- 2025.9.26
- SEO
SEOに強いタイトルの付け方とは?【検索上位】を狙うコツを徹底解説

SEOにおいて非常に重要な役割を持つのが「タイトル」です。
このタイトルの表現方法によって、検索順位が変わると言っても過言ではありません。
そこで、この記事ではSEOにおけるタイトルの重要性、SEOで効果の高いタイトルの具体的な表現方法やコツ、さらに、タイトルタグの記述、WordPressでの設定方法や対策時の注意点までを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
「競合サイトに差をつけたい!」「コンテンツ集客を最大化したい!」
そんな方はぜひ参考にしてください。
それではさっそく、SEOに強いタイトルの付け方を見ていきましょう。
結果が違う本格SEO運用代行なら
フリースクエアにお任せください!
プロのSEO運用代行を低コストで実現!
目次
SEOにおいて、なぜタイトルが重要なのか?

さきほども解説しましたが、タイトルはSEO対策において数ある要素の中でも、特に重要度が高い項目です。その重要性を大きく2つの観点から解説します。
検索順位への影響
Googleなどの検索エンジンは、ページ評価の際にタイトルタグを重視すると言われています。そのため、適切なタイトル設定はSEO対策において不可欠です。
タイトルは、検索エンジンに記事のテーマを伝える主要な手がかり。主要キーワードが含まれていないと内容を正しく認識されず、順位向上も難しくなります。
検索意図に沿った言葉を盛り込むことで、検索エンジンから「ユーザーの求める情報を提供しているページ」と判断されやすくなり、SEOの効果も期待できます。
ただし、タイトルにキーワードを詰め込みすぎたり不自然なタイトルにしたりすると逆効果(いわゆるキーワードスタッフィングというブラックハットSEOは評価されません)。あくまで自然で的確な範囲でキーワードを使い、ページ内容との一貫性を保つことが大切です。
クリック率(CTR)への影響
タイトルは、ユーザーにページの価値を伝える最初のキッカケとなる重要な要素です。ですが、せっかくSEO対策をしてページが上位表示されても、いかにページの記事が良くても、タイトルが魅力的でなければ、ユーザーにクリックしてもらえません。
そこで、ユーザーが知りたい情報や検索意図に合った適切なキーワードが入れ、ユーザーの興味を引くタイトルにすることが重要です。クリック率(表示回数に対するクリック数の割合)が向上し、記事のトラフィックが大幅に増えればSEO施策の効果を実感しやすくなります。
SEOに強いタイトル作成のポイント
タイトルの重要性について解説しましたが、次は、具体的にSEOに強くユーザーにも魅力的に映るタイトルを作るための基本ポイントを解説します。タイトルを作成する際には、以下の点に注意しましょう。
適切な文字数を意識
タイトルはできるだけ28~32文字程度(全角換算)に収めるのが基本です。
あまりに長すぎるタイトルは、検索画面に表示しきれず途中で「…」と切れてしまいます。重要なキーワードや伝えたい内容が後半にあると表示されない可能性があるため、伝えたいことはタイトル前半で表現し、全体も長くなりすぎないよう意識しましょう。
半角英数字やデバイスによって表示可能な文字数は多少変わりますが、スマートフォンでは特に表示幅が狭いため短めが無難です。目安として28~32文字前後、長くとも35文字程度までに抑えることをおすすめします。
サイト名をタイトルに含めるには、区切り記号(「|」や「-」など)を使って末尾に付けるケースが一般的です。サイトの知名度やブランド力によってはタイトル末尾にサイト名を入れることで信頼性向上につながることもありますが、その分文字数を消費しますのでバランスを考えて付与しましょう。
ページ内容を端的に表す
タイトルはそのページの内容を一言で的確に表現したものである必要があります。ユーザーも検索エンジンもタイトルを見て「このページには何が書いてあるのか」を判断します。記事やコンテンツのテーマ・要点をしっかり把握した上で、それを端的にまとめたフレーズを考えましょう。
たとえば、記事の内容が「◯◯のやり方を段階的に解説するもの」であれば、「◯◯のやり方」「◯◯の始め方入門」のようにページ内容をそのまま表す言葉を中心に据えます。
