- 2022.7.4
- MEO
Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)とは?その概要から活用方法まで初心者にも分かりやく解説!
この記事ではGoogleマイビジネスとはどのようなもので、どう活用していけば良いのかWEBマーケティングに詳しくない方でも理解できるよう解説をしていきたいと思います。
Googleマイビジネスは正しく利用することで、大きな集客効果を生む可能性があります。
既にGoogleマイビジネスに登録をし、MEO対策をしているという方はMEO対策で上位表示をさせる方法について詳しく解説している記事をご用意しましたので是非ご覧ください。
↓MEO対策について詳しく知りたい方はこちら
目次
Googleマイビジネス(ビジネス プロフィール)とは?
まず、皆さんはGoogleマップでお店を検索したり、Googleで「近くのカフェ」や「渋谷駅カフェ」と検索をした時にお店の情報が表示されるのをご存知でしょうか?
もし今、お手元にスマートフォンがある方はGoogleマップで「カフェ」と検索してみてください。おそらく近くにある20店舗分のカフェの情報や写真などがGoogleマップの検索結果に表示されるかと思います。
それがGoogleマイビジネスです。
まだGoogleマイビジネスに登録をしていないという方でも検索をしてみると自分のお店の情報がすでにGoogleマップに掲載されていることもありますので良ければ自分のお店を検索して確認してみてください。
Googleマイビジネスについて、Googleのサイトでは以下の様に記載されています。
Google ビジネス プロフィールでは、マップや検索などの Google サービスでローカル
ビジネスをどのように表示するかを管理できます。実店舗に顧客を迎え入れてサービスを提供するビジネスや、エリア限定でサービスを提供するビジネスを営んでいる方は、ビジネス
プロフィールを活用すればユーザーにビジネスをアピールすることができます。
引用元:Google https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
簡単に言いますと、Googleマイビジネスとは、Googleが無償で提供しているビジネスの管理ツールのことです。
Googleマイビジネスへの登録を行なうと、Googleの検索結果(ローカル検索)やGoogleマップ上で、自分の店舗や施設の情報を表示させることが可能になります。
要するに、Googleマイビジネスに登録し活用することでGoogleやGoogleマップで検索をしているユーザーに対して、自分のお店の商品やサービスをアピールしていくことができるという訳です。Googleが独自に提供しているツールだけありその信頼度は高く、正確な情報を載せる事で知名度が上がるだけでなく、見込み客の獲得にも繋がります。
GoogleマイビジネスとMEOについて
Googleマイビジネスについて調べると必ずと言っていいほどMEOという言葉を目にするかと思います。
逆にMEOについて調べる中でこのページに辿り着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
GoogleマイビジネスとMEOとの関係について簡単に説明いたします。
- 「Googleマイビジネス」はビジネス情報を管理するためのツールです。
- 「MEO」とは自分のお店のGoogleマイビジネスの情報を最適化し、GoogleやGoogleマップの検索結果の上位に表示させる対策の事です。
簡単にまとめると、MEO対策とはGoogleマイビジネスに登録したビジネス情報に正しい情報や写真を登録し、日々更新を行うことで、GoogleやGoogleマップの検索結果の上位にマイビジネスを表示させ、たくさんのユーザーにサービスや商品を見てもらう事で、見込み客を獲得するWEBマーケティング手法の事をMEO対策と呼びます。
はじめは飲食店などを中心にGoogleマイビジネスを活用した集客方法として注目を浴びていたMEO対策ですが、近年では美容関連の店舗や、整体院や歯科医院と言った医療関連、その他にも店舗を持っていない宅配型や訪問型サービスに至るまで幅広い業態でMEO対策は注目をされています。
Googleマイビジネスの運用を開始した段階では基礎的な運用を行っていく事がなにより大切ですが、将来的にはGoogleマイビジネスについてしっかりと理解を深め、上位表示を目指した運用を行っていくことでより集客効果を高める事が可能です。
Googleで検索した時とGoogleマップ上での表示のされ方
では、実際にGoogleの検索結果やGoogleマップではどのように表示されるのか見てみましょう。
Googleの検索結果での表示のされ方
上の画像の様に検索結果の最上部に上位3店舗が表示されます。
因みに、この一覧をクリックすることで、Googleマイビジネスのビジネス情報を見る事ができます。
この様に、Googleマイビジネスに登録されており、かつ、正確な情報が登録されていると、お店を選ぶ時に必要な情報やお店の写真がGoogleの検索結果に表示されるためマイビジネスだけでお店の事が確認できます。さらに、Googleマイビジネスの情報からウェブサイトへのアクセスやお店へ直接電話をかけたり、またGoogleマップでお店までの経路を調べたりすることができます。
逆に、登録されないまま放置されていたり、掲載されている営業時間や住所の情報や外観写真などが実際のものと違っているままGoogle検索結果やGoogleマップに表示されていたりすると、それだけで他の検索したユーザーのお店選びの候補から除外されてしまう可能性が高くなります。
Googleマップ上での表示のされ方
Googleマップでは20店舗分のGoogleマイビジネスが一覧で表示されます。
実際に自分のスマホでGoogleマップを開き「近くのカフェ」と検索してみてください。近隣の店舗一覧が表示されているかと思います。
