• 2026.10.5
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Ask Maps(アスクマップ)とは?Googleマップの新AI機能と使い方を解説

Ask Maps(アスクマップ)とは?Googleマップの新AI機能と使い方を解説

Ask Maps(アスクマップ)は、GoogleのAI「Gemini」を搭載した会話型の検索機能です。これまでのように「新宿 カフェ」とキーワードを打ち込むのではなく、友人に相談するように自然な言葉で質問するだけで、条件に合う場所をAIが提案してくれます。

2026年3月に米国・インドで先行提供が始まり、8月6日(現地時間)には日本を含む150以上の国と地域へ拡大。Google Japanは翌8月7日、日本での提供開始を発表しました。公式ブログによると、本機能は数週間かけて順次提供されます。

そしてこの変化は、ただ便利になるだけの話ではありません。ユーザーの「探し方」が変わるということは、店舗の「見つけられ方」も変わるということです。AIから提案される店と、されない店の差は、これから少しずつ開いていくと考えられます。

Ask Maps(アスクマップ)とは何か、できること、使い方、実際に使ってみた検証結果、そして店舗がAIに提案されるために今から備えておくべきことまで、まとめて解説します。

Ask Maps(アスクマップ)とは?Googleマップに搭載された会話型AI

出典:Google公式ブログ「How we’re reimagining Maps with Gemini」

Ask Maps(アスクマップ)は、Googleマップに搭載された会話型のAI機能です。行きたい場所の条件を、人に相談するように自然な言葉で質問すると、AIが最適な候補を提案してくれます。

Googleが2026年3月12日に公開した公式ブログ「How we’re reimagining Maps with Gemini」では、世界で最も新しい地図とGeminiを組み合わせ、場所探しを一つの会話に変えるものだと説明されています。

これまで複数のサイトや口コミを確認する必要があった情報も、Ask MapsがGoogleマップ上の店舗情報や口コミをもとに整理し、ユーザーに合わせて提案してくれるのが特徴です。

また、Google Japanが2026年8月7日に公開した公式ブログ「Google マップの新機能「マップに相談」を日本で提供開始」によると、Ask Mapsは3億以上の場所に関する情報と、5億人以上の投稿者コミュニティからのクチコミを分析して提案を生成するとされています。

そのため、ただの検索機能ではなく「AIに相談しながら最適な場所を探す体験」へとGoogleマップを進化させる機能と言えるでしょう。

Gemini搭載で「会話」しながら場所を探せる機能

出典:Google公式ブログ「How we’re reimagining Maps with Gemini」

Ask Mapsを動かしているのは、Googleの生成AI「Gemini」です。Googleマップアプリ内の「マップに相談」ボタンをタップし、質問を入力すると、Ask Mapsが会話形式で受け答えしながら、条件に合う場所を提案し、あわせて地図上に表示してくれます。

Google Japanが日本での提供開始にあわせて紹介している例が分かりやすいでしょう。

例えば、

  • 「スマートフォンの充電が切れそう。長い列に並ばずにコーヒーが買えて、充電ができる場所を教えて」
  • 「今夜使える照明付きの公営テニスコートを探して」

といった、従来のキーワード検索では探しにくかった複雑な質問にも対応できます。

回答の土台になっているのは、Googleマップが保有する膨大な位置情報や口コミデータです。

これまでのGoogleマップが「場所を検索するツール」だったとすれば、Ask Mapsは「AIに相談しながら最適な場所を探すツール」へと進化した機能と言えるでしょう。

従来のキーワード検索との違い

これまでのGoogleマップでの場所探しは、「新宿 カフェ 電源」のようにキーワードを組み合わせて検索し、表示された候補を一つずつ開いて、口コミを読みながら自分で比較するという流れが一般的でした。条件が増えるほど、検索ワードを工夫したり、何度も調べ直したりする手間がかかります。

一方Ask Mapsでは、「ノートパソコンで作業できて、長居しても気まずくない静かなカフェ」のように、複数の条件を一つの文章で伝えるだけで済みます。

AIが質問の意図をくみ取り、口コミやプロフィール情報などを横断して、条件に合う場所を提案してくれます。

つまり、キーワードを「入力して探す」検索から、AIに「相談して決める」体験へ。これがAsk Mapsがもたらす、最も大きな変化です。

比較項目 従来のGoogleマップ検索 Ask Maps(マップに相談)
探し方 キーワードを入力(例:「カフェ 新宿 電源」) 自然な文章で相談(例:「電源が使えて静かなカフェ」)
複数の条件 検索ワードを工夫し、何度も検索し直す 一度の質問でまとめて伝えられる
結果の見え方 候補の一覧が表示される 会話形式の提案+条件に合う地図
口コミの扱い 自分で一件ずつ読んで比較する AIが口コミや店舗のプロフィールをもとに回答を生成する
絞り込み 検索ワードを変えて再検索 会話で追加質問(例:「もっと駅に近い場所は?」)
向いている場面 行き先・店名が決まっているとき 「なんとなくこういう所」を相談したいとき
ひとことで言うと 情報を探して比較する検索ツール 条件に合う候補を提案してくれる相談型ツール

ChatGPTなどの生成AIとの違い

「AIに話しかけて答えをもらう」という点では、Ask MapsはChatGPTのような生成AIと似ています。ただ、両者には得意分野に大きな違いがあります。

ChatGPTなどの汎用的な生成AIは、主にインターネット上の膨大な文章を学習し、文章作成や調べ物まで幅広く答えられるのが強みです。一方Ask Mapsは、Googleマップが持つ場所のデータ(店舗情報・口コミ・営業時間・位置情報など)にもとづいて回答します。そのため、「今いる場所の近くで」「実際に営業している店を」といった、地図と現実世界に結びついた提案ができるのが特徴です。

さらに日本での提供開始にあわせて、パーソナル インテリジェンスという機能も追加されました。Gmailと連携させると、フライトのスケジュールやディナーの予約情報を自動的に考慮した提案が受けられます(連携はデフォルトでオフで、利用するかどうかはユーザー自身が選べます)。

言いかえると、Ask Mapsは何でも答える万能AIではなく、「場所探しに特化したAI」です。旅行やお出かけ、お店選びといった地図に関わる相談では、汎用の生成AIより実用的な答えを返してくれる場面が多いでしょう。

ざっくり分けると、下記のように使い分けられます。

  • 調べ物・文章作成・アイデア出し → ChatGPTなどの汎用生成AI
  • 場所探し・お店選び・旅行やお出かけの相談 → Ask Maps

Ask Mapsでできること(主な機能)

Ask Mapsは、単に場所を探すだけの機能ではありません。これまで地図では答えられなかった複雑な質問に会話で答えてくれるのはもちろん、大量の口コミをAIが要約してくれたり、旅行の旅程づくりまで手伝ってくれたりと、「探す→比べる→決める」の流れをまとめてサポートしてくれます。

さらに日本での提供開始にあわせて、Gmailと連携したパーソナライズや、リアルタイムの交通情報にも対応しました。

まずは、Ask Mapsでできる主な機能を一覧で確認しておきましょう。

機能 できること
① 自然な言葉での場所探し 複数の条件を文章で伝えるだけで、AIが候補を提案
② 口コミのAI要約 大量のレビューの要点(良い点・注意点)を整理して提示
③ パーソナライズ提案 過去のマップ利用や好みをもとに、あなたに合った提案
④ ルート・旅程の作成 立ち寄り先やおすすめスポットを含む旅程をまとめて作成
⑤ Gmail連携(パーソナル インテリジェンス) フライトや予約情報を考慮した提案(初期設定はオフ)
⑥ 過去の会話の記憶・再開 前回の相談の続きから計画を進められる
⑦ リアルタイム交通情報 渋滞・事故・公共交通の遅延・店舗の混雑状況を確認

