MENU

お問い合わせ

  • 2023.4.19
  • Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィール変更点を解説

Googleビジネスプロフィール変更点を解説
「Googleマイビジネス」の名称は「Googleビジネスプロフィール」に変更になっています。※記事では認知度の関係から「Googleマイビジネス」の表現を残しているものがあります。

Googleビジネスプロフィールの管理画面が変更になりました。最近ではインサイトデータの内容が変わるなどのGoogleによる大きなアップデートに加えて投稿や写真、商品項目など細かいアップデートも並行して行われています。
「今まで使えていたのに急になくなった!?」や「急に見たことない項目が増えているけどどう使うの?」といったお声が多く届いています。

そこで今回は、Googleビジネスプロフィールのアップデートによって変わった項目の解説と使い方について解説していきます。

Googleビジネスプロフィール最新情報

Googleビジネスプロフィールではここ最近で細かな点も含めて、Googleのアップデートによって変わった所が多くありました。この章では特にお問い合わせが多かった3点について解説を行っていきます。

ダッシュボードの廃止と新しい管理方法

昨年冬頃、Googleビジネスプロフィールからダッシュボードが廃止されました。
これにより基本的にGoogle検索結果画面の自分のGoogleビジネスプロフィールから直接編集を行う仕様となりました。

実装当初は下に画像の様なシンプルな表示で、多くの方がGoogleビジネスプロフィールの管理画面が消えてしまったと思い、「Googleビジネスプロフィールにログインできない」「どこから編集したら良いか分からない」という声が多く上がっていました。

しかし今では、下の画像の様にGoogleの検索窓の下にアイコンが表示され、そこから編集が可能となっています。
そのため、日ごろの管理をする上では「Googleビジネスプロフィールの編集の仕方がわからなくて困った!」といった事は少なくなっているかと思います。

ダッシュボード

また、Googleのアップデートにより管理用のダッシュボードが廃止されたタイミングの前後でGoogleビジネスプロフィールから廃止された目立った項目は大きく分けて下の3つです。

  1. COVID-19最新情報に関する内容
  2. 写真のカテゴリ分け
  3. 一部インサイトデータ

それでは上記3つについて内容を簡単に説明していきます。

  1. COVID-19最新情報に関する内容

    • 情報にあった項目…属性で設定可能であったCOVID-19に関連する項目は全体的に廃止されています。
    • 投稿…投稿でCOVID-19の最新情報で投稿すると他の投稿よりも上部に投稿内容を固定できていましたが、現在は項目自体が廃止されています。
  2. 写真のカテゴリ分け
    写真を追加するときに今まででは、店内や外観、メニューやサービスなどのカテゴリを分けて写真の管理が可能でしたが、現在ではカテゴリは廃止されすべて写真として管理されます。一部ユーザーでは自動的に写真がカテゴライズされているものも発見されています。
  3. 一部インサイトデータ
    インサイトデータに関しては下に細かな解説を設けておりますので、そちらをご参照ください。

GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップは事前アナウンスなく知らぬ間にアップデートされている事も多々あるので注意が必要です。いつもと少し違うかな?と感じた際は是非この記事をご参照ください。

また、注意点としてGoogleビジネスプロフィールのカテゴリにあるメインのカテゴリを今までとは別の物にした場合、それに応じて編集できる箇所も変わることがありますので、前に設定できていたのに急に設定できなくなったといった事があった場合、Googleのアップデートよりもまずはメインのカテゴリを変更していないか一度確認をしてみてください。

新しいインサイト(パフォーマンス)

インサイトに関しては、見た目の変更だけではなく、項目や数値の内容まで大きく変更となっており、これまで蓄積してきたデータと違いがあることから多くの方が今回の変更で混乱したかと思います。この章では、変更の概要とそれぞれの項目に関してご紹介をしていきます。

インサイトはパフォーマンスへ

まず、わかりやすい変更点として、名称が「インサイト」から「パフォーマンス」へと変更になりました。
それでは項目においてどのような違いがあるのか確認してみましょう。