そのGoogleマップの検索結果の一覧をよく見ると、「席を予約」や「オンラインで注文」といったボタンが表示されているお店もあるかと思います。その他にも、お店からのお知らせや写真が表示されているお店もあるかと思います。
この様にGoogleマップの検索からでもお店選びがしやすいようになっています。特にGoogleマップでは地図とお店の情報、お店の写真が見やすく利用率も年々上昇しています。
2つの種類のGoogleマイビジネスについて
Googleマイビジネスには実は2つの種類が存在します。
実はそれらは検索結果で表示されたマイビジネスの見た目ではほとんど区別がつきません。しかし、自分のお店の情報がどちらの物で表示されているのかは非常に重要になってきます。
それは以下の2つです。
- 自分でオーナー確認を行い登録されているもの
- ユーザーにより自然発生し登録がされていないもの
多くの場合、Google検索結果やGoogleマップの上位に表示されているマイビジネスは1の方のお店のオーナーが自ら登録し管理を行っているものです。
2のマイビジネスもよく見かけます。2の自然発生したマイビジネスは、お店を訪れたユーザーなどの善意で作成されたものでオーナーの登録がされていない状態です。
そして、自分のお店のマイビジネスが2の場合は注意が必要です。
ユーザーにより自然発生したものは管理者がいないため、比較的簡単に誰でも情報を更新することが出来る状態となってしまっています。写真に関してはどちらのマイビジネスに対しても誰でも簡単に登録が可能です。
そのため、営業時間、商品やメニューと言った詳細な情報や写真などが誤ったもので登録されて、そのままGoogle検索結果やGoogleマップに載ってしまっているという事も多々あるのです。
時には故意にいたずらで情報を改ざんされてしまうこともあります。
どうして集客に影響が出てしまうのかと言うと
例えば、営業時間に誤った情報が登録され、そのまま検索結果に表示されている場合、「訪れたのにお店が閉まっていた」などと言った口コミがついてしまう事があります。自分で管理していないマイビジネスでは口コミが掲載されてもお店側は認知することができません。なので、さらにその口コミがそのまま放置されGoogle検索結果やGoogleマップに表示され続けてしまうと、別の機会で検索している他のユーザーのお店選びの候補から外れてしまうと言う結果に繋がってしまう可能性も大いにあります。
まだGoogleマイビジネスに登録していない方は、まずは自分のお店のマイビジネスが登録していないのに検索結果に表示されていないか確認をしてみましょう。
Googleマイビジネスは1店舗につき1つしか登録できません。そのため事前に自分のお店のものが存在していないか検索結果で確認をしておく事で、誤って2つ目のマイビジネスを登録してしまい知らず知らずのうちにGoogleのガイドライン違反になってしまうという事も避けることができます。
↓自分のお店のGoogleマイビジネスの存在確認や登録の仕方はこちら
Googleマイビジネスでできる事
ここまで、Googleマイビジネの事について説明をしてきましたが、ここからはGoogleマイビジネを使ってできる事、活用方法について説明をしていきたいと思います。
基本的な使い方から上位表示に向けたコツまでご紹介していきます。
Googleマイビジネスの基本機能
まずは、基本機能をご説明します。既に、運用している方も意外と見落としがちなNGポイントがありますので、しっかりと確認して参考にしてみてください。
Googleマイビジネスの基本機能の設定が正確に出来ているとそれだけでGoogle検索やGoogleマップに上位表示される場合があるため重要な項目です。
まず前提として、Googleマイビジネスの基本機能はその業種によって内容が若干異なります。
例えば、飲食店やでは「メニュー」、「料理の注文」、小売店や化粧品を扱っている美容院などでは「商品」といった風にそれぞれの業種に適した項目がある場合があります。しかし、飲食店でもカテゴリの内容によっては「商品」の項目など通常とは違った項目が設定できる場合があります。
基本機能の内容に関しては、ご自身のGoogleマイビジネスを参照してください。
投稿
Googleマイビジネスでも投稿で最新情報を発信することが可能です。
投稿からお店のWEBサイトや予約、電話問い合わせに繋がることもありますので、積極的におこなっていく事をお勧めします。
また、投稿を行う際はポイントとして写真を掲載するとユーザーの目に留まりやすいのでおすすめです。
投稿には基本的に4つの項目があります。むやみやたらに投稿していくのではなく、しっかりと内容にあったカテゴリを選択し投稿を行うことでGoogleからの評価も得られ上位表示に繋がります。
4つの基本内容は以下の通りです。
- COVID-19の最新情報
- 特典
- 最新情報
- イベント
- 商品…「商品」の項目が存在するマイビジネスでは投稿の欄にこの項目が存在する場合があります。
ホテルに関しては投稿の内容が規制されており3種類のみとなります。
元々は投稿そのものが不可能でしたが、Googleより2021年10月ころから試験的に投稿の項目が設定され、現在では正式な機能として追加されています。
ホテル情報の投稿でできる内容は
- COVID-19の最新情報
- 最新情報
- イベント
この3つのみとなっています。
理由としてはホテルのプレイスシートに検索結果の料金とパートナーからのホテル広告の料金が表示されることで、ユーザーを混乱させないためとGoogleのヘルプに記載されており、「特典」に関する投稿、または特価セール、プロモーション、スペシャル オファー、割引があることを示唆する、もしくはこれらの特典情報へのリンクを含む投稿を作成してはならないとGoogleガイドラインに記載されています。
- 1.COVID-19の最新情報
新型コロナウイルスに関する情報や取り組みについて発信できます。
この投稿を行うとGoogleマイビジネスの上部に掲載され、更に後から行った他の投稿よりも優先して表示されます。 - 2.特典
その名の通り、セールの情報やクーポンなどの特典に関する投稿ができます。
