• 2026.1.26
  • SEO

ページ表示速度とは?重要性・原因・改善方法をわかりやすく解説

ページ表示速度とは?重要性・原因・改善方法をわかりやすく解説

Webサイトや自社サイトを運営していると、

「ページが重いと言われたことがある」
「スマホで開くと少し時間がかかる気がする」
「ページ表示速度を改善した方がいいと聞くけれど、何から見ればいいのか分からない」

このように、自分のサイトのページ表示速度について漠然とした不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

SEO対策やGoogle検索を意識したサイト運営では、ページ表示速度の計測や改善が特に重要になります。SEOは専門用語が多く、技術的な内容に思われがちな分野ですが、サイトの基本的な考え方や原因の傾向を理解するだけでも、「どこから見直せばよいか」「サイトのどの部分に気をつければよいか」が整理しやすくなります。

この記事では、ページ表示速度の基礎となる考え方や、初心者の方でも取り組みやすい原因の捉え方・改善の進め方について、できるだけ分かりやすく解説します。

サイト運営やSEOの改善に役立つ観点として、Googleの指標や計測ツールも踏まえながら、ユーザーがサイトを閲覧しやすい状態へ整えていくための手助けとしてご活用ください。

ページ表示速度とは?

ページ表示速度とは、ユーザーが Webサイトをクリックしてから、文章や画像などの内容が画面に表示されるまでにかかる時間のことを指します。

特にSEOやGoogle検索の評価においては、単に「ページが開くまでの待ち時間」というだけでなく「サイト内の主要なコンテンツがどのくらいの早さで見えるか」という点も含めて計測される重要な指標です。

サイトのページを開いた直後に、何も表示されず白い画面が続く状態が長いと「ページが遅い」「サイトが開かない」と感じられやすくなります。

一方で、ページ全体の読み込みが完了していなくても、文章や画像の一部が早く表示されていれば、ユーザーはすぐにサイトの内容を読み始めることができます。

そのため、ページ表示速度は

  • 全体の読み込み時間
  • 主要コンテンツが見えるまでの時間
  • 閲覧を開始できるまでの体感速度

といった複数の側面から評価される要素だと言えます。

また、Googleではサイトやページの表示状況を確認するための指標が用いられており、特に「ページの重要な要素が表示されるまでの時間」は、SEOやページ速度改善の目安として多くの人に活用されています。

まとめると、ページ表示速度は「どれだけ早くページが見られるか」を判断する基本的な指標であり、ユーザーがストレスなく内容を確認できる状態を整えるための重要な要素となります。

ページ表示速度は、なぜSEOに重要なのか

ページ表示速度は、Googleの検索順位を直接大きく変動させる要因というよりも「ユーザーがページを閲覧しやすい状態かどうか」に関わる基本的な要素として、SEO とも密接に関連しています。

Googleなど検索エンジンは「検索結果から訪れたユーザーが、問題なくページやサイトの内容にアクセスできるか」を重視しており、極端に読み込みが遅いページは、適切に閲覧されにくいと判断され、ページやサイトの評価を落とす可能性があります。こうした評価は、Googleが提供する計測指標やレポートにも表れやすく、SEOの基礎的な土台として押さえておく必要があります。

そのため、ページ表示速度は「順位を上げるためのSEO施策」というよりも、ユーザーがサイトを適切に閲覧できる状態へ整えるための基礎的な改善指標と考えると分かりやすいでしょう。

特にスマートフォンでは、

  • 通信状況の影響を受けやすい
  • 端末性能によって体感速度が変わる
  • 待機時間が長いと離脱されやすい

といった特徴があり、読み込み時間のわずかな差が閲覧を継続するかしないか、ユーザーの判断に影響します。

ユーザー側になってサイトを閲覧してみればわかると思いますが、表示に時間がかかると、

  • 内容が表示される前にページやサイト自体を閉じる
  • スクロールされる前に離脱する
  • 他のページへ進む前に戻る

といった行動をとると思います。

これでは、せっかく作ったサイトのコンテンツもユーザーには十分に読まれませんし、Googleの行動計測上もネガティブなシグナルになりやすくなります。

一方で、表示がスムーズなページでは、

  • 読み始めまでのストレスが少ない
  • 途中で閲覧が中断されにくい

という状態を保ちやすくなります。

このように、ページ表示速度は「検索結果から訪れたユーザーがスムーズに内容へアクセスできるかどうか」という閲覧環境の土台を支える要素であり、

  • 極端に遅い状態を避ける
  • 読み始めまでの時間を短くする

という意味で、サイト全体のSEO を考える上でも重要な改善ポイントのひとつと位置づけられます。

ページ表示速度が遅くなる原因って?

