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  • 2020.2.25
  • MEO

MEO対策にペナルティのリスクはある?不正・違反行為と対応策

MEO対策にペナルティのリスクはある?不正・違反行為と対応策
「Googleマイビジネス」の名称は「Googleビジネスプロフィール」に変更になっています。※記事では認知度の関係から「Googleマイビジネス」の表現を残しているものがあります。

MEO対策を実施する上で、ペナルティのリスクがあるのかどうかが気になっている方もいるかもしれません。

今回は、MEO対策において生じうるペナルティの内容と、その原因や対処方法、予防策について説明をさせていただきます。

これからMEO対策を実施する予定の方には、MEO対策をする上での注意点やポイント、ペナルティの予防のための知識を紹介します。MEO対策を実施してペナルティを受けてしまったという方には、その原因と状況に応じた対処方法をご紹介させていただきます。

MEOのペナルティとは?

そもそもMEO対策にはペナルティはあるのでしょうか?Googleが提供している各種サービスにはガイドラインが授けられており、Googleはそちらの内容に準拠した運用を求めています。このガイドラインに違反するような行為を行ってしまった場合には、Googleからペナルティを受けてしまう可能性があります。Googleマイビジネスを利用してMEOを行う場合にも、ガイドラインに準拠する必要があります。

Googleマイビジネスのガイドラインとは?

上述の通り、MEO対策はGoogleマイビジネスを使用して実施する対策ですので、Googleマイビジネスのガイドラインを確認しておきましょう。

「Googleに掲載するローカルビジネス情報のガイドライン」

Googleマイビジネスに掲載するコンテンツについての様々な禁止事項と推奨事項が掲載されています。情報画面より編集可能な「ビジネス名」や「住所」「電話番号」「ウェブサイト」についても決まりがありますので、必ず確認しておきましょう。

「禁止および制限されているコンテンツ」

こちらはGoogleマイビジネスの管理者だけでなく、一般のユーザーがGoogleマイビジネスを利用する際のガイドラインです。口コミや写真の投稿を行う際に適用される禁止・制限事項が記載されています。

まずはこれらのガイドラインの内容を守って、Googleマイビジネスを運用しましょう。
もしこのガイドラインに違反したコンテンツを作った場合や、不正な行為があるとGoogleに見なされた場合には、次のようなペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティの可否については、Googleのシステムによって自動で違反の有無の判断がなされている場合もあります。それ以外にも、一般のユーザーから不正行為の報告がされたことがきっかけとなり、ペナルティを受けるケースも決して珍しくはありません。

Googleマイビジネスの停止

Googleマイビジネスにおいて違反や不正行為があったとみなされてペナルティが課される場合には、Googleマイビジネスのステータスが「停止中」となるケースがあります。

ステータスが「停止中」となった場合には、一般的にはGoogleマイビジネスが検索結果上に表示されなくなります。こうなってしまうと、Googleマイビジネスの内部情報を編集しても、その編集した内容がGoogle検索上に反映されることはありません。投稿や写真などを新たに追加したい場合にも、ステータスが「停止中」となっている間は公開ができません。

このように「停止中」となってしまった場合には、前項にてご紹介した各種ガイドラインに沿って、ガイドラインに違反していると思われる箇所をすべて修正しなくてはなりません。すべてのコンテンツがガイドラインに準拠していることが確認できたら、「停止されたビジネスリスティング」より、リスティングの回復リクエストを送ります。
送信したリクエストは即時処理されるわけではなく、通常2週間前後で審査が完了します。

※2019年9月現在、Googleに寄せられる回復リクエストの数がかなり多くなっているとのことで、通常2週間前後で審査が完了するところ、回復リクエストの申請から審査完了まで1~2ヶ月程度要するケースもあるようです。
この場合には、審査の返信がこないからと言って、同一のリクエストを複数送らないように注意する必要があります。

Googleアカウントの停止(無効化)

ペナルティが課されるのはGoogleマイビジネスに対してのみではなく、Googleアカウントに対しても同様に起こり得ます。Googleアカウントに対してのペナルティというのは、Googleアカウントが無効化されるということです。つまりアカウントの停止ということですね。アカウントが無効化された場合には、Googleマイビジネスをはじめ、Gmailなど各種Googleサービスを使うことができなくなります。

「アカウントは無効です」ページの「アカウントが無効になった理由」の項目に該当する不正行為があったとみなされた場合、Googleアカウントが無効化されることがあります。このケースの場合、Googleサービスのログイン画面よりアカウント情報を入力することで、「復元を試す」というリンクが表示されますので、そちらから回復の手続きを実施しましょう。