  • インサイト

    1. ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
    2. ユーザーがビジネスを見つけたGoogleサービス
    3. ユーザーの反応
    4. ルートのリクエスト
    5. 電話
    6. 混雑する時間
    7. 写真の閲覧
    8. 写真の枚数
  • パフォーマンス

    1. 概要

      • ビジネス プロフィールで実施されたインタラクション
      • お客様の商品の実績
      • ユーザーがビジネスを見つけた経路
    2. メニュー(メニューの編集項目がある店舗のみ)
    3. 通話
    4. メッセージ
    5. 予約
    6. ルート
    7. ウェブサイトのクリック

今回のGoogleビジネスプロフィールのアップデートによりインサイトデータは全体的に数値がシンプルになった印象です。
以前のインサイトでは、様々な数値が存在しており、各々が必要なデータを収集して管理・分析をするイメージでした。そのため、社内ミーティングのためにデータを加工し資料にまとめる必要がありました。
今回新しくなったパフォーマンスでは、デザイン面でもアップデートされています。
特に概要欄には集客に必要なデータが簡潔に分かるように反映されており、かつ、グラフのデザインなども一目で誰でも分かるように改良されています。
さらに設定しているメインカテゴリに応じて細かなデータが抽出できるよう項目が用意されています。

パフォーマンスの変更点

今回のアップデートでインサイトはパフォーマンスという名称になり、概要の項目が追加され、その他の細かなデータに関しては別タブで確認するといった変更が加えられました。
デザイン面でも大きなアップデートがあり、変更というよりはリニューアルという表現の方が良いかもしれない程、様変わりしています。

まずは新しいパフォーマンスの概要の出し方を解説します。

  1. Googleビジネスプロフィールにログインし、パフォーマンスをクリックします。
    Googleビジネスプロフィール
  2. トップに表示されるのがパフォーマンスの概要となります。
    summary1

過去のGoogleビジネスプロフィールのインサイトデータに慣れている方からすると物足りないと感じる方も多いかもしれませんが、シンプルかつ視覚的に状況判断ができる仕様に変更されています。新しくGoogleビジネスプロフィールに登録した方にはとっつきやすい形となっているのではないでしょうか。

summary1
summary2
summary3

実際に今回の変更で見ることが出来なくなってしまったデータが多くありました。
新しいパフォーマンスで見ることが出来なくなってしまったデータは大きく分けて以下の5つです。

  • ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
  • ルートのリクエスト
  • 混雑する時間
  • 写真の閲覧
  • 写真の枚数
  • ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
    この項目は直接間接数/関節検索数/ブランド検索数の数値が確認できる項目でした。これらのデータはMEO対策を行っていく上でも対策が有効であるか確認できる指標の1つでしたのでデータを見られなくなってしまうのは残念でした。
    しかし、現時点で唯一データを確認する方法があります。
    それは旧インサイトデータをcsvデータで取得することです。
    csvデータではパフォーマンスになる前のデータの取得ができる状態ですので、この方法を利用しての確認をオススメします。
    しかし、こちらもいつまでデータが取れるかは不明なので、早急に別の角度から効果検証できるように検討をする必要があります。
  • ルートのリクエス
    こちらは自分の管理するGoogleビジネスプロフィールに対して、ユーザーがどのエリアからあなたの店舗を検索したのか?をまとめた情報となります。
    Googleマップと連動し、どの地域からアクセスが多いのか知ることができたので、MEO対策に加えて広告の配信を行うなど幅広く活用できるデータでした。
    Request for GMB root
  • 混雑する時間
    このデータでは「混雑する時間帯」と「平均滞在時間」の2つの指標があり、営業時間内で、どの時間が混雑しているのかを測れました。主に店舗における人員配置などで役立てられる情報でしたが、その精度は疑問に思うところも多く、今回の廃止ではそこまで影響はなかったかと思います。
  • 写真に関するデータ
    このデータに関しては効果測定につながるというよりは店舗の方の運用モチベーションが上がる指標として使われていたように感じます。
    お店の雰囲気が分かる写真やサービスや商品の写真を掲載することはMEO対策としては非常に有効です。
    現在では活発に写真や投稿をしているGoogleビジネスプロフィールがたくさんあるため不要となったのではないかと推測されます。こちらも今回の廃止では影響はなかったと思います。

