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  • 2021.9.17
  • Googleビジネスプロフィール

Googleマップで上位表示できる考え方とその方法

Googleマップで上位表示できる考え方とその方法
「Googleマイビジネス」の名称は「Googleビジネスプロフィール」に変更になっています。※記事では認知度の関係から「Googleマイビジネス」の表現を残しているものがあります。

MEO対策=ローカルSEOを行って、自社のマイビジネスを上位表示するときに、知っておいたほうがいい考え方があります。それは、どのような基準や要素によって順位が決定されているのかということです。

Googleマイビジネスには色んな項目、要素が存在します。MEO対策で上位表示するためにこれらにどのように対応するのがいいのか、どのような考え方をすればいいのか、を解説していきます。

MEOでの上位表示にはコレが必須

MEOと上位表示、アルゴリズム

MEO対策を行ってGoogleマップで上位表示をするときに、押さえておいたほうがいい情報・考え方があります。それは、「Googleの価値観」と「Googleマップの検索アルゴリズム」です。

ローカルSEOはGoogleの検索エンジンと同じように、Googleの価値観やアルゴリズムによって順位が決定されているからです。

これらを知ることで、MEOにおいてGoogleがどういった点を評価しているのかということがわかります。ですので、MEOを行うときにはそれに対応しなければならないのです。

Googleの価値観を知ろう

では、まずGoogleの価値観から解説します。当然のことですが、Googleの作るサービスは、彼らのミッションすなわち使命をもとに作られています。

そのミッションはGoogleの公式サイトにおいて、「Organize the world’s information and make it universally accesssible and useful」と述べられています。グーグルジャパンのサイトでは日本語で、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」と書かれています。

つまり、Googleは世界中の人がインターネットであらゆる情報にアクセスできるように、情報を整理することを目的にしているのですね。そしてGoogleMapもこの方針のもと作られたサービスなのです。世界のあらゆる地域の土地情報を整理し、ユーザーに正確で豊富なマップ情報を提供するのが目的なのです。

ここから、MEO対策で重視すべきことがわかってきます。Googleマップの情報で評価されるのは、現実の情報を豊富に正確に掲載していること、そしてユーザーがその情報を簡単に見られることが大事なのです。

Googleマップのアルゴリズムを知ろう

次に、Googleのローカル検索結果の上位表示の順位を決めているアルゴリズムについて解説します。

検索結果のマップ枠でどの店舗を上位表示するかは、ローカル検索結果を決定するマップの検索エンジンが決定しています。このMapエンジンでは、あらゆる要素を計算するアルゴリズムをもとに順位を決定しています。

Mapエンジンのプログラムの中に組み込まれた、ランキングを決定する非常に複雑な計算手順が「アルゴリズム」です。このアルゴリズムに沿ってマイビジネスの情報を最適化するのが、MEOにおける内部対策なのです。

MEO対策のアルゴリズムは、マップ上の店舗情報に対して評価をおこないます。そこで重視されるのが、以下の要素です。

MEOの必須のポイント3つ

GoogleとMEO

では、Googleマイビジネスの公式ヘルプに書かれている、ローカル検索結果において順位を決定しているポイントについてみていきましょう。Googleマイビジネスの公式サイトには、以下のように書かれています。

ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み

ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度といった要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。

関連性

関連性とは、検索語句とローカル リスティングが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。

距離

距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

知名度

知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、検索結果にはこうした情報が加味されます。たとえば、多くの人に知られている著名な美術館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。

Google では、掲載順位を上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません。検索アルゴリズムの詳細は、すべてのユーザーにとって可能な限り公平なランキング システムを構築するために機密情報となっています。

関連性

「関連性」とは、検索キーワードとマイビジネスのビジネス情報の関連度合いのことです。自社のビジネスページとユーザーの目的が合致していると、上位表示されやすくなるのです。

自社のマイビジネスのなかに目的に関連するキーワードが入っていると、Googleはその店舗がユーザーの目的と近いと判断するのです。ですので、マイビジネスの情報のなかには、目的に関係する様々なキーワードを含め、詳細な情報を入れるのがよいのです。

さらに、ユーザーを自店に集客するためには、ユーザーの目に触れる数を増やさなくてはなりません。自分のお店のサービスに近いキーワードの検索ボリュームをキーワードプランナーなどで調べて、ビジネス情報のなかに含めましょう。

距離

MEOにおいては、「距離」が大きな意味を持ちます。検索キーワード内に含まれる地名に近い店舗や、ユーザーの位置から近い店舗が上位表示されやすいのです。

これは、ユーザーの利便性を考えれば当然のことです。目的地までの距離が近いほうが、ユーザーのメリットが大きいからです。MEOにおいては、駅の近くの店舗が表示されやすいという傾向があります。これは駅を利用する方が多く、その駅からどれだけの時間で行けるのかということが重要だからです。