Googleアカウントの回復が完了すれば、Googleマイビジネスも以前同様運用を行っていくことが出来ます。ただし、万が一Googleアカウントの回復ができなければこれまで運用してきたGoogleマイビジネスを引き続き運用することはできませんので注意してください。

その場合には、新たにGoogleアカウントを作成の上、新しくGoogleマイビジネスを立ち上げるということになり、すべてイチからやり直しとなります。ユーザーから集められた口コミもなくなりますし、これまで行ってきた投稿などもすべてなくなった状態からのやり直しとなるのでリスクは大きいです。

ペナルティの可能性があるMEO対策

このように、ガイドラインに違反した状態でGoogleマイビジネスを運用することは、これまで蓄積してきたコンテンツがすべて削除されるなど、非常にリスクが高いといえます。ガイドライン違反とならないように、停止を受ける傾向の高いガイドライン違反の具体例を挙げますので参考にしてください。

ビジネス名

ガイドライン上では、ビジネス名の設定においてはビジネス名に不要な情報を含めることは出来ませんと記載がされています。1つの会社で多角的なサービスを行っている場合、様々なキーワードから集客を行いたいと思うこともあると思います。ビジネス名にたくさんのキーワードを入れてしまえばいいのではないか?と思う方もいるかと思います。

例えば、トリートメントに注力していて、髪質改善が得意な美容室であった場合には「ヘアサロン◯◯ 渋谷店|トリートメントが人気の美容室/髪質改善が得意」などと自社の強みを入力しているお店を見かけます。ですが、この方法はガイドライン違反と認識され、ペナルティの対象となります。この場合は、「ヘアサロン◯◯ 渋谷店」というお店の正規の名前のみを設定するようにしましょう。

口コミ偽装

口コミの件数が少ない場合や星評価の点数があまり良くないときであっても、自作自演の口コミを入れることはガイドライン違反となります。自作自演の口コミをいれるなどした場合にも、ペナルティの対象となる可能性があります。口コミを増やしたい場合には、来店したお客様に対して自主的に口コミを入れていただけるような環境を整えましょう。

現在、Googleマイビジネスの情報画面において、ビジネスの略称を設定することができます。こちらは任意の英数字を入力することが可能で、設定することで「https://g.page/ビジネスの略称」という短縮URLを発行することが出来ます。この設定をした後に、店内に「g.page/ビジネスの略称/review」というURLを掲載したチラシ等を貼っておくことで、来店したお客様が口コミを書きやすいような使い方ができます。

また、口コミには返信機能がありますので、口コミに返信するのも大事です。厳しい意見の口コミがついた場合にも、迅速に適切な返信をするようにしましょう。厳しい意見の口コミが事実であっても、閲覧するユーザーはその後のお店側の返信内容と対応により、評点以上の印象を与えられるチャンスでもあります。

過度な広告

説明文や投稿機能を使用した宣伝の際にやってしまいがちなケースに過度な広告を行ってしまうことがあります。ガイドラインにおいては、特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調することなどを禁止しています。「地域最安値」「地元で一番人気」などの過度な広告表現は避けるようにしましょう。また、適切でない箇所でのリンク設置やHTMLも禁止しているので、これらを入れないように気をつけましょう。

ガイドラインに準拠した運用をしよう

代表的なガイドライン違反例を取り上げて説明しましたが、この他にも禁止事項はまだあります。GoogleマイビジネスでもGoogleアカウントでも、停止(無効)になってからでは遅いです。ガイドラインは必ずひと通り確認しておきましょう。

ガイドラインには禁止事項も多く書かれていますが、逆に言えばガイドラインに準拠した形のコンテンツを1つ1つ設定していくことで、良質なコンテンツとしてみなされることが考えられます。

ガイドラインのすべてを把握するのは大変にも思えますが、Googleマイビジネスを運用する上では非常に大切なことですので、しっかりと確認しましょう。

万が一マイビジネスが停止中となってしまった場合の対処法はこちらの記事からご確認ください。


まとめ

MEO対策において生じうるペナルティの内容と、その原因・対処方法と予防策について解説してきました。今後、MEO対策の実施を検討されている方も事前の知識として、また現在停止となってしまっている方は、今後の適切な対応方法として参考にしてください。Googleマイビジネスは店舗にとって非常に価値のある財産と考え、丁寧な運用を心がけていただければと思います。


WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

MEO対策にペナルティのリスクはある?不正・違反行為と対応策

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