自然な言葉での場所検索

Ask Mapsの最も基本的な機能が、日常の言葉でそのまま場所を探せることです。キーワードを単語で区切る必要はなく、頭に浮かんだ希望を文章のまま伝えるだけで、AIが意図をくみ取って候補を提案してくれます。

日常の相談に置き換えると、たとえばこんな質問ができます。

  • 「ノートパソコンで作業できて、長居しても気まずくない静かなカフェ」
  • 「子ども連れでも入りやすく、駐車場があるランチのお店」
  • 「雨でも濡れずに行ける、駅近のラーメン店」

このように、複数の条件が組み合わさった、これまで地図では答えられなかった質問にも対応できるのが特徴です。

仕組みとしては、Ask Mapsが質問の意図を解釈し、店舗情報や口コミなどのデータを横断して分析します。そのうえで条件に合う場所を会話形式で提案し、あわせて選択肢を見比べやすい地図を表示してくれます。

身近なシーンに置き換えると、こんな相談ができるイメージです。

  • 「ノートパソコンで作業できて、長居しても気まずくない静かなカフェ」
  • 「子ども連れでも入りやすく、駐車場があるランチのお店」
  • 「雨でも濡れずに行ける、駅近のラーメン店」

複数の条件を伝えたいときも、一つひとつの店を自分で開いて確認していた作業を、ひとつの質問にまとめられます。行き先がはっきり決まっている人だけでなく、「なんとなくこういう所に行きたい」という曖昧な段階の人にも応えてくれる。これがAsk Mapsの場所探しの大きな魅力です。

大量の口コミをAIが要約(良い点・注意点を整理)

気になるお店を見つけても、本当に良いお店か確かめるために、何十件もの口コミをスクロールして読んだ経験はないでしょうか。

Ask Mapsは、こうした膨大な口コミをAIが読み取り、要点を整理して教えてくれます。

同ブログでも、その場所の良いところをAIが要約した口コミから手早く把握できるので、特に時間がないときに便利だと紹介されています。

要約では、評価の高いポイントだけでなく、利用前に知っておきたい注意点もあわせて整理されます。

  • 良い点:「料理の味とコストパフォーマンスに高評価が多い」
  • 注意点:「休日のランチタイムは待ち時間が長いという声もある」

のように、良い面と気になる面の両方が一目でわかる形で示されます。口コミをすべて読まなくても、お店の全体像をつかんだうえで判断できるのが利点です。

評価の平均点だけでは見えにくい「実際に利用した人の声のニュアンス」まで踏まえて選べるのが、この機能の価値といえます。

好みに合わせたパーソナライズ提案

Ask Mapsのもう一つの特徴が、同じ質問でも人によって最適化された答えが返ってくることです。Googleは公式に、Ask Mapsはあなたに合わせて提案内容をパーソナライズすると説明しています。

その土台になるのが、これまでのGoogleマップでの行動です。過去に検索・保存した場所などの情報をもとに、あなたの好みに近い候補が優先的に提案されます。

たとえば、普段からベジタリアン向けのお店をよく調べている人なら、「近くでランチできるところは?」と尋ねるだけで、明示的に指定しなくても植物性メニューのある店が提案されやすくなります。和食好き・カフェ好きといった傾向も同じで、いわば自分の好みを知っている人に相談するような感覚に近づきます。

これまでのGoogleマップが「検索条件に合う場所を表示するツール」だったのに対し、Ask Mapsは「ユーザーの好みや行動を理解したうえで提案してくれるツール」へと進化していると言えるでしょう。

ルート・旅程の自動作成

Ask Mapsは、おすすめの場所を提案するだけでなく、複数のスポットを組み合わせたルートや旅程の作成もサポートしてくれます。

従来のGoogleマップでも経路検索は可能でしたが、基本的には出発地から目的地までの移動ルートを表示する機能でした。そのため、旅行やお出かけの計画を立てる際には、立ち寄り先を自分で調べ、順番や移動時間を考えながらスケジュールを組む必要がありました。

一方、Ask Mapsでは旅行の目的や行きたい場所を伝えるだけで、AIが候補となるスポットを提案しながら旅程を組み立ててくれます。

同ブログでは、「グランドキャニオン、ホースシューベンド、コーラルデューンズに行く予定なんだけど、途中でおすすめの立ち寄りスポットはある?」

という質問例が紹介されています。

Ask Mapsは、目的地までのルートや到着予定時刻を考慮しながら、途中で立ち寄れる観光スポットや飲食店、実際に訪れたユーザーによる口コミ情報などを提案します。また、作成した旅程は地図上で確認できるため、移動ルートや立ち寄り順も把握しやすくなっています。

さらに、気になるスポットは保存したり、友人や家族と共有したりすることも可能です。行きたい場所や条件を伝えるだけで、ルート検索と旅行計画を別々に行う必要がなくなり、Googleマップ上で計画から移動まで完結できる点は大きな特徴です。

Gmail連携でさらにパーソナライズ(パーソナル インテリジェンス)

日本での提供開始にあわせて追加されたのが、パーソナル インテリジェンスという機能です。Ask MapsとGmailを安全に連携させることで、フライトのスケジュールやディナーの予約情報を自動的に考慮した提案が受けられます。

たとえば旅行中に「明日のフライトまで、ホテルの近くで数時間過ごすためのアイデアを教えて」と質問すると、Gmailのホテル予約情報にもとづいて近隣のおすすめスポットが表示され、あわせて空港へ出発すべき時間のヒントも示されます。

自分の予定をわざわざ説明しなくても、状況に合った提案が返ってくるのが特徴です。

なお、Gmailとの連携はデフォルトでオフになっており、連携するかどうかはユーザー自身が選べます。Googleは今後、Googleカレンダーなど他のアプリにも対応する予定だとしています。

過去の会話を記憶して、続きから再開できる

Ask Mapsは、一度きりのやり取りで終わりではありません。履歴設定がオンになっている場合、過去の会話を記憶し、中断したところから再開できます。

たとえば「前に提案してくれたアクティビティを教えて」と尋ねるだけで、以前の提案を呼び出せます。旅行の計画のように何日かに分けて考えたいときも、一から説明し直す必要がありません。

リアルタイム交通情報

Ask Mapsは、場所の提案だけでなく、移動に関するリアルタイム情報にも対応しています。

朝の通勤時の交通状況や、運転するルート上で道路工事・事故が発生していないかを、会話の中で確認できます。また、出かける前にお店やレストランの混雑状況を確認することで、長い行列を避けることもできます。

公共交通機関についても、バス・電車・地下鉄の最新の遅延状況を確認可能です。遅延が発生している場合は待ち時間がリアルタイムで調整され、分単位で更新されるため、乗り場に向かうタイミングも正確に把握できます。

店舗側の視点で言えば、混雑状況がAIの提案に組み込まれるということは、人気時間帯のデータが来店判断に影響する可能性があるということです。実際に検証したところ、Ask Mapsは過去の混雑傾向と現在のユーザー数を照合して判断していると説明しました。詳しくは後述の「混雑状況はリアルタイムで反映される?」で解説します。