オンラインで利用できるクーポンなども掲載可能です。
ただURLで先導するだけではなくクーポンコードや利用規約などの掲載も可能です。投稿された内容はGoogleマイビジネスの上部にも掲載されます。 - 3.最新情報
お店の情報全般を掲載することができます。使い方としてはSNSと同様の使い方をする事も可能です。営業時間の変更や新メニューのお知らせなどが一般的です。
しかし、自由度が高い分Googleのガイドライン違反に抵触してしまう可能性が一番高い項目です。しっかりと内容を確認しましょう。
投稿に関するGoogleのガイドラインはこちら - 4.イベント
イベントの項目で最新情報と違う点は期間を設定できるという点です。設定した期間はGoogleマイビジネスの上部に優先的に表示されます。
日付から詳細な時間まで設定することが出来るため、よりユーザーに行動を促すことが期待できる項目です。
期間限定の催事などの情報などを積極的に投稿していきましょう。 - 5.商品
商品の項目があるマイビジネスにのみ存在している項目です。
こちらは投稿として反映されるのではなく、投稿を作成するとその内容が商品の一覧に反映されます。
そのため、新商品として情報を発信したい場合は「最新情報」の項目で再度投稿しなければなりません。
商品の追加は商品の項目から簡単に追加が可能なため、この項目の仕様頻度は極めて低いかと思います。
情報
Googleマイビジネスに登録が完了したら一番初めに行うべき項目です。
情報での注意点は正確な情報を入力するというものです。簡単そうに思えて意外と細かなミスが多く起きている場所なので慎重に登録を行いましょう。ミスをしてしまうと誤った情報がそのままGoogle検索結果やGoogleマップに掲載されてしまうということを意識すると良いでしょう。
情報で編集登録できる項目数はおよそ15個です。しかし、業種によっても数が違うため、ご自身のGoogleマイビジネスを参照ください。
- ビジネス名(店舗名)
- カテゴリ
(メインカテゴリ)必ず1個
(サブカテゴリ)0~最大9個まで - ビジネス所在地(住所)
- サービス提供地域
商品配達や出張型サービスの対象地域をユーザーに知らせます - 営業時間
- 営業時間の詳細
ランチタイムやディナータイムなどの設定ができます。 - 特別営業時間
臨時休業など営業時間が通常とは異なる日がある場合に入力します。 - 電話番号
- プロフィールの略称(2021年6月終了)
短縮URLを生成しマイビジネスに掲載するものでしたが、この機能は既に使用が出来ません。
以前から利用していた方が機能の解除を行うために項目として残っています。 - ウェブサイト
自分のお店のURLを掲載できます。 - 予約リンク
この他、飲食店ならメニューリンクなど業種によって設置できるリンクが異なります。 - 商品
商品編集のページに飛びます。商品には情報以外に写真を登録できます。 - サービス
サービス編集のページに飛びます。 - ビジネス所有者提供情報(属性)
選択式です。 - ビジネス情報(説明文)
この中で、特に登録をおこなう際に気を付けるべき項目を5個ご紹介します。
- 1.ビジネス名(店舗名)
店舗名です。よく上位表示を意識して店舗名に余計な言葉を装飾しているお店を見かけます。基本的にビジネス名に登録して良いのはお店の正式な名前のみです。それ以上の記載をした場合、Googleのガイドライン違反としてペナルティが課されてしまう危険性がありますので注意が必要です。 - 2.カテゴリ
メインのカテゴリ1つ、サブのカテゴリ9つ登録が可能ですが、何でもかんでも登録するのはオススメしません。
メインで行っている業務を登録し、それに付随するものを1つか2つ登録する程度で十分です。カテゴリ内容がたくさん登録されていて結局何のお店なのか分からないと、Googleとしてもどの表示キーワードでGoogle検索結果やGoogleマップ上にお店の情報を表示させたら良いか分からなくなってしまいます。
しかし、上位表示をさせたいキーワードが定まっている状態でそのキーワードに合ったものを登録できる場合は、多めにカテゴリを登録しても良いでしょう。 - 3.ビジネス所在地
住所に関しては、お店の住所を正しく登録する必要がありますが、ここでも注意が必要です。
登録する住所は、公式のWEBサイトに記載されている店舗住所とGoogleマイビジネスの店舗住所は完全一致で記載するのが望ましいです。
詳しくは、次の項目の上位表示の方法にあるNAP情報の統一でご説明します。 - 13.サービス
設定したカテゴリ内容を基にその項目の詳細なサービス内容を記載できます。
カテゴリを追加しただけで満足してしまい、サービス内容を追加していない方も多いのでしっかりと追加していきましょう。近年サービス内容の充実度に寄ってGoogleからの評価が変わることもありましたので余すことなく登録をしていきましょう。 - 15.ビジネス情報(説明文)
お店の情報を自由に掲載可能です。ただし注意すべき点は、他の項目で設定できるもの(電話番号、URLなど)、不要な記号(絵文字など)はここでは記載してはいけないとGoogleのガイドラインに載っています。こちらもよく記載してしまっているお店を見かけるので注意しましょう。
以上の点に注意しながら正確かつ鮮度のある情報を更新していきましょう。
メニュー
登録している業種が飲食店の場合、商品の代わりにメニューの登録が可能です。
メニューを登録しておくことでGoogle検索結果やGoogleマップ上でお店のメニューを見る事が出来るため、飲食店においては集客にも繋げやすい項目となります。
メニューの登録は大きく4つの項目が入力可能となり、それぞれの「アイテム」には写真を添える事ができます。
- 「カテゴリ」…ランチ、ディナー、コースなど
- 「アイテム」…料理名
- 「アイテムの価格」…料理の値段
- 「アイテムの説明」…その料理の説明など
写真の登録は任意ですが、ユーザーが視覚的に判断しやすいように出来るだけ写真もしっかりと登録することをおすすめします。
インサイト