読者がタイトルを見ただけで中身を想像できれば、SEO対策としても理想的なタイトルとなります。誇大な表現で釣るのではなく、中身に即した正直なタイトル付けを心がけましょう。
ユーザーが検索しそうなキーワードを含める
タイトルには、ターゲットになるユーザーが実際に検索エンジンで入力しそうなSEOキーワードを盛り込みましょう。これにより検索エンジンはページや記事との関連性を理解しやすくなり、ユーザーも「自分の探している情報がここにありそうだ」と感じやすくなります。
適切なキーワード選定のためには、キーワード調査ツールやサジェスト機能の活用も効果があります。想定している検索クエリ(検索語句)がタイトルに含まれていれば、その検索画面で表示された際にタイトルとクエリが一致・強調表示されるため、ユーザーの目にも留まりやすくなります。
メインのキーワードだけでなく、関連しているサブキーワードも可能であれば自然な形で含めてみましょう。ただし無理に詰め込みすぎるとタイトルが冗長になってしまうため、あくまで文章として違和感がない範囲で2語~3語程度に留めるのが理想です。
重要なキーワードはできるだけ前方に配置
タイトルに含めるキーワードの配置も工夫しましょう。一般的に、最も伝えたいキーワードはタイトルの前半(できれば先頭付近)に置くと効果があると言われます。検索エンジンはタイトルの前方にある単語をより重視する傾向があるとも考えられており、またユーザーも左から読み始めるため先頭の言葉が目に入りやすいからです。
例えば「ダイエット 方法 簡単」といったキーワードを狙うなら、「簡単なダイエット方法:○○…」とするより「ダイエット方法を簡単解説:○○…」のように「ダイエット方法」という主要キーワードを先に持ってくる方が、ユーザーにも検索エンジンにもテーマが伝わりやすくなります。
ただし文脈や日本語としての可読性も大事です。不自然にならない範囲で、重要語を前に出すよう意識しましょう。
読者(ターゲット)に響く言葉遣いを選ぶ
タイトルを考える際は、そのページのターゲット読者が誰なのかを意識しましょう。
初心者向けの記事なのか、専門家向けの内容なのか、あるいは主婦向けなのか学生向けなのかによって、効果のあるタイトルの表現は変わってきます。
例えば、初心者向けの記事であれば「入門」「初めての」「初心者向け」といった言葉を入れることで、対象読者が自分向けの記事だと認識しやすくなります。専門家向けなら「徹底解説」「応用編」など深い情報があることを示す言葉遣いが考えられます。また、カジュアルなトーンが合うテーマであれば少し砕けた表現を、フォーマルな内容なら硬めの表現を選ぶなど、読者層にマッチしたタイトルにするとクリック率向上につながり、SEOの効果も高まります。
他のページと重複しないユニークなタイトルにする
サイト内の他のページと同じようなタイトルを付けることは避けましょう。
タイトルタグは各ページ固有であるべきです。仮に同じサイト内で類似したタイトルが複数あると、検索エンジンはページの違いを判断しにくくなり、重複コンテンツとみなされてSEO評価が下がるリスクもあります。
また、他サイトのタイトルを真似て、ありきたりなフレーズだけのタイトルもおすすめできません。検索画面には競合する複数のサイトが並ぶため、その中で埋もれないようオリジナリティのある表現を取り入れることが大切です。ただし、奇をてらいすぎて内容とかけ離れたタイトルにしてしまっては本末転倒。あくまで内容に沿った範囲で工夫しましょう。
記号や数字を効果的に使う
タイトル中に【】や「|」「-」などの記号、そして数字を使うと、視覚的に目立ちやすくなりユーザーの注意を引く効果があります。
例えば、「【保存版】〜」「○○の方法【完全ガイド】」のように全角の角括弧で強調ワードを囲んで、「10選」「3つのポイント」といった数字を入れることで具体性を出す手法は広く用いられています。
記号は使いすぎるとタイトルが煩雑になりますが、1セット程度入れる分には他のタイトルとの差別化につながります。特に【】で囲んだ言葉は目立つため、「【初心者必見】」「【○○徹底解説】」などインパクトのあるフレーズを括弧に入れて先頭に付けるのも有効です。
数字も、人は具体的な数字があると内容をイメージしやすくクリックしやすい傾向があります。「5つのコツ」「○○トップ10」といった形で、提供している情報量や項目数を数字で示すと目を引くでしょう。
強力な「パワーワード」を取り入れる