Ask Mapsの使い方|基本ステップ

Ask Mapsの操作はとてもシンプルで、特別な設定は必要ありません。Googleマップアプリの「マップに相談」ボタンをタップして、知りたいことをそのまま入力するだけです。

ここでは、使いはじめに必要な条件から、ボタンの表示場所、実際の質問のしかたまで、基本のステップを順番に解説します。初めてでも迷わないよう、具体的な質問例もあわせて紹介します。

利用に必要な条件(アプリ最新版・Googleアカウント)

Ask Mapsを使うのに、特別なアプリのインストールや申し込みは必要ありません。基本的に、次の3つが整っていれば利用できます。

  • Googleマップアプリ(最新版)

    Ask Mapsはスマートフォンアプリの機能として提供されています。2026年3月に米国・インドで先行提供が始まり、8月には日本を含む150以上の国と地域へ拡大しました。日本語版は2026年8月7日から数週間かけて順次提供されています。新機能は段階的に配信されるため、アプリを最新バージョンに更新しておくのが前提です。

  • Googleアカウントへのログイン

    Ask Mapsの回答は利用者ごとにパーソナライズされます。日常的にGoogleマップで場所を検索したり、お気に入りのスポットを保存したりする習慣があると、その行動履歴をもとにAIが好みを学習し、提案の精度が高まります。ログインした状態で使うのが基本です。

  • 対応地域・対応端末であること

    日本ではiOS・Androidのどちらのスマホでも利用できます。ただしアカウントごとに順次提供されるため、同じ端末でもタイミングに差が出ることがあります。

画面の表示場所と操作手順

Ask Mapsの入口は、Googleマップアプリの検索バーのすぐ下です。日本語では「マップに相談」と表示されます。

操作はGoogleマップアプリを開き、検索バーの下にある「マップに相談(Ask Maps)」をタップして質問するだけです。

  1. Googleマップアプリを開く
  2. 検索バーの下にある「マップに相談(Ask Maps)」をタップする
  3. 質問を入力する(または、マイクのアイコンをタップして音声で質問する)
  4. 送信ボタンをタップする

提案が表示されたら、そのまま続けて追加の質問もできます。「もう少し駅に近い場所は?」のように会話を重ねながら、候補を絞り込んでいけます。

質問(プロンプト)の具体例

Ask Mapsは、条件を具体的に伝えるほど、希望に近い提案が返ってきます。コツは「誰と・どんな目的で・どんな条件か」を一文に盛り込むこと。実際の質問例を、シーン別に5つ紹介します。

以下は、実際に活用できる質問例です。

利用シーン 質問(プロンプト)例
カフェ探し 「電源とWi-Fiが使えて、静かに作業できるカフェを教えて」
レストラン探し 「子ども連れでも入りやすく、駐車場があるイタリアンレストランは?」
デート 「夜景がきれいで、雰囲気の良いデートスポットを教えて」
観光・旅行 「京都で半日観光するなら、おすすめのルートを作って」
出張・外出 「新大阪駅周辺で、一人でも入りやすくランチがおいしいお店は?」

このほかにも、

  • ペットと一緒に入れるカフェを教えて
  • 雨の日でも楽しめる観光スポットは?
  • ベビーカーでも入りやすいショッピングモールは?
  • 混雑しにくい時間帯のある人気ラーメン店を探したい
  • 仕事帰りに立ち寄れるジムと夕食が食べられる場所を提案して

といったように、目的や希望条件をそのまま文章で入力できます。

従来のGoogleマップでは、条件ごとに検索ワードを変える必要がありましたが、Ask Mapsでは複数の条件を一度に伝えられるため、より理想に近い場所を効率よく見つけられます。

また、「もう少し駅に近い場所は?」「予算を3,000円以内にしたい」など、追加で質問しながら候補を絞り込める点も大きな特徴です。

Ask Mapsを実際に使ってみた

Ask Mapsは、2026年8月7日から日本でも提供が始まりました。日本語版では「マップに相談」という名称で、Googleマップアプリの検索バーのすぐ下に表示されます。

ただし提供は数週間かけて順次進むとされており、アカウントによってはまだ表示されない場合があります。ここでは実際に日本語版で操作し、どのような回答が返ってくるのかを確認しました。

Googleマップアプリの検索バー直下に表示された「マップに相談」ボタン(2026年8月・実機で撮影)。順次提供のため、Googleアカウントによってはまだ表示されない場合があります。

「マップに相談」ボタンをタップすると、下記のような質問画面が表示されます。画面には「今から入れる静かなカフェ探して」「近くで1時間くらい暇つぶししたい」といった質問例も表示されており、入力欄に探したい場所や条件を自由に入力できます。

また、キーワードを並べる必要はなく、人に相談するような文章でそのまま質問できるのが特徴です。今回は実際に、複数の条件を指定してカフェや飲食店を探してみます。

Ask Mapsにシンプルな質問をしてみた

まずは、Ask Mapsがどのように回答してくれるのか、シンプルな質問から試してみました。

今回は、カフェを探す場面を想定して、次のように質問しています。

「渋谷駅周辺で、無料Wi-Fiが使えて、仕事や勉強がしやすいカフェを教えて。」

「渋谷 カフェ Wi-Fi」のようにキーワードを並べるのではなく、普段の会話に近い文章で条件を伝えているのがポイントです。

実際に質問すると、Ask Mapsは「無料Wi-Fi」「パソコン作業や勉強に集中しやすい」といった条件を読み取り、おすすめのカフェを複数提案してくれました。

単に店舗名を一覧で表示するのではなく、「開放的で席数が多い」「静かで作業に特化している」といった特徴ごとに候補を分け、それぞれがおすすめな理由もあわせて紹介してくれます。

さらに、店舗情報や営業時間なども回答画面から確認できるため、検索結果から一店舗ずつ開いて比較しなくても、会話の中で条件に合ったお店を探せるのが実際に使ってみて便利だと感じたポイントです。

回答の一番下までスクロールすると、提案された店舗が「概観マップ」として地図上にまとめて表示されます。

各店舗の位置関係が一目で分かるため、駅からの距離や移動のしやすさを踏まえて選べます。テキストの説明を読みながら、そのまま地図で候補を見比べられるのは、Googleマップならではの体験と言えるでしょう。

なお回答の下部には、AIが不正確な情報を表示する場合があるため、生成された回答を再確認するよう促す注意書きも添えられていました。

複数の条件をまとめて聞いてみた

次に、条件を増やして、より具体的な質問をしてみました。

今回は、友人との夕食のお店を探す場面を想定して、以下のように質問します。

「渋谷駅周辺で、友人4人でゆっくり夕食を楽しめる飲食店を探しています。予算は1人5,000円以内で、できれば個室か半個室があり、口コミで料理や接客の評価が高いお店がいいです。渋谷駅から徒歩10分以内で、土曜日の19時ごろに利用しやすいおすすめのお店をいくつか教えてください。」

この質問では、「4人で利用」「予算5,000円以内」「個室・半個室」「口コミ評価」「駅から徒歩10分以内」「土曜日の19時ごろ」と、複数の条件を一度に指定しています。

