- 2023.8.1
- MEO
Googleの混雑状況とは?データの見方や仕組みを解説
Google検索やGoogleマップ検索で居酒屋やスポーツクラブなどのお店を検索すると、「混雑状況」のグラフが出てくることがあります。
また、周辺地域の道路などの混雑状況を教えてくれるので、お出かけ前に確認している方も多いのではないでしょうか!
こちらのグラフを見ると、どの時間に店舗が混雑しているのかをすぐに確認することができるので、とても便利です。
しかし、Googleで表示される混雑状況はどのような仕組みかご存知でしょうか?
また、「どれくらい正確なのか?」精度も気になる方が多いと思います。
そこで、本記事ではGoogleで表示される混雑状況の仕組みやデータがどれくらいの精度なのかを詳しく解説します!
目次
店舗の混雑状況をGoogleで確認する方法(スマホ編)
- Googleマップアプリを開く
- 行きたい店舗を検索して選択する
- 店舗の「概要」を選択する
- 下にスクロールすると混雑状況が表示される
- 混雑状況が気になる曜日を選択する
- グラフをタップして時間帯ごとの混雑状況を確認
Googleでの混雑状況は上記の手順で確認できます。
Googleマップアプリを開く
AppleストアやGoogle Play ストアで「Googleマップ」と調べると、すぐにアプリをインストールできます!
Googleマップアプリを開いてみてください。
2023年7月時点で下記のようなアイコンをしています。
行きたいお店を検索する
Googleマップアプリを開き、自分が行きたいお店を検索してみましょう!
カフェ、居酒屋、スポーツクラブ、レストランなどほとんどの業種で混雑状況は確認できますが、今回はカフェを例にあげてみます。
この時、検索結果に表示される店舗情報をGoogleビジネスプロフィールと言います。Googleが提供している店舗オーナー向けの施設を管理できる無料のサービスのことです。
GoogleマップやGoogle検索に表示されて、ルート検索、クチコミ、ホームページのアクセスなど、ユーザーにとって便利な機能がたくさん備わっています。
今回選択したとあるカフェ屋さんもGoogleビジネスプロフィールの情報になります。
店舗の「概要」にある混雑状況をタップする
お店を選択すると、デフォルトで「概要」が選択されていますが、Googleビジネスプロフィールはその他にも「メニュー」「クチコミ」「写真」「最新情報」「情報」と多くの表示があります。
「概要」以外のメニューを選択していると、混雑状況が確認できないので、注意が必要です!
下にスクロールすると混雑状況が表示される
「概要」を選択して、指で下にスクロールすると、混雑する時間帯が表示されます。
2023年7月時点で、下記の順番で表示されています。
店舗の情報
↓
クチコミ
↓
メニュー
↓
混雑する時間帯
混雑状況が気になる曜日を選択する
混雑状況が気になる曜日も選択できるのです。
曜日の近く「▼」を選択することで、自分が気になる曜日を選択することが可能です。
最初の設定は、本日検索した際の曜日が反映されています。
グラフをタップして時間帯ごとの混雑状況を確認
混雑度を示すグラフをタップすると、混雑状況の確認もできます。
例えば、今回は金曜日の14時をタップしてみると、「通常はやや混んでいます」と表示されました。
このようにGoogleマップの混雑状況は曜日ごとや各時間ごとに細かい混雑状況を確認できるのです。
Googleマップを使用しなくても、Google検索で直接お店を検索することで、混雑状況が見れることもあります。
Googleで表示される混雑状況の仕組み
Googleの混雑状況は細かいデータで、時間帯ごと、曜日ごとに混雑する時間帯を確認できます。
「平均滞在時間」まで確認できるのでとても便利ですが、Googleの混雑状況はどのような仕組みで、表示されているのでしょうか?
この仕組みは「Googleのロケーション履歴」を有効にしているユーザーから匿名でデータを集めて、算出しているのです。
Googleを利用しているユーザーの位置情報が、Googleに集まっているイメージですね。
元々の設定は「無効」になっていますが、ロケーション履歴を有効にしているユーザーがお店に一定の数集まると、混雑する時間帯、待ち時間、滞在時間が表示されるようになるのです。
反対にデータが十分に集まらない場合は、エリアの混雑度が上手く表示されない可能性があります。
Googleはプライバシーを保護するために、一軒家やマンションなどのような住宅では混雑状況に関するデータを算出しないと公式で述べています。
なので、Googleが「混雑する時間帯」を表示するのは、あくまでカフェ、居酒屋、スポーツジムなどの商業施設のみということですね。
ロケーション履歴を有効にする方法はこちら
ロケーション履歴を有効にしたらプライバシーは守られるの?