タイトルにはユーザーの心を動かすパワーワードを盛り込むことで、クリック率を高められることがあります。
パワーワードとは、見た人の興味や感情を強く刺激する言葉のことで、「限定」「無料」「簡単」「今すぐ」「知らないと損」など様々な種類があります。これらを上手に使うと、他のタイトルとの差別化や訴求力アップに役立ちます。
パワーワードの例-
お得感を与える
「無料で」「今だけ」「限定○○」
-
効果を強調
「必ず」「絶対に」「○倍」「劇的に」
-
簡単さ・手軽さ
「簡単に」「誰でも」「すぐできる」「初心者でも」
-
緊急性・希少性
「無料で」「今だけ」「限定○○」
-
専門性・権威性
「完全ガイド」「徹底解説」「○○が教える」
例えば「初心者でも簡単にできる◯◯の方法【完全ガイド】」というタイトルであれば、「簡単に」「完全ガイド」というパワーワードが入っており、手軽さと網羅性をアピールできます。
ただし乱用は禁物です。タイトルが大げさすぎて中身と乖離していると感じられると逆効果なので、あくまで内容に見合った範囲で強い言葉を使いましょう。
タイトルの作成手順を解説

SEOに強いタイトル作成のポイントを押さえたら、次は実際にSEOに強いタイトルを作成する手順を追って解説します。新規に記事やコンテンツページのタイトルを考えるときや、既存ページのタイトルを見直す時でも使えるプロセスです。
手順1.狙うキーワードを明確に
まずはターゲットとするキーワードを決めます。
ページのテーマを表す主軸となるキーワードを一つ(もしくはメインとサブの組み合わせ)選びましょう。これはタイトルの核となる言葉です。
キーワード選定にあたっては、以下のような点を考慮します。
-
ユーザーの検索意図に合致しているか
そのキーワードで検索する人は何を求めているのかを想像し、それに応えられる内容や記事であることが前提です。
-
検索ボリューム(需要)があるか
誰も検索しない語を狙っても意味がないため、ある程度検索数のあるキーワードかどうか調べます(Googleキーワードプランナー等を利用すると便利です)。
-
競合状況
狙ったキーワードで既に強力な競合ページがひしめいているのであれば、タイトル付けだけでなくコンテンツ全体の勝負になります。競合のタイトルも一度確認して、よく似た切り口ばかりでないか、穴場の表現はないかをリサーチをおこなうと良いでしょう。
メインキーワードが決まったら、その言葉を必ずタイトルに含めるようにします。例えば「SEO タイトル」がテーマなら、SEO対策としても効果のある「SEOタイトル」の語を入れる、といった具合です。
-
ポイント
複数のキーワードを同時に狙うことはSEO強化にもつながりますが、それらのキーワードが同じユーザーのニーズに属するかを確認してください。
似た意味やニーズが共通するキーワード(例えば「◯◯とは」と「◯◯ 意味」は同じような情報を求めています)は1つのページでまとめて対策した方が効率的です。
しかし、ニーズの異なるキーワード(例えば「価格」と「使い方」など)は無理に一つのタイトルに詰め込まず、ページを分けた方が良いこともあります。おける上位サイトの顔ぶれが大きく異なるキーワード同士は、別々のページで対応しましょう。
手順2.検索キーワードに関連する語も盛り込む
メインとなる狙いキーワードを決めたら、関連キーワードやサジェストキーワードも検討しましょう。Googleの検索窓に入力すると表示されるサジェスト(予測変換)や関連検索語に出てくる言葉から、ユーザーがそのテーマでさらに求めていそうな要素を探ります。それらをタイトルに自然に組み込めないか考えてみましょう。
例えば、メインキーワードが「SEOタイトル」であれば、関連して「付け方」「コツ」「文字数」といった語が考えられます。「SEOタイトルの付け方と〇〇」「SEOタイトル【〇〇なコツ】」のように、メイン+関連語を組み合わせることで、タイトルの情報量が増し検索ニーズをカバーしやすくなります。
ただし、盛り込むキーワードはせいぜい2〜3語までに留めます。一度の検索でユーザーが使う語句も通常それくらいですし、それ以上詰め込むとタイトルが冗長になります。重要度の高い関連ワードを見極め、ユーザーが検索しそうな組み合わせを意識しましょう。
手順3.決めたキーワードを違和感なく繋げる
選んだキーワード群を使って、クリックされやすい自然な日本語のタイトル文を作成します。ここでは単にキーワードを羅列するのではなく、ユーザーに伝わりやすいフレーズにすることが大切です。