インサイトとは自分のお店のビジネス情報がウェブ上でどのように検索されたか、またユーザーがその情報からどのような行動を取ったのかなど確認ができる機能です。
例えば、ウェブ上で見られた数やその検索方法の割合、検索キーワードなど、検索した人がどのようにしてお客様のビジネスを知ったかといった情報を詳細に確認できる機能となっています。
ここでは簡単にその内容をご紹介します。
- ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
- 直接検索…ビジネスの名前や住所で検索しビジネス情報にたどり着いたユーザー(既知客)
- 間接検索…業種や商品、サービス名で検索しビジネス情報にたどり着いたユーザー(新規客)
- ブランド名…ビジネスに関するブランドを検索しビジネス情報にたどり着いたユーザー(半既知客)
- ユーザーがビジネスを見つけた Google サービス
- Google検索での表示回数
- Googleマップでの表示回数
- ユーザーの反応
- ウェブサイトへのアクセス数
- ルートの検索数
- 電話をかける回数
- ルートのリクエスト
どの地域からルート検索がされたのか確認ができます - 電話
ユーザーがビジネス情報からお店に電話をかけた回数を知れます - ビジネスが認知されている要因
どの属性がユーザーのお店選びで重要視されたかを確認できます - 混雑する時間帯
- 写真の閲覧
写真の閲覧数ですが、ユーザーが写真を閲覧した数と同業他社が写真を閲覧した数を確認する事ができます - 写真の枚数
- お店側が追加した写真とユーザーが追加した写真の比率
- 追加された写真の枚数の比率を自店舗と同業他社の平均と比較ができます
このデータ情報から、自分のお店のGoogleマイビジネスの情報が最適化されているのか1つの指標として使うことができます。また、集客としてどのような効果がでているのか、ユーザーのパターンからどのような販促を行うべきかと言った活用にも役立てていく事ができます。
また、現在インサイトをご覧いただくと、「インサイトは間もなく移動します」という表示が出ており、「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」のボタンから「新しいプロフィールのパフォーマンス」の情報を見る事ができます。
新しいプロフィールのパフォーマンスでは従来のインタラクションの表示に加えて、実際にどのような検索ワードからビジネス情報にたどり着いたのか詳細な検索ワードを一覧で確認することができます。
この情報の中で、特に数値の伸びを確認したいのは1~3です。
この3つの数値はユーザーがビジネス情報を見つけた回数とその情報からユーザーがどのような行動を取ったのか、(例えば「電話をかけた回数」や「ルートを検索した回数」など)グラフ上で見て分かるので集客に効果が出ているのか判断することが可能な情報です。
少なくとも月に1度は確認をしてデータとして残しておきたい情報です。
↓Googleマイビジネスのインサイトの見方やデータの活用法に関してはこちらから
口コミ
ユーザーはGoogleマイビジネスに対して口コミを掲載することが可能です。
そしてお店側は掲載された口コミに対して返信という形で反応することができ、ユーザーとのコミュニケーションを取ることが可能となっています。
実は口コミ機能はGoogleマイビジネスを運用していく上で最も重要な機能です。更新にあまり多くの時間をかけられないという方は口コミの対応だけは最低でもやっておくべきと言っても過言ではない項目となります。
基本的な使い方はシンプルで、ついた口コミに「返信」というボタンがあるのでそこから口コミに対して返信を行うことが可能です。
口コミ機能に関して後ほど更に詳しくご説明いたします。
メッセージ
顧客の項目からメッセージを選択しチャット機能をオンにすることで使用可能となる機能です。この機能はGoogleマップのアプリからも使用することが可能です。チャットのような形でユーザーとやり取りができます。
ただし、チャット形式のため、Googleはメッセージ機能を使用する場合の要件として迅速に対応するようガイドラインに記載をしています。具体的には、24時間以内にメッセージの返信を行わなかった場合、メッセージ機能は無効となってしまう可能性があります。
写真
店舗の外観、商品、サービスの写真または動画を追加することで、よりユーザーにお店のアピールをすることができます。
飲食店ではメニューや料理の写真を掲載することでユーザーのお店選びの手助けになるため評価にもつながってきます。
写真は、ビジネスのオーナーが追加した写真と、お店を訪れたユーザーに追加された写真の2種類があります。稀にユーザーが間違って自分のお店とは関係のない写真を掲載してしまう場合がありますが、その場合は対象の写真に対して削除申請を行うことが可能です。
また、写真にはカテゴリが存在しており内容は以下の通りです。
- ロゴ
その名通り、設定をするとビジネス名の横に表示される写真です。 - カバー写真
設定をするとGoogle検索やGoogleマップでの検索結果の一番目立つ位置に設定した写真が表示されます。 - オーナー提供
- ユーザー提供
- 360
ストリートビューや店内のパノラマ写真などが掲載できます。 - 動画
- 店内
- 外観
- 商品
- チーム
- ID情報
ロゴ、カバー写真の事です。
写真の追加方法は右端の青い⊕のボタンから写真を追加することが可能です。
追加する場合、写真一覧の上にバーで上記の項目が表示されています。追加する写真の内容に合った項目をクリックしそのカテゴリ内に追加を行うよう心がけましょう。
既に追加した写真は写真をクリックし、表示された写真の右上にある丸で囲まれた「i」からカテゴリを変更することができます。
予約
予約を設定することでGoogleマイビジネス上からネット予約が可能となる機能です。
Google検索やGoogleマップ経由で直接予約が可能なので、特に飲食店などはよりユーザーの集客に繋がるでしょう。
ただし、Googleマイビジネスの予約機能は、Googleとパートナー契約を結んだ事業者と契約している店舗のみ利用可能となります。