従来のGoogleマップ検索では、一つひとつの店舗ページを開いて条件を確認する必要がありました。実際に質問してみると、Ask Mapsは指定した複数の条件を踏まえて、5店舗ほどの飲食店を提案してくれました。

回答では、「鶏料理や和食を囲む個室空間」のように候補を特徴ごとに整理し、それぞれのお店がおすすめされる理由もあわせて紹介されています。

これだけ多くの条件を一度に指定しても候補を提示してくれるため、「どこで食べるかまだ決まっていないけれど、希望する条件はある」といった場面では特に使いやすそうです。

追加質問で絞り込んでみた

Ask Mapsでは、一度質問して終わりではなく、回答に対してさらに質問を重ねながら候補を絞り込むこともできます。

そこで先ほど提案された飲食店について、続けて、

「この中で、渋谷駅から特に近くて、できるだけ静かに会話できるお店に絞ってください。」

と追加で質問してみました。

最初の質問で伝えた条件をすべて入力し直すのではなく、会話の流れのまま新しい条件だけを追加しているのがポイントです。

実際に追加質問をしてみると、Ask Mapsは先ほどの回答内容を踏まえたうえで、「渋谷駅から特に近い」「できるだけ静かに会話できる」という新しい条件に合った店舗へ絞り込んで提案してくれました。

回答では、駅から徒歩何分程度なのかに加えて、「個室空間が整っている」「落ち着いた雰囲気で話しやすい」といった、今回の希望に合う理由もあわせて説明されています。

さらに、「特におすすめの選び方」として、静かさやプライベート空間を重視する場合の選び方まで提案してくれました。

このようにAsk Mapsでは、最初からすべての条件を細かく指定しなくても、「もう少し駅から近いところ」「もっと静かなお店」といった追加質問を重ねながら、会話形式で候補を絞り込めることが実際の利用でも確認できました。

過去の質問は「チャットの履歴」から確認できる

Ask Mapsでは、これまでの質問がチャットの履歴として残ります。画面右上の履歴アイコンをタップすると、「昨日」「過去7日間」といった時系列で一覧表示され、そこから過去のやり取りを開いて内容を確認できます。

旅行やお店探しは何日かに分けて考えることも多いため、前に相談した内容をそのまま見返せるのは実用的です。不要な履歴は、右側のゴミ箱アイコンから個別に削除できます。

なお履歴が保存されるのは、Googleアカウントの履歴設定がオンになっている場合です。Google Japanの公式ブログでも、履歴設定がオンであれば過去の会話を記憶し、中断したところから再開できると案内されています。

医療系の質問はどうなる?

米国のローカルSEO専門家の観察では、医療など一部の業種ではAsk Maps自体が表示されない場合があると報告されています。日本語版ではどうなのかを確かめるため、渋谷エリアで3パターンの質問を試しました。

  • 「渋谷駅周辺で、土曜日も診療している内科を教えて」
  • 「渋谷で風邪をひいたときにすぐ診てもらえる病院はある?」
  • 「渋谷で人気の美容皮膚科を教えて」

結論から言うと、3つとも回答が返ってきました。症状を含む質問や、自由診療にあたる美容皮膚科でも、飲食店を探したときと同じように候補が提案されています。

「土曜日も診療している内科」では、診療時間の条件を読み取ったうえでクリニックが提案され、評価と件数、営業状況もあわせて表示されました。

症状を含む質問でも回答は返り、「予約なしや当日予約ですぐに受診しやすいクリニックが複数あります」といった形で条件を踏まえた提案がされています。注目したいのは、ここでもクチコミが根拠として引用されていた点です。受診した人の声として、予約なしでも待ち時間が少なかったという内容が添えられていました。

自由診療にあたる美容皮膚科でも回答が返りました。ただし他の2つと異なり、「保険診療・一般皮膚科併設の総合肌ケアクリニック」のようにタイプ別に分類したうえで紹介されており、単なる店舗の羅列ではない構成になっています。

医療機関でも、Ask Mapsは飲食店と同じようにGoogleビジネスプロフィールの情報とクチコミを参照して回答を組み立てているとみられます。つまり医療機関にとっても、営業時間や診療内容を正確に保つこと、実際の受診体験が書かれたクチコミが集まっていることが、AIに正しく理解されるための条件になります。

※ただし、これは限られた回数の検証で観察された内容です。業種や質問内容によって挙動が変わる可能性はあります。

自社について聞いてみた

Ask Maps対策の第一歩は、自店がAIにどう紹介されているかを知ることです。そこで、MEO支援を行っている弊社自身について質問し、回答の内容と正確さを確認しました。

質問1:「渋谷のフリースクエアという会社について教えて」

会社の所在地や事業内容が説明され、内容に誤りはありませんでした。

質問2:「フリースクエアはMEO対策以外に風評対策もしている?」

サービス内容についての踏み込んだ質問でしたが、こちらも正しく回答されました。

注目したいのは、回答の情報源です

いずれの回答も、根拠として自社サイトとGoogleマップの情報が参照されていました。飲食店を探したときはGoogleビジネスプロフィールとクチコミが中心でしたが、今回はウェブサイトの内容まで読み取られています。

これは、米国のローカルSEO専門家の検証で示されていた「Ask Mapsは自社のウェブページも参照している」という見立てと一致します。日本語版でも同じ挙動が確認できたことになります。

この検証から言えること

Googleビジネスプロフィールを整えるだけでは足りない、ということです。サービス内容や対応領域を自社サイトに書いておかなければ、AIはその情報にたどり着けません。

今回の「MEO対策以外に風評対策もしている?」のような踏み込んだ質問に答えてもらうには、その情報がどこかに記載されている必要があります。

逆に言えば、対応できる業務やサービスを書き漏らしていると、AIの回答からも抜け落ちる可能性があるということです。

FAQページやサービス紹介ページの充実が有効なのは、このためです。詳しくは後述の「④ 自社サイト・FAQページを充実させる」で解説します。

混雑状況はリアルタイムで反映される?

2026年8月の更新で、Ask Mapsはリアルタイムの交通情報や店舗の混雑状況に対応したと発表されています。実際にどこまで分かるのかを確かめるため、混雑を条件に含めて質問してみました。

「渋谷駅周辺で、今あまり混んでいないカフェを教えて」

返ってきたのは、朝から営業していて比較的ゆったり過ごせるカフェの提案でした。「渋谷中心部の喧騒から少し離れたロケーション」「天井が高く80席以上の広々としたスペース」など、混雑を避けやすい理由もあわせて説明されています。

概観マップを見ると、提案された店舗は渋谷駅周辺に密集しているわけではなく、少し離れた場所に散らばっていました。実際、候補のひとつは渋谷駅西側の桜丘町方面にあるカフェで、「渋谷の主要な混雑エリアから少し外れた静かな場所にある」という理由が添えられています。

「空いている店」を条件にすると、駅前の便利さよりも混雑を避けられる立地が優先される。これは従来のキーワード検索では起きにくい結果です。

気になったのは、回答が現在の混雑状況を指しているのか、その時間帯の傾向を指しているのかという点です。そこで、どのように判断しているのかを直接聞いてみました。

返ってきた説明によると、混雑状況は次の3つの要素から判断されているとのことでした。

  • 匿名の位置情報データ

    ロケーション履歴をオンにしているユーザーが、その場所にどれくらい滞在しているかを匿名で集計

  • 過去のデータとの比較

    その店の「過去の同じ曜日・同じ時間帯の平均的な混み具合」を基準にする

  • リアルタイム分析

    過去の傾向と、今その瞬間に集まっているユーザーのボリュームを照合し、「通常より空いている」「普段通りの混み具合」といった状態を判断

結論として、リアルタイムの情報は反映されています。ただし「今この瞬間だけを見ている」わけではなく、過去の傾向という物差しがあったうえで、現在の状況がそこからどれだけ離れているかを判断する仕組みでした。「空いている」という回答は、絶対的な人数ではなく「その店のいつもと比べて空いている」という意味だと理解しておくとよいでしょう。

※これはAsk Maps自身が説明した内容であり、Googleが公式に公開している仕様ではありません。参考情報として捉えてください。

同じ質問でも答えは変わる?