↓インサイトデータの詳細な見方や使い方は下記記事をご参照ください。
Googleビジネスプロフィール(マイビジネス)のインサイト活用法

以上がGoogleのアップデートによりGoogleビジネスプロフィールでの大きな変更点です。
おさらいも含めて一度内容を確認してみましょう。

Googleビジネスプロフィールの最新情報としては主に以下の3つの変更があげられます。

  1. ダッシュボードが廃止。検索結果画面から直接管理する仕様に変更。
  2. 「インサイトデータ」は「パフォーマンス」へ。見られる数値にも変更点あり。
  3. 店舗情報に関する編集可能箇所がアップデート。投稿や写真などで細かな変更点あり。

この章では2まで解説しました。

次の章では3について細かく解説を行っていきます。

Googleビジネスプロフィール各項目の細かな変更点について

これまでは全体を通して大きな変更に関して解説をしてきましたが、ここからはそれぞれの編集可能な項目に関する変更点について解説をしていきたいと思います。
一部注意点もありますので、少し長いですがしっかりと確認いただければと思います。

投稿

投稿では投稿する内容に応じて項目が存在しており、以前は基本として4つの項目がありました。またメインカテゴリに応じて5つめの商品の投稿が存在するアカウントもありました。

投稿画面

  1. COVID-19の最新情報
  2. 特典
  3. 最新情報
  4. イベント
  5. 商品…「商品」の項目が存在するGoogleビジネスプロフィールでは投稿の欄にこの項目が存在する場合があります。


今回この中から「1. COVID-19の最新情報」と「5.商品の項目」が無くなっています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により営業時間の変更を余儀なくされていた店舗が多くいらっしゃったかと思います。
そういった急な営業時間の変更や何かしらのお知らせがあった場合に使える投稿方法として存在していましたが、大規模な自粛等がなくなった頃からこちらの項目が消えています。

そのため現在投稿できる項目は以下の3つとなります。

  1. 最新情報を追加
  2. 特典を追加
  3. イベントを追加

ホテルに関しては投稿の内容が規制されており2種類のみとなります。
元々は投稿そのものが不可能でしたが、Googleより2021年10月ころから試験的に投稿の項目が設定され、現在では正式な機能として追加されています。

ホテル情報の投稿でできる内容は2種類のみですが、現時点では他のカテゴリと同様に3項目で投稿が可能となっています。
しかし、この後ご説明しますが、「2.特典を追加」はホテル関連ではGoogleの投稿ポリシーによって禁止されている項目なので投稿は控えた方が良いです。

  1. 最新情報を追加
  2. 特典を追加
  3. イベントを追加

「2.特典を追加」を使用しての投稿を控えた方が良い理由としては、ホテルのプレイスシートに検索結果の料金とパートナーからのホテル広告の料金が表示されることで、ユーザーを混乱させないためとGoogleのヘルプで説明されており、さらに「特典」に関する投稿、または特価セール、プロモーション、スペシャル オファー、割引があることを示唆する、もしくはこれらの特典情報へのリンクを含む投稿を作成してはならないとGoogleガイドラインにも記載されているからです。

そもそも「特典を追加」はホテルには投稿項目として存在していませんでした。今回のGoogleのアップデートで項目が追加されたようですが、Googleのヘルプページでは依然として禁止項目とされているので利用は避けましょう。今後、Googleのヘルプページから上記の記載が無くなるか、「特典」の項目がなくなると思われます。情報がわかり次第、更新していきます。

投稿に関するGoogleのガイドラインはこちら

情報

「情報」で編集可能であった多くの項目は現在「プロフィールを編集」という項目から編集可能です。

編集可能な項目は基本的にほぼ変化はありませんでした。唯一サービスが終了した後もすでに設定していた方のために編集可能項目として残されていた「プロフィールの略称(2021年6月終了)」が一覧から外されていました。