↓詳しくはGoogleのパートナー一覧を参照ください
https://www.google.com/maps/reserve/partners
商品
Googleマイビジネスにお店の商品情報を掲載することが可能です。商品を掲載することで、マイビジネス内でお店の事を深く知ることが出来るため、集客に大きな影響がある項目の1つと言えるでしょう。商品の写真もあわせて必ず登録しておきたい項目です。(飲食店などでメニューなど別の項目があるなど、商品の項目が存在しないマイビジネスもあります。)
商品で編集できる項目は以下の6項目です。
- 商品の写真
- 商品/サービス名
- 商品カテゴリ
- 価格帯
- 商品の説明
- ボタンの追加(URL)
オンライン注文
購入
詳細
特典を利用
サービス
サービスはカテゴリ内を補足するような形で登録をすることが出来ます。そのため、予めメインカテゴリ、サブカテゴリを登録しておく必要があります。
サービス内容で編集ができる項目は以下の3項目です。
- サービス名
- 金額
- サービス内容
ウェブサイト
実はGoogleマイビジネスではホームページを無料で作成することができます。もし自分のお店のウェブサイトを持っていない方はこちらから作成しても良いでしょう。
最近ではSNSを自社のウェブサイトとして活用しているお店も多くあまり必要としない方が多いかもしれません。
Googleマイビジネスでホームページを作成すると基本のビジネス情報や写真などはマイビジネスの物から反映されるため、クリックだけで簡単に作成することが可能です。
また、後ほど説明いたしますが、マイビジネス上の情報を活用するため、情報の統一が勝手に行われるため、MEOの観点でも役に立つことでしょう。
Googleマイビジネスの活用方法
Googleマイビジネスは、ただ登録をしておくだけでも非常にメリットがありますが、せっかく登録をしたのであれば、正しく運用をして集客に活用をしていく事をお勧めします。
多くの方はGoogleマイビジネスを集客に活用するために、登録を考えている方が殆どかかと思いますので、ここからは誰でもできる簡単な活用方法をご説明いたします。
Googleマイビジネスに登録するメリット
先ずはGoogleマイビジネスに登録することのメリットをおさらいしたいと思います。
- お店のオーナーにとってのメリット
Googleマイビジネスに登録するとGoogle検索やGoogleマップの検索結果に自分のお店の情報を掲載することが出来ます。Googleマイビジネスは無料ですので、理論上は無料でGoogleに広告を掲載しているのと同じ様な状況になります。
近年、ユーザーは広告に対して厳しい目を向けており、年々広告へのクリック数は落ちてきていると言われています。しかし、Googleマイビジネスの本質は広告ではなく、あくまでビジネス情報を掲載しているに過ぎないためユーザーから避けられる可能性も極めて低く集客に繋げやすいので今最も注目を集めています。
そしてマイビジネスの管理画面ではユーザーがどのような行動を取ったのかを確認することも可能なので、その効果を実感しやすい面もあります。Googleマイビジネスに登録していないという事は、それだけでユーザーに知られる機会を損失していることになります。それだけでなく、もし近くの競合のお店が登録をしていたとなると、本来自分のお店にくるはずだった見込み客を横取りされてしまっている可能性も大いにあるのです。
- ユーザーにとってのメリット
ユーザーはGoogleマイビジネスの情報から直接お店のウェブサイトへ訪問したり、店舗に対して電話かける、Googleマップでお店までのルートを検索する、お店の業態に寄っては検索結果やGoogleマップに表示されたGoogleマイビジネスから直接席の予約を取ったりするなど様々なアクションを行うことが可能となります。1つ1つお店のホームページを確認して候補を出し、地図アプリでそれぞれのお店の位置を確認したりしてお店を決めるといった面倒な事をしなくてもGoogleマップ上で視覚的に位置情報だけでなくお店の詳細な情報まで知ることが出来るのでマイビジネスの情報だけで簡単にお店選びを完結させる事ができます。
- Googleマイビジネスに登録することのデメリット
登録することにデメリットはあるのでしょうか?という質問を多く受けます。
Googleマイビジネスに登録するデメリットは基本的にはありません。
しかし、正しい情報が掲載されていない場合、ユーザーは混乱してしまいます。マイビジネスの情報では営業中となっていたのに実際にお店に行ったら休業しており、知らずのうちにユーザーに不満足を与えてしまっているということも可能性としてはあり得ます。
登録したからには正しい情報を常に提供できるように担当者を決めて運用を行っていきましょう。
また、Googleマイビジネスに登録することで、口コミの機能を使うことが可能となります。すると当然、良い口コミだけではなく低評価の口コミというもの付いてしまうリスクがでてきます。もちろん、身に覚えのない悪意のあるものに対しては削除依頼が可能ですが、基本的にはお店の事を思っていただいた口コミですので、Googleのガイドラインに沿って真摯に対応をしていきましょう。
Googleマイビジネスでの集客
Googleマイビジネスを活用した集客は今ではもう珍しくないかもしれません。もともとは飲食店の方がメインとなりMEO対策をしているイメージがあったかもしれません。しかし、今では本当に幅広い業種の方がMEO対策を行っています。
Googleマイビジネスでの集客の魅力なところは効果に即効性があるところです。実際Googleマイビジネスを活用することで短期間のうちに高い集客効果を得られたという声を多く耳にします。
そんなGoogleマイビジネスを活用した集客についてポイントを絞って解説していきます。
- ローカル検索について
その理由を知るためにはまず、Googleの検索について少し知る必要があります。
皆さんはGoogleで何かを検索した時に、検索結果の一番下に検索した地域(自分がいる現在地)の住所が細かく表示されているのをご存知でしょうか?