Ask Mapsは、その場でAIが回答を組み立てる仕組みです。ということは、同じ質問をしても毎回同じ店が提案されるとは限らないのでしょうか。

そこで、最初に試した質問をもう一度投げてみました。

「渋谷駅周辺で、無料Wi-Fiが使えて、仕事や勉強がしやすいカフェを教えて」

条件はまったく同じで、時間帯だけを変えています。提案される店舗が入れ替わるのか、それとも一定の顔ぶれが繰り返し出てくるのかを確認しました。

2026年9月5日午前8時▼

2026年9月5日午後12時▼

結果は、見事に変わっていました。

まずカテゴリの立て方が違います。1回目は「開放的で席数が多い広々カフェ」「静かで作業に特化した専門スペース」という2タイプに分けて紹介されていました。2回目は「長時間集中しやすい作業特化型スペース」から始まり、タイプ数も明示されていません。

提案された店舗の顔ぶれも入れ替わっていました。同じ条件で聞いているにもかかわらず、1回目に出てこなかった店が候補に入り、逆に1回目に紹介されていた店が外れています。

従来のMEOには「〇位に表示された」という固定的な順位がありました。しかしAsk Mapsでは、同じ条件で聞いても、タイミングによって提案される店も紹介のされ方も変わります。

つまり、一度提案されたから安心とも、されなかったから諦めるとも言えないということです。「Ask Maps経由の効果は分けて計測できない」で触れたとおり、数値で追える指標もありません。だからこそ、定期的に自店について質問し、どう紹介されているかを繰り返し確認することが、現実的な把握手段になります。

※これは2回の比較で観察された内容です。時間帯や混雑状況の違いが影響している可能性もあります。

Ask Mapsを使ってみて分かったこと

実際にAsk Mapsを使ってみて特に便利だと感じたのは、条件の多いお店探しでも、普段の会話に近い文章でまとめて相談できることです。今回の検証で分かった主なポイントは、次のとおりです。

便利だと感じた点

  • 複数の条件をまとめて伝えられる

    「予算5,000円以内」「個室・半個室」「駅から徒歩10分以内」「土曜日の19時ごろ」といった条件を一度に指定しても、それらを踏まえた候補が提案された

  • おすすめの理由まで説明してくれる

    店舗名を並べるだけでなく特徴や選ばれた理由が添えられるため、一店舗ずつ詳細ページや口コミを開いて比較する手間を減らせる

  • 追加質問で会話のまま絞り込める

    最初の条件を入力し直さなくても、「もう少し駅から近いところ」といった条件を後から足すだけで候補が絞られた

  • 候補の数がちょうどよい

    1回の質問に対する提案は5店舗前後で、多すぎて選べないという状態にはならなかった

  • 設備情報とクチコミの両方が根拠になっている

    Wi-Fiや電源といった情報に加えて「利用者の声」としてクチコミの内容も挙げられており、AIが何を見て判断しているかがうかがえた

  • 医療機関でも回答が返る

    内科・美容皮膚科いずれも提案が返り、症状を含む質問にも対応した。業種を選ばず使える場面が多そう

  • 自社サイトの情報まで読み取っている

    弊社について質問したところ、Googleビジネスプロフィールだけでなく自社サイトの内容も根拠として参照されていた

気になった点・注意したい点

  • 有名店に寄る傾向がある

    提案される店舗は口コミの多い店に偏る印象がありました。ただし同じ質問でも顔ぶれが入れ替わるため、常に同じ店が選ばれ続けるわけではないようです

  • 情報の正確性は自分で確認が必要

    画面にも「AIは不正確な情報を表示することがある」と注意書きがあり、営業時間や料金、予約状況は店舗の公式サイトなどで最終確認したほうが安心

  • 同じ質問でも答えが変わる

    まったく同じ条件で聞き直したところ、提案される店もカテゴリの立て方も変化した。「一度確認したから大丈夫」とは言えない

すべてを置き換えるものではなく、場所探しの選択肢が一つ増えたと捉えるのが、実際に使ってみた実感に近いところです。

Ask Mapsが表示されない場合の対処法

ここまで実際の画面を見てきましたが、アプリを開いても「マップに相談」が見当たらない場合もあります。日本での提供は数週間かけて順次進むとされているためです。

考えられる原因と対処法を、順番に確認していきましょう。

表示されない場合はアプリを最新版に更新

Ask MapsはGoogleマップに追加された新機能のため、古いバージョンのアプリでは表示されない可能性があります。iPhoneを利用している場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playを開き、Googleマップに更新がないか確認してください。

更新後は、一度Googleマップアプリを閉じて再起動し、検索バーの下に「マップに相談」が表示されるか確認します。

ただし、最新版に更新しても必ずすぐに使えるとは限りません。Google Japanは数週間かけて順次提供すると案内しているため、アカウントや端末によって表示のタイミングに差があります。不具合ではないので、表示されない場合はしばらく待ってから再度確認してください。

対応端末はiOS/Android(デスクトップ版は今後)

Ask Mapsは、現在スマートフォン向けのGoogleマップアプリで利用できる機能です。対応端末はiPhone(iOS)とAndroidスマートフォンで、順次提供が進められています。

一方で、パソコン(デスクトップ版)のGoogleマップでは、2026年8月時点で「マップに相談」はまだ一般提供されていません。

そのため、現時点でAsk Mapsを試したい場合は、Googleマップのスマートフォンアプリを使うのがおすすめです。

AIの回答が間違うことがある(営業時間・予約・対応可否のデータずれ)

Ask Mapsの回答は、Googleマップ上の店舗情報や口コミ、ウェブサイトなどのデータをもとに、AIが組み立てたものです。そのため、元になっている情報が古かったり実際と食い違っていたりすると、回答も不正確になることがあります。

特にずれやすいのが、次のような変わりやすい情報です。

  • 営業時間・定休日

    季節や曜日で変更しているのに、マップの情報が更新されていない

  • 予約の可否

    ネット予約をやめて電話のみに戻したのに、「予約できる」と案内される

  • 対応可否

    「個室あり」「駐車場あり」など、実際とは異なる条件で回答される

たとえば、登録された営業時間が古いままだと、本当は閉まっている時間帯なのに「今から行っても大丈夫」と案内されてしまう、といったことが起こり得ます。

AIは「今ある情報」をもとに答えるため、元の情報が古ければ、答えも古くなってしまうのです。

また、回答が口コミを根拠にしている場合は、その口コミ自体が古い情報や個人の感想であることもあります。

実際、今回の検証で表示された回答でも、店舗の設備情報だけでなく「利用者の声」としてクチコミの内容が根拠に挙げられていました。

これは店舗の公式な案内ではなく、投稿された口コミをもとにAIが要約したものです。便利な一方で、必ずしも店の最新・公式の情報とは限らない、という点に注意が必要です。

