- 2021.9.10
- MEO
Googleマイビジネスの「注目のメニュー」等はどうしたら表示される?
Googleで検索を行っていると、検索結果ページに表示されたローカルパック上に「注目のメニュー」や「ここで販売中」などが店舗情報の中に強調して表示されることがあります。これらは検索されたキーワードに応じて様々な表示がなされます。
米国ではこのように黒い太字で強調表示される箇所のことを総称して、「Justification(ジャスティフィケーション)>」と呼んでいます。現在日本国内ではこちらに対応する言葉がありませんので、本記事では統一して【強調マーク】と記述していきます。
今回は、この強調マークにはにどのような種類があり、それぞれにどのような特徴があるのかについて説明をしていきます。
目次
強調マークの種類
「ここで販売中」の強調マーク
特定の商品名などを使用して検索を行うと、「ここで販売中」という強調マークが表示されることがあります。
「ここで販売中」の強調マークは、現在Googleマイビジネス内部から操作して意図的に検索結果に表示させることはできません。
こちらの強調マークが表示されるのは、ナレッジパネルに表示されるGoogleからの質問「この場所に行ったことがありますか? 簡単な質問にお答えください」からユーザーが回答した情報を集積して、その結果から表示される傾向が高いようです。
Googleはユーザーがある店舗に訪問した後、スマートフォンのプッシュ通知を利用してユーザーに質問を送り、回答を促すことがあります。ユーザーに送信される質問の内容は無作為に選ばれているようで、質問の種類もその時々によって異なっているようです。
また、「ここで販売中」が表示される場合とそうでない場合があるようですが、現在のところその詳しい理由は分かっていません。
「関連した投稿」の強調マーク
検索に使用したキーワードに関連性がある投稿を行っていると、青い感嘆符のアイコンとともに過去に投稿された文章の一部が抜粋して表示されることがあります。
この強調マークは検索に使用したキーワードと完全に一致した場合に表示されるわけではありません。
たとえば、「WEBマーケティング会社」というキーワードで検索して、「SEO会社」に関する記述があった投稿に強調マークが表示されるといったようなケースも多くあります。Googleが「WEBマーケティング会社」と「SEO会社」の2つのキーワードにに関連性があると判断したため、強調マークでの表示がなされたと思われます。
この強調マークは検索されると思われるキーワードに関連した内容を多く含めて投稿を行うことにより、ある程度は意図的に表示させることが可能です。
ただし、強調表示される場面を増やそうとして、長い文章の投稿を1回行うよりも、1つのトピックに絞った内容の投稿を複数行っていくほうが望ましいと言えるでしょう。
また、この強調マークは過去60日間に作成された投稿の中から取得されますので、投稿からある程度の期間が経過したのであれば、また新しい投稿を行っていく必要があります。
さらに、投稿の種類は様々あるかと思いますが、イベントのような定期的な投稿の方が、強調マークがつきやすい傾向にあるようですので、こちらも参考にしてください。
「ウェブサイトでの記載」の強調マーク
検索に使用したキーワードが、Googleマイビジネスに登録されているWebサイトのコンテンツと一致している場合に「ウェブサイトでの記載」として表示されることがあります。
Webサイトのmeta descriptionまたは画像の代替テキストも含めて取得し、検索結果に表示しているようです。
この強調マークはMEO対策で上位表示させることにも役立ちますので、Googleマイビジネスの内部情報の最適化やコンテンツの追加だけにとどまらず、登録しているWEBサイトの内部情報まで最適化することが望ましいと考えられます。
ウェブサイトを持っていない方はGoogleマイビジネスのウェブサイト機能を使用するのはいかがでしょうか?
以下の記事にて作成手順からメリット・デメリットまで解説しています。
気になる方はご覧ください。
「注目のメニュー」の強調マーク
レストランや居酒屋などの飲食店に「注目のメニュー」や「メニュー」などの強調マークが表示されることがあります。
Googleマイビジネスのメニューに記載した内容にとどまらず、ユーザーが追加した写真などから認識された注目のメニューがこのように表示されています。
メニューの登録がまだの方は以下の記事にて解説しています。
初心者でも簡単に取り組めるようにコツなど紹介しているのでご覧ください。
「関連したレビュー」の強調マーク
検索に使用したキーワードに関連したレビューがある場合にも、そのレビューが抜粋・強調されて表示されることもあります。
レビューを行ってくれるユーザーに強調させたいキーワードを積極的に使ってくれるように促すことで、ある程度意図的に表示させることが可能と言えます。
「募集職種」の強調マーク
こちらの強調マークは現在日本で正しく表示ができていない箇所です。
本来この強調マークは米国では「Provides(提供)」と表示されており、Googleマイビジネスの「サービス」に追加した項目が表示されています。しかし現在日本ではなぜか「募集職種」の文字とともに、サービスに追加した項目が表示されてしまっているようです。
現在はこのように表示されている強調マークと内容が一致しない状況となっていますが、いずれ正しい状態に修正されるものと考えられますので、随時確認をするようにしましょう。
「在庫あり」の強調マーク
こちらは日本ではまだ展開されていませんが、米国ではGoogleのPointyという、小売店舗の商品をオンラインに掲載するためのサービスを利用した際に「在庫あり」の強調マークを表示させることができるようです。
この機能を利用できるサードパーティは増えており、近いうちに日本でも導入されるかもしれません。
強調マークの留意点
強調マークは順位に大きな影響を与えない
ある投稿が強調されて表示されたとしても、それによって順位が変動しているような傾向は現時点では観測されていません。つまり現時点では、強調マークが表示されることによって、それが直接的に順位に影響を与えているわけではないということです。
ただし前述の通り、「ウェブサイトでの記載」の強調マークが表示されている場合においては、検索結果の順位に影響を与えている傾向がありますので、登録しているWEBサイトの内部情報までしっかりと最適化することが望ましいと言えます。
また、強調マークの表示が順位の影響にさほど影響を与えていないとしても、Googleマイビジネスを発見したユーザーの目を引くための重要なポイントであることに変わりはありません。投稿をはじめとして、発信して伝えるべき情報はきちんと更新していくことが大切です。
「オンライン予約」 が表示されている場合、強調マークは表示されない
強調マークとは別の項目ですが、Googleマイビジネス内に「オンライン予約」の表示がされている場合、ローカルパックに強調マークは表示されません。実際に「オンライン予約」をを削除すると、約48時間後に代わりとなる別の強調マークが表示される仕様となっています。
強調マークはタイムリーに更新される
強調マークの表示はリアルタイムで更新されます。5分前に投稿したばかりでも、検索結果に強調マークが表示された投稿を確認できました。
強調マークはデバイスによって表示が異なる
同じ検索ワードを使用して検索を行っても、検索結果に表示される強調マークは使用するデバイスによって異なります。例えば、現時点ではスマートフォンでは多くの場面で「関連したレビュー」の強調マークが表示されていますが、パソコンからではそれほど「関連したレビュー」の強調マークは表示されていません。
まとめ
今回はGoogleマイビジネスの強調マークの種類とその特徴についてご紹介しました。
それぞれの役割と重要性についてはご理解いただけたかと思いますので、ユーザーの目を引くコンテンツを追加することと、検索結果の順位改善にお役立ていただければと思います。
日本では未対応となっている項目もまだまだ多くある状況ですが、最新情報に注意しながら、MEO対策に取り組んでいきましょう。
WRITER
ライターM
ライターMの記事一覧WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。
Googleマイビジネスの「注目のメニュー」等はどうしたら表示される?
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