実はGoogleは検索した人の位置情報を基に最適な検索結果を提供します。検索した時に居る地域によってその検索結果の画面は大きく変わることがあります。Googleマイビジネスの情報はローカル検索の検索結果で表示されます。ローカル検索とは、検索した位置情報に寄って検索結果が変わる仕様のことを言います。例えば渋谷駅で「渋谷 カフェ」と検索すると近くのカフェのGoogleマイビジネスの一覧(上位3店舗)が表示されます。この事をローカル検索と言い、MEO対策を行う上で知っておくべきワードになるので理解しておきましょう。因みに、Googleマップでの検索結果も同様の物が表示されますが、Googleマップでは20店舗分のマイビジネスの一覧が表示されます。
- ローカル検索やGoogleマップでの検索結果の順位の変動について
短期間で効果が得られる理由としては、通常の検索結果で得られる情報(一般的なウェブサイト)などの更新は数か月単位の期間が必要ですが、ローカル検索やGoogleマップの検索結果で得られる情報の更新(上位のマイビジネスの一覧)は毎日されます。極端な話をすれば時間帯ごとに寄っても変動があります。
時間帯というのは、「エリア+目的(業態)」で検索する場合、業態のコアタイムに寄って時間帯の順位が変動することがあります。
例えば、カフェであればお昼過ぎた時間帯であったり、居酒屋と言ったキーワードであれば17時以降であったり、その目的が多く検索される時間帯で順位が変動する場合もあります。そのため、短期間で上位表示に成功し集客に成功する方も多くいらっしゃいます。 - Googleマイビジネスでの集客について
ローカル検索結果やGoogleマップに自分のビジネス情報が掲載されると集客に大きな効果が期待されます。なぜかと言うと、ローカル検索やGoogleマップで検索をするユーザーは既にその土地(渋谷)に居て、目的(カフェ)をもって検索をしていることが多いからです。仮にそこに居なくても、近々行く予定があり、その目的を検索している状況です。なので、検索結果やGoogleマップで表示されたお店の情報が魅力的であり、かつ、お店までの導線がしっかりと設定されていれば、そのまま来店に繋がるという事です。
- Googleマイビジネスの集客と上位表示について
Googleマイビジネスを活用して集客を考えている方の多くは、同時に検索結果やGoogleマップ上での上位表示も考えているかと思います。
寄せられる相談の多くはやはり上位表示の方法についてです。
しかし単純に集客であれば、正しい情報を更新するだけでも十分に効果が得られます。
Googleマイビジネスの順位を上げる事が目的なのではなく、Googleマイビジネスを使って集客につなげる事が大切なので、ローカル検索やGoogleマップの検索順位に囚われる必要はありません。しかし、どうしても上位表示を狙っていきたいという方もいらっしゃると思います。次の項目では上位表示をさせる方法について簡単にご説明をします。
上位表示をさせる方法
上では単純に集客であれば、正しい情報を更新するだけでも十分に効果が得られます。とお話をしましたが、そうはいかないお店もあるかと思います。例えば、自分のお店の周りが競合だらけで、どのお店もMEO対策を行っている場合など…競合が多いという事はそれだけ多くのユーザーがその業態を検索ワードとしてローカル検索やGoogleマップを使って検索しお店選びを行っている可能性が高いという事になります。
そうなると、どうしても検索結果やGoogleマップの検索順位が高い順からお店選びの候補にはなってしまうのが現状です。
そこで、初心者でも上位表示に繋げやすいポイントを簡単にご説明します。
- NAP情報の統一
上位表示を狙っていく上でまず抑えておきたいポイントです。中にはNAP情報の統一という言葉を目にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、Googleマイビジネスを運用していく上で最も重要な要素です。
NAP情報とは…N「Name(店舗名)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の頭文字を合わせた言葉で、Googleのクローラーがウェブ上の店舗情報を集めて、認識するうえで重要な役割を持っています。この店舗情報とは、公式のウェブサイトに掲載している店舗名や住所と言った情報だけでなく、ホットペッパーなどのサイトやInstagram、TwitterなどのSNS、またお店紹介を行っている個人ブログなどウェブ上のあらゆる場所に存在しています。
自分のお店が掲載されている全てのウェブサイトのNAP情報が完全一致していることで、Googleはウェブ上に散らばっているお店の情報を同一の店舗の話題として認識しやすくなり、Googleマイビジネスの上位表示において重要な要素の一つである「知名度」や「関連性」と言った点で評価がされやすくなります。
理想ではお店の情報が掲載されている全てのサイトでNAP情報の統一がされていると良いですが、比較サイトであったり、掲載していただいているサイトに対して1つ1つ情報の訂正をお願いするのも時間がかかってしまうので、少なくとも自社で運用しているサイトやSNSの情報はGoogleマイビジネスに掲載しているものと揃えておくと良いでしょう。
ポイント
この情報を揃えるということに関して、完全一致で情報を揃える必要があります。
MEO施策のご相談を受けるときにマイビジネスを確認させていただくと、これが意外とできていない方が非常に多いです。特に住所の登録が最もミスが多いポイントです。例えば、東京都渋谷区渋谷1-1-1にお店があったとします。
Googleマイビジネス…東京都渋谷区渋谷1丁目1-1
グルメサイト…東京都渋谷区渋谷1丁目1-1
SNS…東京都渋谷区渋谷1-1-1一見するとマイビジネスとグルメサイトは統一されているかのように見えますが、マイビジネスは全角表記でグルメサイトは半角表記です。この時点で、完全一致で統一されているとは言えなくなります。SNSに関しては論外です。もちろん店舗名もそうです。特にカタカナやローマ字が店舗名に入っているお店は半角全角なども含めて統一を行っていきましょう。自分のお店の情報がこのように登録されていないか今一度確認をしてみてください。
- 情報の鮮度
情報の鮮度に関して、Google検索やGoogleマップでの上位表示はもちろんですが、そもそもユーザーにとって正しい情報をお知らせするのは当たり前の事なのでこれは常に意識していきたい項目です。
情報の更新があった場合は必ずGoogleマイビジネスの情報も更新をしましょう。まずは更新頻度が最も高い項目です。
- 営業時間の変更、臨時休業