ページ表示速度が遅くなる要因は 1 つだけではなく、複数の要素が重なって発生することがほとんど。特に画像やコード、サーバーなど、サイト内部の構成はGoogle の計測ツールでも繰り返し指摘されやすい項目です。

まずは、ページの読み込みが遅くなる代表的な原因を整理しておくことが大切です。

ページ表示速度が低下しやすい主な要因として、次のようなものが挙げられます。

  • 画像ファイルの容量が大きい、または枚数が多い
  • 実際の表示サイズより大きな画像を読み込んでいる
  • CSS や JavaScript の読み込みが多く処理が複雑になっている
  • 使われていないスクリプトやタグがサイト内に残っている
  • プラグインやウィジェットが増えすぎている
  • リダイレクトが多く、ページ遷移に余計な処理が発生している
  • サーバーの処理性能や環境がサイト規模に合っていない

これらが積み重なると、表示開始まで時間がかかったり、スクロールや表示切り替えが遅く感じられるといった、ユーザーにとってストレスを与えてしまいます。

特に、画像やスクリプトの容量は気づかないうちに増えやすく、SEO観点でも優先度の高い改善領域といえます。

そのため、「どこが重くなっているのか」を一度整理し、原因を切り分けていくことが重要です。

まずは、画像・コード・サーバーといった基本的な要因から確認し、自分のサイトに当てはまる箇所がないかチェックするところから始めるとよいでしょう。

ページ表示速度の改善方法

ページ表示速度を改善するためには「まず原因を知り、その原因に合った対策を行う」という流れで進めていきましょう。

簡単にフローをまとめると

測定 → 原因分析 → 対策方法

の流れで進めます。

体感だけで判断せず、Google の計測ツールを使ってページの表示状況を測定して現状を把握し、その結果をもとに画像・外部ファイルなどを順番に見直していくことが大切です。

では、SEO改善にも役立つ実践的な進め方を解説します。

測定:Google PageSpeed Insightsで全体の傾向を確認する

最初のステップとして、ページ表示速度の「全体的な傾向」を把握するために、Google PageSpeed Insightsを使って測定します。

このツールは、URL を入力するだけでページの表示状況を分析し、どの部分で読み込み時間が長くなっているのかをまとめて確認できるため、原因の方向性をつかみやすいのが特徴です。

● 計測の操作手順

  1. 計測したいページのURLをコピーする
  2. Google PageSpeed Insights(https://pagespeed.web.dev/)を開く
  3. URLを入力フォームに貼り付ける
  4. 「分析」ボタンをクリックして結果を待つ

計測が完了すると、モバイル・パソコン(デスクトップ)の2つの結果が表示されます。

結果をどう読み取ればいいか

次項で詳しく説明しますが、例えば、

  • 画像関連が多く指摘されている → 画像サイズ・容量が大きすぎる可能性
  • JS / CSS が多く指摘されている → プラグイン・スクリプト・外部タグが負担
  • 圧縮関連の指摘が多い → ファイルが軽量化されていない状態

このようにどのジャンルにエラーが集中しているかを見ていくことで、サイトの改善の優先順位が自然に見えてきます。

原因分析:原因が「画像か・コードか・外部要素か」を切り分ける

Google PageSpeed Insights の結果を見たら、次のステップとして「どの種類の原因がページを重くしているのか」を大まかに切り分けます。

この工程は いきなり修正に入らず、原因の分類から始めることがポイント。

原因を整理せずに改善を進めてしまうと、効果の薄い作業に時間をかけてしまう可能性があるため、ここで傾向を掴んでおくことが重要です。

まずは「指摘内容のまとまり」を見る

Google PageSpeed Insights の指摘を一つひとつ見るより「どの項目に集中しているか」を見る方が改善効率が上がります。

おおまかに次の3つのカテゴリに分けて考えます。

① 画像関連の指摘が多い場合
  • 画像の最適化
  • 適切なサイズの画像
  • 次世代フォーマット

こういった項目が並んでいる場合は、

原因=画像が重い可能性が高い

という判断ができます。

この原因としてよくあるのが、

  • スマホ写真をそのままアップロード
  • 横 800px 表示なのに 4000px画像を読み込んでいる
  • PNG形式のままで容量が大きい
  • スライダー画像を無圧縮で使用

このような状態だと画像数が少なくてもサイトはかなり重くなります。

この場合の改善方針として押さえておくべきポイントは次の通り。

  • 画像サイズの見直しが最優先
  • 圧縮・軽量フォーマット化を検討・②以降の改善も「画像中心」で進める
② JS / CSSの指摘が多い場合
  • 未使用の JavaScript
  • 未使用の CSS
  • レンダリングを妨げるリソース

こういった項目が並んでいる場合は、

原因=コード or プラグインの読み込み

である可能性が高いです。

この原因としてよくあるのが、

  • 使っていないプラグインが残っている
  • デザイン変更を重ねコードが肥大化
  • 複数の計測タグを読み込み

表示直前に処理が止まり「クルクル状態」になりやすいです。

この場合の改善方針として押さえておくべきポイントは次の通り。

  • 不要プラグイン・タグの整理
  • 使用していない CSS / JS の削除
  • 初回表示に不要なものを後読み込みへ
③ 外部スクリプトの指摘が目立つ場合
  • サードパーティスクリプト
  • リソースの読み込み待ち
  • ネットワーク遅延