Ask Mapsでできないこと・苦手なこと

便利なAsk Mapsですが、現時点では「できないこと」「苦手なこと」もあります。あらかじめ知っておくと、過度な期待によるすれ違いを防げます。

  • リアルタイムの在庫・空席まではわからない

    混雑状況や交通情報はリアルタイムで確認できますが、商品の在庫や席の空き状況までは正確に答えられません。確実に知りたい場合は店舗に直接確認しましょう。

  • 日本では予約・注文まで完結しない

    予約ページへ案内はしても、予約や決済まで代わりに行うわけではありません。2026年8月の更新でフードの注文やホテルの予約を会話のまま進められる機能が追加されましたが、現時点では米国での提供です。

  • 毎回同じ答えになるとは限らない

    AIがその場で組み立てるため、聞き方やタイミングで結果が変わることがあります。実際に同じ質問を時間を変えて試したところ、提案される店舗が入れ替わりました。

  • 業種によっては表示されない

    米国では医療など一部の業種で機能が表示されないという観察例があります。ただし今回の日本語版での検証では、内科・美容皮膚科いずれも回答が返りました。業種による差は今後も変わる可能性があります。

  • 細かなニュアンスは苦手

    「できれば個室」のような曖昧な度合いは汲み取りきれないことも。条件は具体的な言葉にするほど精度が上がります。

これらは発展途上ゆえの制約で、今後のアップデートで変わる可能性があります。

Ask Maps経由の効果は分けて計測できない

ここからは、店舗を運営する方向けの話です。

Ask Mapsを通じて店舗が表示されたり、ユーザーが行動を起こしたりしても、それを単独で計測する手段は、現時点では用意されていません。Ask Maps経由の表示や経路検索・電話などのアクションは、Googleビジネスプロフィールの従来のインサイト指標に合算してカウントされる形になっています。

そのため、「Ask Mapsで何回提案されたか」「どんな質問で表示されたか」を切り分けて確認することは、今のところできません。AIに選ばれるための情報整備を進めても、その効果を直接的な数値だけで判断するのは難しい、という点は理解しておく必要があります。

とはいえ、やるべきこと(情報と口コミの整備)は変わらないため、数値が見えないことを理由に対策を止める必要はありません。

Ask Mapsが店舗集客・MEOに与える影響

Ask Mapsの登場は、ユーザーの検索体験だけでなく、店舗の集客方法にも大きな影響を与える可能性があります。

従来のGoogleマップでは、「地域名+業種」といったキーワード検索で上位表示を目指すことがMEO対策の中心でした。しかし、Ask Mapsでは「子ども連れでも入りやすいカフェ」「静かに作業できる場所」など、自然な文章で検索するユーザーが増えることが予想されます。

その結果、Googleビジネスプロフィールの情報や口コミ、店舗サイトの内容などが、これまで以上に重要になる可能性があります。

この章では、Ask Mapsが店舗集客やMEOに与える影響を整理します。

なお、この章では、Googleが公式に説明している内容と、ローカルSEO専門家による検証・推測を区別して解説します。Ask Mapsが店舗を選ぶ具体的な仕組みは公式に公開されておらず、以下の対策は「効果を保証するもの」ではない点にご注意ください。

MEOをやると「Ask MapsのAIにおすすめされやすくなる」って本当?

結論から言うと、「やれば必ずおすすめされる」と断言できる公式な根拠は、今のところありません。

■Googleが公表していること

Googleは、Ask Mapsがどの店舗を回答に含めるのか、どんな基準で順番を決めているのかを、公式には明らかにしていません。「MEO対策をするとAsk Mapsに表示されやすくなる」とも公表していません。

ローカル検索の専門メディア(Search Engine Journal)も、Ask Mapsの順位づけの仕組みについての主張は、現時点では推測の域を出ないと注意を促しています。まずはこの点を、事実として押さえておく必要があります。

■ 専門家の検証から考えられること(推測)

一方で、AIが回答を作るときに「何を見ているか」は、ある程度分かっています。ここからは、専門家の検証にもとづく見立てです。

米国のローカルSEO専門家による実機検証では、Ask Mapsは主に以下の情報を参照して回答を生成しているとみられています。

  • Googleビジネスプロフィール(説明文・サービス・属性・営業時間・写真・投稿)
  • Googleや各媒体の口コミ
  • 自社のウェブページ(サービスページ・FAQなど)
  • 上記で分からない場合の第三者サイトの情報

出典:「Ask Maps Is Google Q&A’s AI Replacement: Here’s What It Means For Marketers」

この検証を踏まえると、店舗情報が正確で充実しているほど、ユーザーが指定した条件に合う店舗としてAIが店舗を正しく理解しやすくなると考えられます。

■本記事の実機検証で確認できたこと(日本語版)

上記は米国での検証結果ですが、日本語版でも同じ傾向が見られました。

本記事の「Ask Mapsを実際に使ってみた」で紹介した回答では、提案された店舗ごとに次の2種類の情報が根拠として示されていました。

  • 設備・環境の情報:無料Wi-Fi、電源、大型モニター、席の広さなど
  • 利用者の声:クチコミの内容を要約した形での補足

つまり、Ask Mapsは店舗の属性として登録されている情報と、投稿されたクチコミの両方を読み取って回答を組み立てているとみられます。

さらに、弊社について質問した検証では、回答の根拠として自社サイトの情報も参照されていました。専門家の検証で挙げられていた4つの情報源のうち、少なくともGoogleビジネスプロフィール・クチコミ・自社サイトの3つが実際に使われていることになります。

特に注目したいのは、クチコミが「利用者の声」として明示的に引用されていた点です。「駅の出口からすぐという好立地ながら非常に静か」といった、公式情報では表現しきれない体験がそのまま提案理由になっていました。

これは、Googleビジネスプロフィールの属性を埋めるだけでは足りず、利用シーンが具体的に書かれたクチコミが集まっているかどうかが、AIの提案内容を左右する可能性を示しています。

※ただし、これは限られた回数の検証で観察された内容であり、Ask Mapsの選定基準そのものを示すものではありません。

■ まとめ:やるべきことは変わらない

以上から、「MEO対策をすれば必ず表示される」とは言えません。しかし、米国での検証でも今回の日本語版での検証でも、AIがGoogleビジネスプロフィールの情報とクチコミを読み取って回答を組み立てていることは共通して確認できました。

そのため、Googleビジネスプロフィールの情報を最新に保ち、質の高い口コミを増やし、自社サイトでも正しい情報を発信し続けることは、AIに正しく理解されるための合理的な備えだと考えられます。

今後は、情報を「登録する」だけでなく「継続的に発信する」ことも重要になるとみられます。店舗の特徴やサービス内容、対応できる条件を発信し続けることで、AIが店舗をより正確に理解しやすくなるでしょう。

結局のところ、AIの時代になっても「正確な店舗情報」と「良質な口コミ」が重要であることは変わりません。むしろ、AIがこれらの情報を直接読み取って活用するようになったぶん、その重要性はこれまで以上に高まっている可能性があります。