-
悪い例
「SEO タイトル 付け方 文字数 コツ」
→ キーワードを並べただけで何が言いたいか不明瞭です。 -
良い例
「SEOタイトルの付け方:文字数の目安と5つのコツ」
→ キーワード「SEOタイトル」「付け方」「文字数」「コツ」を盛り込みつつ、文章として意味が通っています。このように、キーワード同士を上手く繋げて文章化しましょう。
複数案作って比較し、一番わかりやすく魅力的なものを選ぶのも良い方法です。
-
ポイント
コロン(:)や全角ダッシュ(ー)、読点(、)などを使って区切ると読みやすくなります。また、「〇〇とは?」「〇〇完全ガイド」など問いかけ形式やキャッチコピー風にすると興味を引くタイトルになります。
手順4.他サイトとの差別化ポイントを加える
ある程度タイトルの形ができたら、競合他サイトとの差別化要素が盛り込まれているか確認しましょう。似たようなタイトルが並んでいる中で、自分のタイトルが埋もれてしまってはクリックされにくくなり、SEOの効果も下がります。
差別化ポイントとして、以下の3つを意識しましょう。
-
切り口のユニークさ
他が網羅的なタイトルばかりなら「〇〇に特化」「△△専門」といった絞り込みを強調する。または逆に「完全網羅」「総まとめ」といった網羅性を強みにする。
-
付加価値の提示
「最新情報」「〇年版」「動画付き」「チェックリスト付き」など、そのページならではの付加要素を含める。
-
ターゲット明示
「初心者向け」「上級者向け」「○○業界向け」など、読み手を限定することで必要な人の目に留まりやすくする。
例えば、同じ「○○の方法」を扱っていても、「【2025年最新版】○○の方法」や「○○の方法【初心者向け】」とするだけで随分印象が変わります。検索上位のタイトルを見比べてみて、自分のコンテンツならではの強みや視点をタイトルに付加しましょう。
手順5.文字数や表記を最終チェックする
最後に、出来上がったタイトルを最終チェックします。特に以下の点を確認しましょう。
-
文字数
再度タイトル全体の文字数を数え、長すぎないか確認します。もし35文字を大きく超えるようなら、削れる言葉がないか見直します。不要な重複表現や冗長な部分があれば簡潔にしましょう。
-
重要キーワードの位置
タイトル前半に配置できているか確認します。語順を入れ替えるだけで改善できることもあります。
-
誤字・脱字
漢字の変換ミスやタイプミスがないか必ずチェックしてください。タイトルの誤字は信頼性を下げる致命的なミスです。
-
記号の全角半角
【】や「:」など意図した記号が正しく表示されているか確認します。環境によっては文字化けする特殊記号は避けた方が無難です。
-
他ページとの重複
同じサイト内で似たタイトルがないか改めて確認します。万一重複があればどちらかを対策するようにします。
こうした点をチェックし、問題なければそのタイトルを最終決定とします。必要に応じてチーム内で共有し、第三者の視点で不自然な点がないか見てもらうのも良いでしょう。
タイトルの実装方法を解説

SEOにも強く他社よりも魅力的なタイトルができたら、次は実際に実装の方法を解説します。
タイトルを実装するには、タイトルタグ‹title›を使用します。
タイトルタグ(titleタグ)とは、ウェブページのタイトルを表すHTMLタグのことです。
HTMLソースコードでは以下のように記述されています。
<head>
<title>ページのタイトル(タイトルタグの内容)</title>
<!-- 他のヘッド要素 -->
</head>
タイトルタグに記載したテキストは基本的に検索結果のタイトルとして表示され、ユーザーがそのページをクリックするかどうかを考える重要な手がかりとなります。
タイトルタグとH1タグの違い
初心者の方が混同しやすいポイントとして、タイトルタグとH1見出しの違いがあります。
タイトルタグは先述の通りHTMLの
内に書かれ、ページのメタタイトルとして検索エンジンに伝えるものです。一方、H1タグはページ本文中で最も大きな見出し(主見出し)として使われ、ユーザーがページに訪れた際に最初に目につく見出し要素です。簡単にまとめると
-
タイトルタグ
検索エンジンやブラウザに対するページタイトル。検索結果に表示されクリック箇所になる。ページ内容を要約し一言で表したもの。
-
H1タグ(見出し)