こういった項目が並んでいる場合は、

この場合は

原因=外部サービスとの通信待機がボトルネック

である可能性があります。

この原因としてよくあるのが、

  • 広告タグを複数設置している
  • アクセス解析ツールを重ねて使用
  • チャットウィジェットを追加

サーバーの応答待ちで表示が遅れてしまいます。

この場合の改善方針として押さえておくべきポイントは次の通り。

  • 本当に必要なツールだけに絞る
  • 重要度の低いものは後読み込み
  • 代替手段や統合を検討

対策方法:画像やコンテンツの遅延読み込み(Lazy Load)を使う

ページが縦に長く、下部に多くの画像が並んでいる場合、まだ表示されていない場所の画像まで一度に読み込もうとして、初期表示が遅くなることがあります。

例えば

  • スクロールしないと見えない画像が10枚以上ある記事
  • 商品一覧ページでサムネイルが大量に並んでいるサイト
  • 写真ギャラリーを1ページにまとめている

このようなページでは、「最初に見える範囲の画像だけ読み込む」「スクロールされたタイミングで残りを表示する」といった遅延読み込みを設定すると、表示開始を軽くしやすくなります。

対策方法: CSS・JavaScript などを整理する

サイト更新を重ねるうちに、次のような状態になっていることがあります。

例えば

  • 昔使っていたプラグインを停止せず残している
  • 同じ機能を持つスクリプトを複数導入している
  • カスタムコードを追記し続け、どれが使われているか分からない

これらは、ページ読み込み時に余計な処理が発生し、表示開始を遅らせる原因となります。

改善方法のポイントは、

  • 使っていない CSS / JS を削除する
  • 似た機能のプラグインは統一する
  • 初期表示に不要なものは後から読み込む

といった形で「サイトで必要なものだけを残す」ことです。

対策方法:ブラウザキャッシュを活用する

ブラウザキャッシュは、一度読み込んだファイルを端末に保存し、再訪問時の読み込みを短縮する仕組みです。

例えば

  • 同じユーザーがサイト内の複数ページを行き来する
  • メニューから会社概要 → 料金 → お問い合わせ と移動する
  • トップページを何度も開き直す

キャッシュが適切に設定されていると「2回目以降の読み込みが速くなる」「共通パーツ(ヘッダー・CSSなど)が再利用される」といった効果があるため、ユーザーにとって閲覧がよりスムーズになります。

対策方法:サーバー・配信方法を見直す

コンテンツや画像を最適化しても改善が見られない場合、サーバー側に原因があるケースもあります。

例えば

  • アクセスが集中すると急に重くなる
  • 共有サーバーで他サイトの影響を受けている
  • 海外からのアクセスが多く、読み込みが遅い

このような場合は、「上位プランや別サーバーへ切り替える」「処理能力が高い環境へ移行する」「CDN を導入して配信経路を短縮する」といった検討が有効です。

まとめ

ページ表示速度は、ユーザーがページを開いてから内容を確認できるようになるまでの時間に関わる重要なもので、SEOの基礎にも直結します。

表示が遅い状態が続くと、ユーザー離脱だけでなく、Googleの計測上もマイナスに作用する可能性があります。

まずはGoogle PageSpeed Insightsを使って現在の表示状態を把握し、どこに原因があるかを整理するところから始めることが大切です。

ページ表示速度が遅くなる主な要因には、

  • 画像の容量やサイズが大きい
  • CSS や JavaScript の読み込みが多い
  • 不要なスクリプトやタグが残っている
  • リダイレクトが積み重なっている
  • サーバーの処理環境が追いついていない

など、複数が組み合わさっているケースが多く見られます。

どれか一つを修正すれば必ず改善されるというものではなく、原因を切り分けながら少しずつ見直していくことが重要です。

改善を進める際は、

  • 画像サイズや容量を適切に調整する
  • コードやスクリプトを整理する
  • 遅延読み込みやキャッシュを活用する
  • 必要に応じてサーバーや配信環境を見直す

といった方法で、取り組みやすい部分から順番に対応していくと無理なく進めやすくなります。

ページ表示速度を意識して改善を積み重ねていくことで、ページの内容にアクセスしやすい状態を整えやすくなります。こうすることでユーザーがスムーズに閲覧を開始できる環境づくりにつながり、結果的にSEO対策にもつながっていきます。

身近な箇所から確認し、少しずつ改善を進めていきましょう。

WRITER

複数メディアのSEO対策担当者を8年以上経験。SEO知識の他に、健康、脱毛、恋愛、コンプレックスなどのジャンルも得意。これまで500本以上のコンテンツ制作と上位表示実績を持つ。
キーワード選定からライティングまでを一貫して行うため検索意図を把握する能力が高い。

ページ表示速度とは?重要性・原因・改善方法をわかりやすく解説

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