「キーワード検索」から「自然文検索」への変化

Ask Mapsの登場によって、Googleマップでの検索方法は大きく変わろうとしています。

これまでは、「渋谷 カフェ」「新宿 ラーメン」のように、地域名と業種を組み合わせたキーワード検索が主流でした。しかし、Ask Mapsでは「静かに仕事ができるカフェ」「子ども連れでも入りやすいレストラン」など、人に相談するような自然な文章で検索するケースが増えていくと考えられます。

そのため、店舗側も単にキーワードを意識するだけでなく、「どんな特徴がある店舗なのか」をAIが理解しやすいように情報を充実させることが重要になっていくでしょう。

ただし、自然文検索が普及したとしても、従来のキーワード検索がなくなるわけではありません。現在でも多くのユーザーはGoogle検索で「地域名+業種」や「〇〇 おすすめ」と検索して店舗を探しています。そのため、Google検索やGoogleマップで上位表示を目指すMEO対策は、今後も店舗集客の基本として重要であり続けると考えられます。

今後は、「キーワード検索」と「自然文検索」のどちらか一方ではなく、両方に対応できる店舗づくりが求められるでしょう。Googleビジネスプロフィールや自社サイトの情報を充実させ、ユーザーにもAIにも伝わりやすい情報発信を続けることが、これからの店舗集客のポイントになると考えられます。

口コミとGoogleビジネスプロフィール最適化の重要性が増す

Ask Mapsでは、AIがGoogleビジネスプロフィールや口コミをもとに店舗の特徴を理解し、ユーザーの質問に合った候補を提案します。そのため、Googleビジネスプロフィールの情報が古かったり、口コミが少なかったりすると、店舗の魅力をAIに十分伝えられない可能性があります。

ただし、項目をやみくもにすべて埋めればよいわけではありません。ローカル検索の調査でも、重要なのはその店が実在し、活発に運営され、正確に表現されていると示すことだとされています。

特に口コミは、店舗の雰囲気や接客、料理・サービスの特徴など、公式情報だけでは伝わらない情報源です。例えば、「一人でも入りやすい」「子ども連れでも利用しやすい」「Wi-Fiや電源がある」といった内容は、AIが店舗を理解するための重要な手がかりになると考えられます。

また、Googleビジネスプロフィールについても、営業時間やサービス内容、属性、写真などを最新の状態に保つことが大切です。

AIは登録されている情報をもとに回答を生成するため、古い情報が残っていると、ユーザーへ誤った案内をしてしまう可能性があります。

つまりGoogleビジネスプロフィールは、これまで以上に「AIに読ませるための情報源」という性格を持つようになりました。人が読んで分かるかだけでなく、AIが店舗の特徴を正しく取り出せる状態になっているかという視点が必要になります。

Ask Mapsで選ばれる店になる5つの対策

Ask Mapsの登場によって店舗の探し方は変わりつつありますが、特別なテクニックが必要になったわけではありません。

大切なのは、Googleビジネスプロフィールや口コミ、自社サイトなど、AIが参照する情報を正確かつ最新の状態に保つことです。AIはこれらの情報をもとに店舗の特徴を理解し、ユーザーの質問に合った候補を提案すると考えられています。

そのため、これからの店舗集客では「AIに評価されるための対策」を意識するというよりも、「ユーザーにとって分かりやすく信頼できる情報を発信し続けること」が重要になります。

ここでは、現時点で実践しやすく、AI時代の店舗集客にもつながる5つのポイントをご紹介します。

対策 何をする? ねらい
① Ask Mapsでの表示を確認 自店について実際に質問し、回答・参照元・誤りをチェック まず現状把握。直すべき箇所を見つける
② Googleビジネスプロフィールを最新・正確に整える 情報・属性・営業時間・写真を埋め、古い情報は更新 AIが最初に見る一次情報源を整備
③ 具体的で新しい口コミを増やす 利用シーンが分かる口コミを、正当な方法で継続的に集める AIが引用しやすい生きた材料を増やす
④ 自社サイト・FAQを充実させる サービス内容やよくある質問を、自分の言葉で詳しく掲載 自分で管理できる情報源を厚くする
⑤ 第三者サイトの誤情報を直す 外部サイトの古い情報を、修正・依頼で正す ネット全体の情報の食い違いをなくす

① 自社がAsk Mapsでどのように表示されるか確認

Ask Maps対策を始める前に、まずは自社の店舗がAIにどのように認識されているのかを確認しましょう。

例えば、自社の店舗について

  • 「〇〇店は子ども連れでも利用しやすい?」
  • 「駐車場はある?」
  • 「Wi-Fiや電源は使える?」
  • 「人気メニューは?」
  • 「どんな雰囲気のお店?」

など、実際にユーザーが質問しそうな内容を入力し、どのような回答が返ってくるかを確認します。その際、「回答が正しいか」「情報が古くなっていないか」「店舗の魅力が十分に伝わっているか」という視点でチェックすることが大切です。

もし誤った情報が表示されたり、店舗の特徴が十分に伝わっていなかったりする場合は、Googleビジネスプロフィールの情報を更新したり、自社サイトの情報を充実させたりすることで改善できる可能性があります。

AIに評価されることだけを意識するのではなく、「ユーザーが知りたい情報に正しく答えられているか」を確認することが、Ask Maps時代の第一歩と言えるでしょう。

② GoogleビジネスプロフィールをAIの一次情報源として整える(情報・属性・営業時間・写真の鮮度)

Googleビジネスプロフィールは、店舗に関する最も基本的な情報が集約されている場所です。営業時間や住所、サービス内容、写真、属性などは、ユーザーだけでなく、Ask MapsのAIが店舗を理解するための重要な情報源になると考えられています。

そのため、まずはGoogleビジネスプロフィールの情報を最新の状態に保つことが大切です。営業時間の変更や臨時休業、新サービスの追加などがあれば、できるだけ早く反映しましょう。また、「駐車場あり」「テイクアウト対応」「バリアフリー対応」などの属性も、設定できるものは漏れなく登録することをおすすめします。

写真も重要な情報の一つです。外観や内観、料理、商品、スタッフなどの写真を定期的に追加することで、ユーザーだけでなくAIにも店舗の特徴が伝わりやすくなります。

AIは、その時点で取得できる情報をもとに回答します。Googleビジネスプロフィールの情報が古いままだと、その古さがそのまま回答に反映されてしまいます。逆に、常に最新に保っておけば、ユーザーにもAIにも正確な情報が届きやすくなります。

③ 具体的で新しい口コミを増やす

口コミは、AIが店舗の特徴を理解するための重要な情報源の一つと考えられています。そのため、口コミの件数を増やすことも大切ですが、それ以上に「どのような口コミが投稿されるか」が重要です。

例えば、

  • 「料理がおいしかった」
  • 「接客が丁寧だった」

といった短い口コミよりも、

  • 「子ども用の椅子があり、家族でも利用しやすかった」
  • 「Wi-Fiと電源があり、仕事がしやすかった」
  • 「駐車場が広く、車でも利用しやすかった」

など、店舗の特徴や利用シーンが具体的に書かれた口コミの方が、AIも店舗の特徴を理解しやすくなると考えられます。

また、数年前の口コミだけでは現在の店舗状況を正しく反映できない場合があります。新しい口コミが継続的に投稿されることで、現在のサービスや店舗の魅力がユーザーにもAIにも伝わりやすくなるでしょう。