「プロフィールを編集」をクリックすると編集可能な5つの大項目が出てきますが、その下のビジネス名から順にすべての項目をスクロールしながら埋めていくと5つの項目すべての入力が完了する仕組みになっています。

information

口コミ

口コミでは新しい管理画面になって間もないころは新しい口コミの確認方法が無いという事で騒がれていましたが、現在では口コミが付くと赤く通知が出るようになっています。

口コミ

機能面では特に変化はありませんでした。

メッセージ

メッセージに関しても口コミと同様でユーザーからの連絡があった際には赤く通知が出るようになっています。

写真

写真にはそれぞれ以下のカテゴリを指定して写真追加を行うことができていました。

  • ロゴ
    その名通り、設定をするとビジネス名の横に表示される写真です。
  • カバー写真
    設定をするとGoogle検索やGoogleマップでの検索結果の一番目立つ位置に設定した写真が表示されます。
  • オーナー提供
  • ユーザー提供
  • 360
    ストリートビューや店内のパノラマ写真などが掲載できます。
  • 動画
  • 店内
  • 外観
  • 商品
  • チーム
  • ID情報
    ロゴ、カバー写真の事です。

現在では以下の3つのカテゴリのみとなっています。

写真を追加

  • 写真
  • ロゴ
  • カバー写真

これまで細かく店内・外観・商品などいった細かく設定できていたものは廃止され、すべて写真として統一されています。

また、インサイトからも写真のデータが見られなくなりましたが、個別の写真がどれだけユーザーに表示されたかの回数も見られなくなりました。

予約

予約は従来の内容のままで、変更点はありません。
ポイントとしては、Googleビジネスプロフィールの予約機能は、Googleとパートナー契約を結んだ事業者と契約している店舗のみ利用可能となります。
↓詳しくはGoogleのパートナー一覧を参照ください

商品

商品では、「価格帯」が廃止となり、「ボタンの追加(URL)」では商品の遷移先のボタンが選択できていましたが、ボタンがなくなり「商品のランディングページURL」のみとなりました。

商品を追加

  • 価格帯
  • ボタンの追加(URL)
    オンライン注文
    購入
    詳細
    特典を利用

サービス

サービスも現状変更点はありません。

ウェブサイト

ウェブサイトですが、一見すると管理画面から排除されてしまったと思う方が多くいらっしゃいます。
ウェブサイトの作成は「プロフィールを編集」の中のウェブサイトをクリックすると自社URLを記載する箇所の下に表示されます。

ビジネス情報

編集可能な項目における細かなアップデートや項目の廃止などはGoogleからのアナウンスがない場合も多いです。「あれ?」と思った事や「この機能ってどこから使うんだっけ?」といった小さな疑問でも結構ですので何か不明なことがありましたら調査いたしますので、是非お知らせください。

まとめ

Googleビジネスプロフィールの最新情報について解説をしてきました。
今回の大きな変更はGoogleにより事前にアナウンスされていましたが、いざ全体が変更となると多くの混乱が起きました。
結果として突然の変更となったため、ダッシュボードが廃止されたことでGoogleビジネスプロフィールが使いにくいと感じた方が多くいらっしゃいました。しかし、内容を確認してみるとユーザーに沿ったアップデートとなっており、管理しやすくなっている箇所が多くありました。

Googleビジネスプロフィールはユーザーの用途に合わせて日々アップデートを繰り返しています。これに対応するためには日々継続的な施策で細かな変化に気づける事が重要になってきます。
またGoogleマップもアップデートを繰り返しています。そのため、今後もまだまだ新しい機能が追加されることが予想されます。
今後のGoogleビジネスプロフィールのアップデート情報に関しましては、内容がわかり次第随時更新をしていきますので、定期的にご確認いただければ幸いです。

WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

Googleビジネスプロフィール変更点を解説

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

×