このように立地というのは重要であり、周囲にある地名のなかで駅名やよく検索される地名などを使ってMEO対策を行いましょう。

知名度

GoogleのMapエンジンは、施設や店舗の「知名度」も参考にしています。知名度のある有名な建物やお店などは調べる人も多いですし、ユーザーのニーズを満たす可能性が高いというのが理由だと考えられます。

美術館やホテルなどのランドマークとなる施設や、有名なブランド店などは、ローカル検索結果で上位表示されやすくなります

また、どれだけのサイトから紹介されているかも評価のひとつとなっています。飲食店なら食べログ、ホテルならじゃらんなどのポータルサイトや、ブログやSNSでどれだけ紹介されているかが重要なのです。

これはSEOでも同じことが言えます。色んなサイトで紹介されているということは、それだけ良いサービスであり、需要があると判断され上位表示されるのです。また、公式サイトの情報なども参照している可能性があります。

MEOでの上位表示で重要なマイビジネス項目

MEOでの上位表示

ビジネス名

「ビジネス名」とは、マイビジネスのアカウントを持っている店舗名のことです。「ビジネス名」に入力した店舗名がGoogleマップや検索結果のマップ表示枠に掲載されます。

ここに入力するものは、Googleマイビジネスの公式ヘルプには以下のように書かれています。

Googleマイビジネスの公式ヘルプによると、ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、リスティングが停止される可能性があります。

この説明によると、「24時間営業」などの営業時間や割引情報、電話番号や地域・市区町村・番地名などの所在地情報も、ビジネスで継続的に利用している場合以外は使用してはいけないのです。

Googleからペナルティをもらうリスクを考えると、上位表示するためにはビジネス名にこれらの単語を含めないのが賢明だと思います。

住所

店舗の住所を入れる箇所です。この住所がマップ上や検索結果画面に表示されます。店舗があるときには、この住所を入れておくと近くのユーザーなどにアピールできますし、Googleマップでルート案内をしてもらえます。

Googleマップにおいて、住所というのは重要です。なので、Googleもちゃんとその住所に店舗があるかどうかを確認します。住所確認ははがきの郵送や電話でおこなうことができます。駅から近い住所が上位表示されるような傾向があります。

宅配サービスなど、所在地が必要ないような店舗の場合は住所をなしにすることができ、配達範囲などの「サービス提供地域」だけを設定することもできます

カテゴリ

あなたのビジネスの事業内容を表すものが「カテゴリ」です。そのカテゴリのサービスを検索している見込み顧客にあなたの会社の情報を届けるので、正確なものを選択しましょう。カテゴリに合致しているものが上位表示されます。

メインカテゴリと追加カテゴリを選択できますが、あまり関係しないようなカテゴリを設定することはGoogleは推奨していません。

例えば、あなたのビジネスが「居酒屋」の場合、「レストラン」を選択するのは不適当だといえます。最適なものを選択するようにしましょう

写真

写真も重要な要素です。というのも、Googleマップでは店舗に訪れることが多いため、写真によって外観の写真などを掲載することはユーザーには大きなメリットがあります。

「世界中の人々がアクセスでき」るというGoogleのミッションによれば、世界中の人が迷わない仕組みというのはとても大事でしょう。

さらに、Googleはユーザーの利便性を大事にしています。地図を利用するユーザーは、店舗を目指すときに写真があったほうが迷わないはず。だからこそ、写真は大事な要素といえるでしょう。

ウェブサイト

Googleマイビジネスでは、自社のウェブサイトのURLを入力する欄があります。Googleはそのサイトの情報を確認したうえで、上位表示の店舗を調べている可能性があります。

というのも、マイビジネスに入力された情報だけでは実際に事業を行っているかわかりませんし、詳しい事業内容が判断できないと思います。Googleマイビジネスのヘルプには以下のような箇所があります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。

定かではありませんが、自社のWEBサイトを充実させることはMEOに役立つかもしれません。

口コミ

口コミはローカル検索の順位の決定に影響を与えます。というのも、Googleマイビジネスのヘルプには、下記のような説明があるのです。

Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、上位表示されやすい傾向にあります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。

Googleは、口コミはローカル検索結果の掲載順位に影響を与えるということが明記されています。このように、良い口コミをもらうことは、MEOでの上位表示において重要なのです。

また、口コミに返信をすることで口コミをもらいやすくなることも考えられます。なるべく返信するのがよいといえます。

まとめ

ここまで、ローカル検索結果で上位表示するための考え方や方法を解説してきました。

MEOで上位表示するために、Googleの価値観とアルゴリズムを抑えて、しっかりと正確な情報を提供していきましょう。

Googleマップの需要が今後も増えますし、できるだけ早い段階でMEOに着手しておくのがおすすめです!


WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

Googleマップで上位表示できる考え方とその方法

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