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  • 2022.11.4
  • MEO

ローカルSEOとは?SEO・MEOとの違いや基本を解説!

ローカルSEOとは?SEO・MEOとの違いや基本を解説!
「Googleマイビジネス」の名称は「Googleビジネスプロフィール」に変更になっています。※記事では認知度の関係から「Googleマイビジネス」の表現を残しているものがあります。

ローカルSEOとは特定地域での検索をした際に上位表示を狙う施策のことです。

スマートフォンの普及により、Google検索やGoogleマップによるローカルSEOを駆使したビジネスは今後ますます需要を増すことが考えられます。

規模が小さい店舗であってもしっかり対策すれば上位表示させることも可能ですので、店舗や施設を運営する場合はぜひ理解しておきましょう。

本記事ではローカルSEOの特徴や上位表示させるための対策法や注意点について解説します。

ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは、地域の影響を受けるビジネスのGoogle検索やGoogleマップ検索結果の最適化を行うことをいいます。

通常のSEOと違い検索場所で検索結果が異なるため「地域+サービス」の検索意図に対応したWEBページやGoogleビジネスプロフィールの作り込みが重要になります。

SEOとMEOとの違い

ローカルSEOとSEO

SEO(Search Engine Optimization「検索エンジン最適化」の略称)はGoogleなどの検索エンジンにおいて、自社のWebサイトを上位に表示させる施策のことを指します。

ローカルSEOは、SEO対策のうち地域性に特化した対策のことを指し、地域の競合店舗よりも上位に表示されるための対策といえます。

ローカルSEOとMEO

MEO(Map Engine Optimization「マップエンジン最適化」の略称)は日本独自の呼び方になり、海外では「ローカルSEO」と呼ばれています。

MEOは特定地域においてGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)を上位に表示させる施策のことを指し、ローカルSEOも同じ意味を持ちます。

↓関連記事:「SEO」と「MEO」の違いを初心者向けにより詳しく解説

ローカルSEOの種類

ローカルSEOにおいて代表的なものをご紹介します。

ローカルパック

ローカルパックとは、地域情報含めた検索で地図情報とともに検索画面の上部に表示される3つの店舗または施設の検索結果のことです。

ローカルパックには3枠(ホテルなど業種によっては4枠)が表示されるようになっていて、この3枠内への表示ができることで、露出が増え、ブランディングの効果だけでなく、「問い合わせ」「ルート検索」「ウェブサイトへのアクセス」につながり、来店や売上へ直結するようになっています。

通常のローカルパック

ローカルパック

大半の表示がこの通常のローカルパックでもっとも一般的な表示方法です。
「地名+キーワード」などでGoogle検索すると、マップとともに画面の上部に表示されます。

<表示される情報>
ビジネス名、ジャンル、住所、電話番号、営業時間、ルートリンク、ウェブサイトのリンク など

ローカルABCパック

ローカルABCパックは、ブランド展開している店舗やジャンルなどの、評価に左右されにくい業態のキーワードを検索したときに表示されます。そのため口コミや評価数が表示されないようになっています。

例えばコンビニや銀行などが該当します。また距離の近さが優先されて表示される傾向があります。

ローカルABCパック

検索結果にABCで店舗表示がされ、そのジャンルに対する必要な行動をとる目的とした検索意図のため、営業時間などの基本情報やウェブサイト、ルートが表示されます。

<表示される情報>
ビジネス名、ジャンル、住所、電話番号、営業時間、ルートリンク、ウェブサイトのリンク など

またスターバックスやマクドナルドなどのブランド名で検索された場合もそのブランドを目的とした検索意図があるため、ローカルABCパックで表示されます。

ローカルスナックパック

飲食や娯楽、その他サービスなどのカテゴリの検索で表示されます。
通常のローカルパックと違い、店内や料理の写真が表示されます。電話番号やWebサイト、予約情報、ルートリンクが表示されません。