Webページ本文内の主見出し。記事やページのタイトルとしてユーザーに内容を伝える見出し要素。
同じ文章をタイトルタグとH1に使うこともありますし、サイトによってはタイトルタグとH1を少し変えていることもあります。
タイトルタグはSEO上の評価に影響する検索エンジン向け、H1は訪問したユーザー向けと考えると分かりやすいでしょう。どちらもページ内容や記事を的確に表す点では共通していますが、タイトルタグはクリック率やSEOに直結するため特に重要です。
WordPressでタイトルを設定する方法を解説

では実際に、サイト運営でよく使われるWordPressでタイトルを設定する方法について解説します。WordPressの場合、基本的には各投稿や固定ページのタイトル(投稿画面で入力するタイトル)がそのまま‹title›タグとして出力される仕組みになっています。ただしテーマやプラグインの設定方法によってはサイト名が自動で付加されて、カスタマイズできることもあります。
デフォルトのタイトル出力
多くのWordPressテーマでは、投稿ページのタイトルを表示する際に ‹title›ページタイトル | サイト名 のようにサイト名を後ろに付け足す仕様が一般的です。例えば記事タイトルが「SEOタイトルの付け方徹底解説」、サイト名が「○○ブログ」ならば、HTML上では‹title›SEOタイトルの付け方徹底解説 | ○○ブログと出力されるという具合です。
この方法はテーマのheader.phpやSEOプラグインによって制御されています。サイト名の有無や区切り記号はテーマ設定で変更できることもあるので、自分のサイトでどう表示されているか確認してみましょう。
SEOプラグインを利用してタイトルを最適化
より柔軟にタイトルタグを編集・管理したい時は、SEO対策用のプラグインを導入する方法があります。例えば、各種SEOプラグインでは投稿編集画面にタイトルタグを個別指定できる入力欄が用意されており、そこに任意のテキストを入れるとその内容が‹title›タグとして出力されます(通常の投稿タイトルとは別に設定できます)。
こうしたSEOプラグインを使えば、記事の見出しタイトル(H1)は読み手向けに少し凝ったものにしつつ、SEOタイトル(タイトルタグ)は検索エンジン向けにキーワード重視の文言にするといった調整も可能です。ただし初心者のうちは無理にタイトルタグを分けず、基本に忠実に投稿タイトル=タイトルタグで問題ありません。記事制作に慣れてきてからプラグインを活用して細かく最適化すると良いでしょう。
タイトル設定時の注意
WordPressでタイトルを編集する際は、プレビューや公開後のソースコードを確認し、狙い通りの‹title›になっているかチェックしましょう。テーマやプラグインの設定によっては、意図しない文字(区切りやサイト名)が二重に付いて、タイトルが自動書き換えされることがあります。また、プラグインを使って一括でタイトルを変える時は、サイト全体のSEO効果に影響するため、既存ページの表示も含め注意深く確認してください。
タイトルを変更・改善する際の注意点

既存のページのタイトルを変えて、新しく付け直す際の注意点を解説します。SEOの効果を高めるチャンスですが、方法を誤ると一時的に順位を落として混乱を招く可能性もあります。以下の点を踏まえて慎重に行いましょう。
タイトルを変えるタイミングと頻度
SEOにおいてもタイトルを変える頻度は多ければ良いというものではありません。基本的には、ページの内容刷新や狙うキーワードの変更といった明確な理由がある時にのみタイトルを変えるのが望ましいです。思いつきで頻繁に変えるのは避けましょう。
対策を検討すべきタイミングの例- ページ内容を大幅に加筆修正した際に、タイトルもそれに合わせて整合性を取る必要がある。
- 公開後一定期間が経っても検索順位やクリック率が伸び悩んでおり、タイトルに改善の余地があると分析できた。
- 季節や年次の情報を扱っており、タイトルに西暦や年度を入れて最新版であることを示したい(「2024年版」「最新版」など)。
一方、タイトルを変えない方がよい場合もあります。
例えば、既に安定して上位表示され十分なクリック数を獲得しているページでは、無闇にタイトルをいじらない方が賢明です。検索エンジンから再評価を受け、順位が下がってしまうリスクもあるからです。改善の必要が感じられないときは無理に変えず、そのままにしておきましょう。
