索の存在感において最も重要な要素は、今やGBPです。)

記事元: 同上

現在、AIモード(AI Mode)の検索では、回答の一部でGBPが開かれ参照されています。
また、AIによる概要(AI Overview)では以下の画像のようにGBPの内容から回答が生成されていることが見られています。

AIの進化によりGBPのプレゼンスはますます向上しているといえます。

ではAI時代におけるMEO対策としての動向はどのようなものがあげられるでしょうか?本国のGBPは新機能の導入と更新速度が加速しております。次項では本国で発表されている情報を紹介いたします。

Google投稿スケジュール機能のテスト報告

一部のユーザーから、GoogleはGBP内で投稿を予約するスケジュール機能をテストしていると報告が上がりました。

“Google seems to be testing the ability to schedule your Google Posts within Google Business Profiles.”

(Googleは、GBP内で投稿をスケジュールする機能をテストしているようです。)

記事元: バリー・スチュワート氏 (Search Engine Roundtable)

投稿のメニューの中に新しいオプション「Schedule this post (この投稿をスケジュールする)」が追加され、投稿したい時間を設定できる仕組みが試験されていると報告しています。※2025年11月7日、国内実装確認済み

これにより、ユーザーとの接点を最適化・高頻度化し、より一層投稿を活用することが可能になります

これに加えて、米国をはじめとした英語圏の国では、すでに飲食業種向けの機能拡大も進んでいます。

新機能「What’s happening」の拡大

米国をはじめ英語圏の国では、今年2025年5月からGBPに実装されている「What’s happening」機能。(日本では未実装で、イベント投稿がその役割の一部をになっています。)

こちらは、以下のように実施中のイベントを一時的にプロフィール上部に優先して表示することができます

こちらの画像ではその日のハッピーアワーについてプロフィール上部に掲載されているのがわかります。GBPにおいてもSNSで発信しているような鮮度の高い情報を告知できる機能と言えます。
また、機能に合わせて、投稿方法もアップグレードされています。英語圏の国では、今年2025年5月までは、GBP上で手動で投稿した、イベント投稿の内容を表示するものでした。しかし、それ以降、レストラン・バー限定ではありますが、SNS投稿も連携できるようになりました。つまり、インスタグラムで投稿をした際に、それをGBP上でも投稿でき、さらに上記のように「Whats’s happening」機能としても使用できます。
さらに今回拡大として、10月末にGoogle公式のリサ・ランズマン氏から以下の発表がされました。

“Google has expanded access to the Google Business Profiles’ what’s happening feature to multi-location restaurants and bars in the United States, the United Kingdom, Canada, Australia, and New Zealand.”

(Googleは、GBPの「What’s happening」機能のアクセスを、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの複数の場所にあるレストランとバーに拡大しました。)

記事元: リサ・ランズマン氏 (Google)

これまでの機能がさらに単一店舗ベースの投稿ではなく、複数店舗まとめて管理できるようになりました。これにより情報の更新がますます加速することが考えられています。

日本の現在の機能を整理しておくと、まだ英語圏の国に比べると実装機能はほとんどない状態で、イベント投稿に限らず、更新・特典・イベント投稿のいずれもGBPからの手動投稿のみ、SNSとの連携もなく、もちろん複数店舗の投稿は行えません。
ですが、Google側が英語圏の国で機能拡張を行っていることから、力を入れていることは明らかで、今後広がっていく可能性は高いでしょう。
(以下に英語圏と日本の機能の比較表を掲載しております。)

ここまでは、スケジュール機能や「Whats’s happening」機能などについて述べましたが、なぜここまで情報を管理・投稿しやすくしているのでしょうか?そこにはAIの検索介入とのかかわりが考えられます。次項にプロフィールの更新性と充実度が影響するGBPについての報告を示します。

GBP情報の充実と更新の重要性

こちらでは、Google所属のオマール氏が2025年9月25日に発表した動画および、その内容を解説した記事をもとに、AI時代におけるGBPの重要性を整理します。

”Omar described GBP as the “point of truth” across Maps and Search, and now, increasingly, across AI-driven results.”

(オマールはGBPをマップと検索による「真実の拠点」と表現し、現在ではAI駆動の結果においてもその重要性が増していると述べた。)

記事元: マイク・ホークス氏 (brightlocal)

一時期、AIによる概要(AI Overview)によりクリック数が減少し、MEOの価値が下がるのではないかと懸念されていました。しかし、実際には逆で、実店舗ビジネスでは、AIが参照する情報源としてGBPが中心的な位置を占めるようになったため、GBP管理の重要性はむしろ高まっているといえます。

さらに、情報の鮮度と更新頻度に関して、以下のような推奨が示されています。

“We’re advising businesses to treat Google Posts as part of their social strategy — updating at least once a week improves visibility.”

(ビジネスに対して、Google投稿をソーシャル戦略の一部として扱うようにアドバイスしています – 週に少なくとも1回更新することで視認性が向上します。)

記事元: 同上

ここで示されているのは、GBPが従来の「基本情報を掲載する場」ではなく、SNSのように“継続的に新しい情報を供給する場”として扱われるべき段階に入ったということです。

加えて、MEO対策で推奨されるそのほかの重要な運用要素として、記事の中では以下が挙げられています。

  • メッセージ・チャット機能(SMSなどの直接連携)
  • ソーシャル連携(Instagram / YouTube / X )
  • Google投稿の継続的運用(更新頻度の可視性反映)
  • 構造化されたメニュー・注文導線の整備(とくに飲食業で顕著)

これらはすべて、ユーザーが情報にアクセスする際の摩擦を減らし、必要な情報に最短で到達できる状態をつくるためのものです。そして同時に、AIが参照しやすい情報構造を整えることにもつながり得ます。

情報を“正しく・細かく・新しく”保ち続けることが、これからのGBP運用の鍵になります。ユーザーが迷わず知りたいことに辿り着ける状態を整える一方で、事業者側には日々の更新の仕組みづくりが必要です。AI時代において、MEOは「更新し続ける力」が問われるフェーズに入ってきています。

まとめ

今回は、米国や英語圏の国の、AIによる検索動向の変化や、Googleの新しい動き、そしてGBPの重要性について解説してきました。

日本ではまだ大きな変動が表面化していない段階ですが、今後は同様にAIによる検索体験の変化が進むことが予想されます。GBPにおける情報設置や更新管理を、公式の新機能やツールを通じて行う流れも、遠くない未来に本格化していくと考えられます。
ただし、AIによる検索介入はまだ始まって間もなく、運用指針は今も変化の途中にあります。

オマール氏も動画内で次のように述べています。

“AI Mode has only just launched in over 180 markets. Tracking and analytics will evolve, but right now it’s still very new.”

(AIモードは180以上の市場で導入されたばかりです。追跡と分析機能は進化が見込まれますが、現時点ではまだ非常に新しい技術です。)

つまり、現状は「変化を見ながら対応する初期フェーズ」であり、 今後も仕様変更・新機能追加・評価基準の調整が続いていくと考えられます。

当メディアでは、引き続き海外動向を中心に、AI時代に適応するためのMEO・GBP運用の情報や対応策をお届けしていきます。引き続きご注目ください。

WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

海外MEO動向|AI時代のGBP情報の重要性

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