もちろん、口コミを依頼する際は、Googleのポリシーに反する特典付きレビューや投稿内容の誘導は避ける必要があります。実際に来店したお客様へ自然な形で口コミをお願いし、リアルな感想を投稿してもらうことが、長期的なMEO対策にもつながります。

④ 自社サイト・FAQページを充実させる

Googleビジネスプロフィールだけで伝えられる情報には限りがあります。そのため、自社サイトやFAQページを充実させることも、Ask Maps時代には重要になると考えられます。

例えば、「予約方法」「駐車場の有無」「支払い方法」「子ども連れでも利用できるか」「ペット同伴は可能か」など、ユーザーからよく寄せられる質問は、FAQページとしてまとめておくとよいでしょう。

また、サービス内容や料金、メニュー、アクセス方法なども詳しく掲載しておくことで、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく伝えられるだけでなく、AIが店舗の特徴を理解する手がかりにもなります。

海外SEO専門家の検証では、Ask MapsはGoogleビジネスプロフィールだけでなく、自社サイトなどウェブ上の情報も参照して回答を生成している可能性があると考えられています。実際、本記事で弊社について質問した検証でも、回答の根拠として自社サイトとGoogleマップの情報が示されていました。そのため、自社サイトを「店舗の公式情報」として継続的に更新していくことは、AI時代の店舗集客においても重要な取り組みと言えるでしょう。

「Googleビジネスプロフィールだけ更新すれば十分」と考えるのではなく、自社サイトも含めて情報を充実させることが、ユーザーにもAIにも伝わりやすい店舗づくりにつながります。

⑤第三者サイトの誤情報は修正を依頼する

Ask Mapsは、Googleビジネスプロフィールや自社サイトだけでなく、必要に応じて第三者サイトの情報も参照して回答を生成すると考えられています。そのため、ポータルサイトや地域情報サイト、SNSなどに古い営業時間や誤ったサービス内容が掲載されていると、AIがその情報を参考にしてしまう可能性があります。

例えば、

  • 古い営業時間のまま掲載されている
  • 閉店した店舗情報が残っている
  • メニューや料金が更新されていない
  • サービス内容が実際と異なっている

といった情報は、ユーザーの誤解につながるだけでなく、AIの回答にも影響を与える可能性があります。

そのため、自社の店舗情報がインターネット上でどのように掲載されているかを定期的に確認し、誤った情報を見つけた場合は、掲載サイトへ修正を依頼することをおすすめします。

AI時代では、Googleビジネスプロフィールや自社サイトだけを管理すれば十分というわけではありません。

第三者サイトも含め、インターネット上の情報全体を正確で最新の状態に保つことが、店舗の信頼性向上やAsk Mapsへの備えにつながると考えられます。

よくある質問(FAQ)

Q. Ask Mapsは無料で使えますか?

A. はい、Googleマップアプリの機能のひとつとして提供されており、利用にあたって追加の料金はかかりません。これまでどおり、Googleマップを無料で使う範囲で利用できます。

Q. 通信量(ギガ)はかかりますか?

A. Ask Mapsの利用には、通常のGoogleマップと同様にインターネット通信が必要です。地図や写真を表示するぶんの通信量はかかりますが、特別に大量のデータ通信が発生する機能ではありません。気になる場合は、Wi-Fi環境での利用がおすすめです。

Q. Ask Mapsは日本で使えますか?

A. はい、使えます。Googleは2026年8月6日(現地時間)にAsk Mapsの提供地域を日本を含む150以上の国と地域へ拡大し、翌7日にはGoogle Japanも日本での提供開始を発表しました。日本語版では「マップに相談」という名称で、検索バーのすぐ下に表示されます。ただし数週間かけて順次提供されるため、アカウントによってはまだ表示されない場合があります。

Q. パソコン(PC)でも使えますか?

A. 2026年8月時点では、スマートフォン向け(iOS・Android)のGoogleマップアプリで利用できます。日本での提供もAndroid・iOSアプリが対象とされているため、現時点ではスマホアプリから使う機能と考えておくとよいでしょう。

Q. 「マップに相談」ボタンが見当たりません。なぜですか?

A. Google Japanは数週間かけて順次提供すると案内しており、アプリを最新版にしても、まだ表示されないアカウントがあります。不具合ではなく、配信が順番に届いている途中の状態です。App StoreまたはGoogle Playでアプリが最新版になっているかを確認し、しばらく待つのが基本的な対処です。

Q. Gmailと連携すると、メールの内容がAIに見られるのですか?

A. パーソナル インテリジェンスという機能で、フライトのスケジュールやディナーの予約情報を提案に反映させるものです。Gmailとの連携はデフォルトでオフになっており、連携するかどうかはユーザー自身が選べます。連携しなくてもAsk Mapsは通常どおり利用できます。

Q. Ask Mapsから料理の注文やホテルの予約はできますか?

A. 2026年8月の更新で、会話のまま注文や予約を進められる機能が追加されましたが、現時点では米国での提供です。日本では、予約ページへの案内までとなります。

Q. Ask Mapsに広告は表示されますか?

A. 提供開始の時点では、Ask Mapsに広告を表示するという発表はされていません。ただし今後については、Google自身も将来的な可能性を否定してはおらず、現時点では「未定」と考えておくのが正確です。

Q. 店舗側は何から始めればいいですか?

A. まずは自店がAsk Mapsでどう紹介されるかを確認し、Googleビジネスプロフィールの情報を正確・最新に整えることからです。詳しくは本記事の「Ask Mapsで選ばれる店になる5つの対策」をご覧ください。

まとめ

Ask Mapsは、Googleの生成AI「Gemini」を活用した新しいGoogleマップの検索機能です。2026年8月7日から日本でも提供が始まり、日本語版では「マップに相談」という名称で利用できます。

これまでのようにキーワードを入力するだけでなく、人に相談するような自然な文章で場所を探せるようになり、店舗探しの方法は今後大きく変わっていく可能性があります。

実際に日本語版で試してみると、「予算」「個室の有無」「駅からの距離」「利用する時間帯」といった複数の条件を一度に伝えても、条件を踏まえた候補が提案されました。そして回答の根拠には、店舗の設備情報だけでなく、クチコミの内容が「利用者の声」として引用されていました。

一方で、Googleは「MEO対策をするとAsk Mapsに表示されやすくなる」とは公表していません。しかし、Googleビジネスプロフィールや口コミ、自社サイトなど、AIが参照すると考えられる情報を正確かつ最新の状態に保つことは、ユーザーにもAIにも店舗の魅力を伝えるうえで重要と考えられます。

AI時代だからといって、特別な対策が必要になるわけではありません。Googleビジネスプロフィールの情報を充実させること、具体的で新しい口コミを増やすこと、自社サイトで正しい情報を発信し続けることなど、これまでのMEO対策の基本を着実に積み重ねることが大切です。

まずは自店について「マップに相談」で質問し、どのように紹介されているかを確認するところから始めてみてください。

WRITER

フリースクエア MEO研究会

Googleビジネスプロフィールを活用した店舗集客を専門に、MEO対策・口コミ運用・投稿運用・分析改善を担当。累計13,000店舗以上(自社支援実績)の運用データと実務経験をもとに、Googleマップでの検索順位向上や来店数増加につながる施策の企画・検証・運用を行っている。社内にMEO研究会を設立し、Googleの公式情報や最新アップデート、ローカル検索の変化を継続的に調査・検証。その知見をもとに、実践的なMEO・ローカルSEOの情報を発信している。

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