一時的な順位変動に注意
タイトルを変えると、検索エンジンはそのページを新しいタイトルの内容で改めて評価しなおすことになります。そのため、対策直後に検索順位が一時的に下がったり上がったりといった変動が起こることがあります。これは珍しいことではなく、数日から数週間で落ち着くケースが多いです。
大事なのは、慌てて元に戻したり対策を繰り返したりしないことです。短期間に何度もタイトルを変えると検索エンジンも混乱し、評価が安定しなくなってしまいます。対策したら、しばらく様子を見て、サーチコンソールなどでSEOパフォーマンス(クリック率やクリック数、順位の推移)を観察しましょう。良い方向に向かったか、あるいは悪化したかをデータで判断し、必要であれば追加のSEO対策を考えます。
ページ内容との一貫性を維持する
対策する際には、検索エンジン最適化(SEO)の観点からもページの内容とタイトルがマッチしていることを確認してください。タイトルだけを魅力的に変えても、その内容がページ本文と乖離していてはユーザーの期待を裏切ることになり、SEO評価の低下にもつながりかねません。これは直帰率の上昇やユーザーの信頼低下を招き、SEO評価の悪化につながりかねません。
特に、タイトル対策で新たにキーワードを盛り込んだ時は、そのキーワードに関する情報が本文中できちんとカバーされているかをチェックしましょう。タイトルと本文の関連性が薄いと判断されると、検索エンジンはタイトルを無視したり書き換えたりすることがあります。
Googleによるタイトル書き換えに備える
近年、Googleは検索結果に表示するタイトルをウェブマスターが指定したものから独自に書き換えることがあります。例えばタイトルが長すぎる、キーワードと無関係な文言が含まれる、あるいはページの内容と食い違っていると判断された時などに、Googleは適切と思われるタイトルを自動生成して表示します。
このタイトル書き換えはユーザーにとって有益なことも多いのですが、サイト運営者としては意図しないタイトルが表示されることになります。
これに対しては完全に防ぐことは難しいものの、対策としては以下の方法が考えられます。
- タイトルとページ内容の関連性を高め、ミスマッチをなくす(Googleが内容を把握しやすくなる)。
- 不要に長いタイトルや意味の薄い繰り返し表現を避け、簡潔で的確なタイトルにする(書き換えの必要を与えない)。
- それでも書き換えられてしまった時は、書き換え後のタイトルをチェックし、その意図を踏まえてこちらのタイトルを修正する。場合によっては、そのままにする方がCTRが良くなることもあります。
Googleによるタイトル自動生成は、検索クエリに応じて動的に行われることもあります。SEO対策の一つとして、自サイトの重要ページで意図しないタイトルが表示されていないか、定期的に検索結果を確認すると良いでしょう。
タイトルだけでなくコンテンツ全体の品質も重要
最後に肝心な点ですが、タイトルはあくまで入り口に過ぎないということを忘れないでください。どんなに工夫して魅力的なタイトルをつけても、クリックして訪れたページの内容が貧弱で期待はずれだとユーザーはすぐに離脱してしまいます。それでは本末転倒ですし、検索エンジンもユーザーの動きを見てページの評価を下げてしまうでしょう。
SEOの効果を出すには、タイトルとコンテンツの両輪が噛み合ってこそです。タイトルを改善と同時に、本文の充実度、読みやすさ、ユーザーの悩みを解決できているかなど、ページ全体の質を高めることにも取り組みましょう。良質な記事に適切なタイトルが付けられていれば、自ずと検索順位も上がりやすく、クリックしたユーザーの満足度も高まるはずです。
初心者によくあるタイトル作成時の疑問にお答え

最後に、タイトルについて初心者の方が抱きやすい疑問をQ&A形式でまとめます。
Q1. タイトルは何度でも対策してSEO的に大丈夫ですか?
A: 技術的にはタイトルタグを何度でも書き換えることは可能ですし、SEO的にもペナルティになるようなこともありません。ただし前述したように、頻繁に変えすぎると検索エンジンの評価が安定せず、順位が定まらなくなる可能性があります。明確な改善理由があるときに絞って対策するようにしましょう。一度対策したら、しばらく様子を見て効果を確認することも大切です。
Q2. どのくらいの頻度でタイトルを見直すべきでしょうか?