営業時間の変更に関しては、基本情報の営業時間の項目を更新するのではなく、その下にある「特別営業時間」を利用しましょう。
使い方は簡単で、日付を選択し、休業の場合は休業ボタンを設定、営業時間が変更になる場合は変更になった営業時間を設定するだけで、マイビジネスの営業時間が設定した日付だけ変更となります。
年末年始や、ゴールデンウィーク、夏期・冬期休業など、反対に本来であれば定休日であるが祝日による特別営業などの際にも利用可能です。
- 次に頻繁に更新はしませんが、忘れがちな更新項目です。
- サービス、商品内容
新しいサービスや商品が追加されたり、または廃止になったサービスや商品があったりする場合、その内容の更新を必ず行いましょう。価格を掲載している場合は価格変更があった際も必ず更新が必要です。 - ビジネス情報(説明文)
マイビジネスを作成した時にお店の説明文を掲載していると思います。基本的にはお店についての説明文なので、更新をする必要はないように感じられますが、「毎日営業中!」と記載があるにも関わらず、途中で定休日が加わり情報が違っている場合や、飲食店などでは新メニューと言って何年もそのメニューが記載され続けたりしている場合があります。
このように古い情報が掲載されてしまっている場合は更新が必要です。また、説明文の書き方として、情報の鮮度が変わるような内容を掲載しないで単純にお店の説明を掲載するというのもひとつの手であるかと思います。
ポイント- 営業時間の変更は必ず行いましょう。
- 情報が更新された場合は投稿することを癖づけておくと、投稿をしたときに更新することを思い出せるので更新を忘れにくくなります。
もしSNSで発信を行っている場合は、今後SNSの発信と同時に投稿を行うようにしましょう。内容は同じもので問題ありません。投稿することを癖づけておくと、情報の更新が遅れても投稿内容でユーザーが判断できることがあります。
- 営業時間の変更、臨時休業
- 更新頻度
更新頻度を上げていく事は=情報が多くなることにも繋がるため、2軸でGoogleからの評価を得られやすくなります。検索結果やGoogleマップでの上位表示にも直結します。
Googleとしても全く更新がされていない古い情報を掲載しているマイビジネスよりも常に更新が行われ鮮度が保たれているマイビジネスをユーザーに届けたいと考えています。また、薄っぺらな情報のマイビジネスよりも、内容が充実しておりユーザーにとって有益な情報があるマイビジネスをユーザー届けたいとも考えています。
ローカル検索の検索結果やGoogleマップの検索結果の上位に表示をさせるためには、Googleがユーザーに届けたいと思えるような情報をマイビジネスにどんどん盛り込んでいく必要があります。しかし、お店の運営も行いながら更新をするには時間がないという方が多いかと思います。そこで比較的更新しやすい項目をピックアップしました。
日々更新しやすいのは下記2項目です。
- 投稿
例えば、SNSに掲載する内容をそのまま転用して投稿することも可能です。なるべくユーザーが検索する目的のワードを本文に盛り込みつつ投稿を行えると良いでしょう。
営業時間の変更があった場合、特別営業時間の更新と共に投稿を行うのも効果的です。 - 写真の追加
店舗の様子であったり、サービスの内容であったり、商品やメニューの写真など1回1~3枚など少量でも良いので追加していきましょう。お店を訪れたことの無いユーザーは写真で多くの情報を判断します。
ポイント更新の頻度について、1週間毎日やらないとダメですか?という質問をいただくことがあります。理想では毎日行っていただくのが良いでしょう。ですが、そうすると専任の担当が必要になる場合もあります。さすがにそれは現実的ではありませんので、最低でも1週間に2~3回の更新を行うと良いでしょう。
とは言え、何店舗かお店を持っていてその全てで週に3回も投稿を行っていると、1回の投稿に10分かかると仮定すると5店舗で50分、マイビジネスは1店舗につき1つなので1店舗投稿する度に次のお店のマイビジネスに切り替える必要があり、その時間も考慮すると約1時間、週に3時間はマイビジネスの更新に時間を使うことになります。
お店の状況は日々変わるため、更新が出来ない日もあるでしょう。そんな時は、お店に対して一括で管理出来て、投稿時間を予約できるので隙間時間に投稿を作成してストックできてしまうツールがおすすめです。専門業者に依頼するよりも安く済む為、ツールを使って管理をしている店舗オーナー様も多くいらっしゃいます。↓おすすめのGoogleマイビジネス一括管理ツール(マップ職人)はこちら
- 投稿
- 口コミ評価の対応
最後に上位表示に対して最も重要な項目をご紹介します。それは口コミ評価の対応です。
Googleも上位表示に対する評価基準の中に口コミ評価にスピード感をもって真摯に対応しているかを重要視していると述べています。多くのユーザーが数あるお店の中で、どのお店に行こうか判断する基準として最も比重を置いていると言われているのが口コミ評価です。国内外問わず、ほとんどの調査会社の結果でユーザーは直近3か月以内の口コミの数や内容をお店選びのポイントにしていると言われています。
もちろん口コミ評価の点数が高い事に越したことはありません。しかし、だからと言って良い評価ばかりを集めれば、それで集客に繋がるかというとそれは間違いです。ユーザーも年々所謂サクラを見抜けるようになってきていると言われています。例えば、口コミ評価は良いのに掲載されている情報と評価の内容が合っていなかったり、SNSのハッシュタグなどでそれほど言及されていないのに評価が良いなどと言った場合にユーザーはサクラによる評価が多いと判断したりするようです。
また、Google側も疑わしい口コミに対しては削除を行っています。
口コミで最も大切なのはついたものに対してお店側がどのような対応を行ったかです。実際に2021年に口コミに対する調査で興味深い数値があったのでご紹介します。
・すべての口コミに対して、しっかりと回答しているお店を「特に利用したい」「利用したい」と回答したユーザーは89%で、否定的なコメントがあってもお店から回答があれば気にしないと回答したユーザーは45%もいる
・62%のユーザーが1年間の間に偽の口コミがあるのを発見しており、不信感を抱いている・出典(Local Consumer Review Survey 2022,Bright Local Ltd)
https://www.brightlocal.com/research/local-consumer-review-survey/