ロケーション履歴はデフォルトでは「無効」になっているので、Googleに混雑する時間帯のデータを届けるには「有効」に変える必要があります。
ロケーション履歴を「有効」にしても混雑度に関するデータから個人が特定されることはないと、Googleが記載していますので、ご安心ください。
Googleのヘルプにも以下の記載があります。
- エリアの混雑度によって、個人の正確な位置情報が開示されることはありません。Google マップでは差分プライバシーと呼ばれる高度な手法を使用しているため、すべてのデータが匿名で安全かつ非公開に保たれます。
- エリアにいるユーザーの合計数は表示されず、エリアが最近と比べて混雑している場合にのみ、エリアがハイライト表示されます。
- 事前に指定された「関心のある地域」については、全体の混雑度は表示されますが、エリア内のどこが混雑しているかは表示されません。
- さらに、一軒家やマンションのような住宅の混雑度は算出されません。
お店で混雑状況をコントロールできるの?
お店側で、混雑状況をコントロールして、最新の混雑状況、待ち時間などをコントロールできたら便利ですが、現状、店舗側で混雑状況をコントロールできません。
また、ユーザーの情報が一定数集まると、自動的に表示されるため、データが集まらなければ、表示されることも難しいです。
店舗で混雑状況が表示されない時は、十分なデータが集まっていない可能性が高いので、データが集まるまで待つしかないです。
Googleの混雑状況の精度は?
Google検索の混雑状況はユーザー訪問データを元に反映されているので、情報の精度は高いと思われます。
しかし、ロケーション履歴を「無効」にしているユーザーが多ければ、お店が混雑していても、正確なデータがGoogleに送信されず、リアルタイムでは「混んでいません」と表示されることもあります。
そのため、あくまで参考程度に確認するのが良いかもしれません。
Googleの混雑する時間が正確でない時の対処法
Google検索の混雑状況は、ユーザーの訪問履歴を元にデータが反映されているので、精度は高いです。
しかし、訪問データが正確でないこともあります。その場合は下記のような対処法があります。
Googleにフィードバックを送信
例えば、雑居ビルのように同じ住所に複数のお店が入っている飲食店があった場合、正確なデータが取れない可能性があります。
このような場合は、Googleにフィードバックを送信することができます。
- スマートフォンでGoogleマップアプリを開く
- プロフィール写真 をタップします
- ヘルプ/フィードバックを選択
- フィードバックを送信
フィードバックを記入する際は具体的に書くことで、Googleが問題を把握しやすくなりますので、混雑状況が正確ではない店舗は、詳しい説明でフィードバックを送ってみましょう!
店舗の住所PINを確認する
ごく稀に登録された住所と、誤った場所に赤色の住所PINを登録している店舗があります。そのような場合、訪問データが正確に反映されず、全く関係のないユーザーの情報が集められている可能性があります。
店舗住所が登録されいてる場所に正しくPINが立っているかを確認して、誤った情報の場合は、Googleマップに「情報の修正を提案」というボタンがあり、そちらから修正することが可能です。
まとめ
Googleは高度な統計手法で、混雑状況のデータを集めて、Googleマップに反映させています。その精度は高いので、お店に行く前にはぜひ参考にしてください!
また、Googleはデータを集める際もプライバシーの保護をしっかりしているとGoogleヘルプに記載もありますので、個人情報が特定されることはないと思われます。
しかし、正確なデータが取れていないお店もあるため、ユーザー側もフィードバックを送信して、Googleに店舗の情報を提供する必要もありそうです。
正確なデータを集めるためには、お店も日々正しい情報をユーザーに提供する必要がありますので、営業時間や住所の設定など定期的に確認しておいた方がよいかもしれませんね。
WRITER
ライターM
ライターMの記事一覧WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。
Googleの混雑状況とは?データの見方や仕組みを解説
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