A: 一般的には、記事の改良に合わせてタイトルも見直すのが良いでしょう。例えば情報が古くなって内容を更新した際に「最新版」「〇〇年版」といったワードを追加するのはSEO的にも有効です。また、公開から時間が経った記事で思うようにアクセスが伸びない時は、タイトルを調整することで改善が見込めることもあります。とはいえ、明確な頻度の決まりはありません。SEOの効果測定(サーチコンソールのデータ等)を見ながら、必要性が出てきたタイミングでタイトル改善を行うのがおすすめです。
Q3. タイトルを変更したら反映にどのくらい時間がかかりますか?
A: 対策がGoogleの検索結果に反映されるまでの時間は、サイトのクロール頻度によります。早ければ数日以内に新しいタイトルが表示されますが、1~2週間程度かかることもあります。まずGoogle検索コンソールで対象ページのインデックス送信(URL検査からインデックス登録をリクエスト)を行うとクロールを促進できます。その上で気長に待ち、実際に検索結果に反映されたか確認しましょう。一度インデックスされ反映されれば、その後の順位変動やクリック率の変化も追跡してみてください。
Q4. 複数のキーワードをタイトルに入れても良いのでしょうか?
A: はい、関連性が高いキーワードであれば複数入れても問題ありません。むしろユーザーの検索クエリは多様なので、メインキーワードに加えて補助的なワードを入れることでカバー範囲が広がります。ただし、不自然にならない範囲であることが前提です。タイトルが長くなりすぎてキーワードだらけに見える際はSEO的にも逆効果なので、2~3語程度までに留め、自然な文章として読めるタイトルにしてください。
Q5. SEOタイトルと記事内の見出し(H1)は同じ方がいいですか?
A: 必ずしも同じである必要はありませんが、一貫性は持たせた方が良いです。タイトルタグとH1が全く異なることを書くとユーザーも混乱しますし、検索エンジンも「どちらが主題?」と判断に迷うかもしれません。基本的にはタイトルタグ=H1とするケースが多いです。ただ、H1ではユーザーに訴求したキャッチーなタイトルを付け、タイトルタグではSEO向けにキーワードを含めた端的な表現にする、といった運用もあります。どちらにしても両者が矛盾する内容にならないように注意しましょう。
成果にコミットするSEOコンサルティングなら
フリースクエアにお任せください!
豊富な実績とインハウス(内製化)支援も可能!
まとめ

タイトルは、検索エンジンに対してもユーザーに対してもページの第一印象を決める極めて重要な要素です。適切にキーワードを盛り込みつつ、ユーザーの興味を引くタイトルを付けることで、SEO施策としても高い効果が期待できます。
タイトルを書き換える施策は、他のSEO施策と比べて効果が出るまでが早いことも知られています。
記事内容や外部対策の改善は効果が出るまで時間がかかることがありますが、検索上の見え方を即座に変えられるため、早ければ検索エンジンにインデックスされ次第、CTRや順位に変化が現れるケースもあります。タイトル最適化はSEO対策としても比較的手軽に試せる改善方法と言えるでしょう。
タイトル作成の基本ポイントとして、文字数やキーワードの配置、ユーザーのニーズに合った表現方法、他との差別化など様々なコツがありました。これらを踏まえつつ、実際の手順に沿ってタイトル案を作成し、丁寧にブラッシュアップしてみてください。WordPressをご利用なら設定方法も理解して、必要に応じてプラグインなどで最適化を図りましょう。
最後に、タイトルだけ良くてもコンテンツが伴わなければ、検索エンジン最適化の観点でも十分な効果は得られません。魅力的なタイトル+充実した内容のセットで初めてSEOの効果が発揮されます。ぜひタイトル最適化をきっかけに、SEO対策をはじめページ全体の品質向上にも取り組み、サイトの集客力アップにつなげてください。
WRITER

ライターMT
ライターMTの記事一覧複数メディアのSEO対策担当者を8年以上経験。SEO知識の他に、健康、脱毛、恋愛、コンプレックスなどのジャンルも得意。これまで500本以上のコンテンツ制作と上位表示実績を持つ。
キーワード選定からライティングまでを一貫して行うため検索意図を把握する能力が高い。
SEOに強いタイトルの付け方とは?【検索上位】を狙うコツを徹底解説
この記事が気に入ったら
いいね!しよう