口コミとは唯一オープンにお店とユーザーがコミュニケーションを取っている姿が多くの人の目に留まる場所です。そのため、ユーザーの発信内容だけでなく、それに対してお店側がどのような対応をしているのかも他のユーザーは見ています。口コミに対する対応が実際にお店での対応に直結しているとユーザーは考えていると思ってください。
それでは口コミ評価の管理に関してご説明します。
- 口コミ依頼について
まず当たり前の事ですが、口コミが無ければ管理は始まりません。定期的に自然と口コミがつくことがありますが、自然につく評価の多くは高評価か低評価のどちらかが多くを占めています。自分の期待を良い意味で裏切った場合や、不満足があった場合などユーザーの熱量が高い状態であれば、そのままの勢いでGoogleマップを開き評価をつけることが多い傾向にあります。
しかし、普通に満足をした場合は不満も特にないので、わざわざ評価をしにGoogleマップを開くという事はしません。皆さんもそうかと思います。しかし、この普通に満足したという方の口コミこそ欲しいものです。そのためにもお店としてはGoogleマイビジネスに対して口コミしてくださいと依頼するのが一番です。
しかし、口コミの依頼に関して注意点があります。それは、口コミをしてもらう代わりに割引やクーポンなどの特典を対価として支払うことは厳禁であるという事です。
このガイドラインに違反するとGoogleマイビジネスの停止などの厳しい措置が取られることがありますので気を付けましょう。 - 口コミ評価がついたらまずする事
さて、口コミがついたら、とにかく反応することが大切です。コメントがあっても無くても対応するというのがポイントです。そして反応までの時間はなるべく24時間以内が望ましいです。評価をつけてくださった方への気持ちをしっかりと対応で表現していきましょう。 - 悪い評価の口コミがついた場合
お店をやっていればどうしても悪い口コミがついてしまう場合があります。これだけは中々避けて通れないと思います。しかし、ここの対応次第では集客に繋げられるチャンスなので悪い評価の口コミも活かしていきましょう。
しかし、明らかに誹謗中傷である内容に関しては、Googleマイビジネスのヘルプより削除申請を行うことができます。返答内容に関してはお店を運営されている皆さんの方が上手かと思いますので、別の角度でのポイントをお伝えします。
- 冷静になる…いくらチャンスとポジティブにとらえようとしても心中穏やかではなくなってしまうかと思います。なるべく早く返信する必要はありますが、勢いに任せて急いで返信する必要はありませんので一旦マイビジネスを閉じて冷静になることをおススメします。
- 返信内容は第3者に見せる…冷静になって書いたつもりでも余計な一言や修正した方が良い文言を使用していたりするものです。お店のリーダーなど信頼のおける
メンバーに一度確認をしてもらってから返信を行いましょう。
- たくさん口コミがついてしまった場合
喜ばしい事ですが、その分対応を疎かにはできないので口コミの対応で多くの時間を取られてしまっているお声もよく耳にします。たくさんの評価に対しては、ツールを使って返信するのが最も簡単です。しかし、ツールを使うほどではないという方はエクセルやメモ帳でも良いので3パターンくらいの返信内容のテンプレを作成しておき、口コミの内容に対して少し内容を修正して返信を行うことで時間短縮は可能です。ある程度口コミ評価をいただけるようになり、口コミ内容の方向性が分かってきたらテンプレを作成してみるというのも1つの方法かと思います。ポイント- 良い評価ばかりを集めようとはせずに普通の評価もしっかりと集めていく
- 頂いた口コミ評価に対しては全てに対してなるべく24時間以内に返信する
- 悪い評価の口コミに対して適切かつ真摯に対応をする
- 誹謗中傷に対してはGoogleに削除依頼をすることが出来る
口コミに対してちゃんと対応が出来ているお店は総じて評価も高く、検索結果やGoogleマップの上位に表示されている事が多いです。むしろ検索結果やGoogleマップの上位に表示されているお店はその様なお店ばかりです。なので、ちょっとくらい…で対応を疎かにせず、こつこつと返信を行っていきましょう。
- 口コミ依頼について
以上がGoogle検索やGoogleマップ上でGoogleマイビジネスを上位表示させるために日々行っていきたい内容です。
本来であれば更に突き詰めていきたいポイントがまだまだありますが、始めたばかりで慣れていない状態の中、あれもこれもと検索結果やGoogleマップの上位表示に向けた対策を行うことはあまりお勧めできません。更新ばかりに時間を取られてお店の運営がおろそかになっても本末転倒ですので、上記の簡単な更新を継続的に行う事がまずは何より大切です。
それでも短期間で大きな集客効果を得たいという方や、Googleマップを見てみて自分のお店の所在地に競合が多くどこのお店もMEO対策をしていると感じた場合、自力でGoogleマップ上に上位表示させるのは難しくなってきますので、専門の対策業者に依頼を検討するのも1つの手です。
特に、競合が多い中で上位化に成功しているお店はまず間違いなくGoogleマイビジネスの運用を専門の業者に依頼していることが多いです。
↓MEO対策の費用や業者の選び方についてはこちら
まとめ
Googleマイビジネスの基本的な使い方と、最近話題になっているGoogleマイビジネスを上位表示させるMEO対策のための活用方法について解説をしてきました。GoogleマイビジネスはGoogleが展開するサービスというだけあって、ユーザーがより使いやすくなるよう日々アップデートを繰り返しています。Googleマップ自体もアップデートを繰り返しています。そのため、今後もまだまだ新しい機能が追加されることが予想されます。現状の機能を十分に理解していく事で、今後新しい機能が追加されたときにいち早く対応でき、使いこなせるようになると上位表示をキープしたり、より集客効果を得られたりする事が期待できますね。
また、Googleマイビジネスの基本機能と併せてMEO対策を行なう事で自分のお店のビジネス情報を上位表示させられると、より一層集客効果を発揮できます。MEO対策を検討されている方は、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
WRITER
ライターM
ライターMの記事一覧WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。
Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)とは?その概要から活用方法まで初心者にも分かりやく解説!
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