ローカルスナックパック

<表示される情報>
ビジネス名、住所、ジャンル、営業時間、口コミの数、評価 など

ナレッジパネル

ナレッジパネルは人、組織、場所などを検索した場合に表示される情報ボックスのことをいいます。

ナレッジパネル

ローカルパックやナレッジパネルに表示される情報は、すべてGoolgeビジネスプロフィールに登録されている情報が元となります。

そのためローカルSEOに取り組むなら、特定の地域を指すキーワードで自社のGoogleビジネスプロフィールを上位に表示できるように対策していく必要があります。

ローカルファインダー

ローカルファインダー

ローカルパックの表示の下にある「さらに表示」をクリックしたときに表示される、店舗情報の一覧ページのことで、通常1ページに20位までの店舗情報が表示されるようになっています。

map

ドラッグして位置を変更したり、地図を拡大縮小すると、一覧リストも変動します。

店舗を探しているユーザーはどの店舗にしようか、この1ページ目を参考にしているので、より上部に表示されることで目に止まりやすくなります。

写真は競合と比較しても見劣りしない魅力的なものを登録し、見栄えを良くしておくことが大切です。

ローカルSEOの効果・メリット

ローカルSEOを導入するメリットは主に以下のようなことが挙げられます。

競合が少ないため、成果が出やすい

ローカルSEOは通常のSEOよりも知られていないので、競合が少ない傾向にあります。
SEO対策は検索結果すべてに対して上位化を目指す施策ですが、ローカルSEOは地域検索に限定されるため、競合は近郊店舗に絞られます。
競合が少ない分、対策の難易度も下がります。対策内容がローカル情報、口コミ対策、キーワード対策となり、SEO対策よりシンプルです。

集客に直結しやすい

特定の地域を検索するユーザーはその場所で求めて検索していることが多いので集客に直結しやすいといえます。

店舗名や住所やマップの他に電話やルートリンクボタンがあるので、予約やルート検索に繋がったり、次のアクションに移りやすいのが特徴的といえるでしょう。

またローカルSEOによって自社のローカル情報が上位表示されると、ユーザーの目に留まる機会も増加します。見る機会が増えることで認知度を高めていけば、中長期的な集客化にもつながります。

費用対効果の高い

ローカルパックやローカルファインダーなどの情報源はGoogleビジネスプロフィールです。
したがって、Googleビジネスプロフィールの登録や更新はしっかり行っていきましょう。
情報の精度を高め、最新状態に保つことで集客効果にも影響してくるため、成功すれば費用対効果の高い集客も可能となるでしょう。

Googleビジネスプロフィール自体は無料で利用できるので、その点でSEOに比べて集客のハードルは低くなり、簡単に始められるのもオーナーにとってはメリットではないでしょうか。

中小規模の店舗オーナーの強い味方

これまでGoogleなどの検索結果においては情報をまとめて紹介する大手メディア等が上位表示を独占しており、中小規模のウェブサイトが表示されることは非常に難しかったと言えます。

最近ではローカルパックが検索結果の上部に強調して表示されるケースが増えており、ますます重要性が高まっています。

これはスマートフォンを使った検索において、「地域名+の近く」「地域名+周辺」などの検索が増えていることでGoogleがローカル検索を重要視していることに起因していると考えられます。

このようなメリットをわかっていると、より一層ローカルSEOを実践する重要性が見えてくるでしょう。

まずは「Googleビジネスプロフィール」に登録をしよう

ローカルSEOの肝となる部分は、これまでに紹介したローカルパックとローカルファインダーとナレッジパネルです。

これらはGoogleが自動で編集するものではありますが、その情報源になっているのが「Googleビジネスプロフィール」です。

登録せずにいると検索結果に表示されることもなく、集客のチャンスを逃すことになります。

あなたの店舗情報を管理することで、ローカルパックやナレッジパネルに正しい情報を載せることができるようになります。

またGoogleではビジネスのオーナー確認を行うことで、ローカル検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなることを公表しています。

そのため、まずはGoogleビジネスプロフィール登録を行い、オーナー確認も済ませましょう。

↓Googleビジネスプロフィールの登録方法はこちら

基本的なローカルSEOの対策

対策をしていく上で留意しておきたいポイントは以下の通りです。

関連性

検索語句とローカルビジネスプロフィールが合致する度合いを指します。
充実した情報を掲載することで、店舗のより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。

Googleビジネスプロフィールに登録できる主なローカル情報は名前、住所、カテゴリ、営業時間、ウェブサイト、属性、写真となります。

たとえば、居酒屋ならば「居酒屋」というカテゴリとし、店舗情報に「定番のお酒が楽しめる」などの関連性のある内容を登録すると「関連性」の強い情報とみなされます。

距離

「距離」とは、検索キーワードで指定した場所からビジネス所在地までの距離を意味します。
検索キーワードで場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に紐づいて距離が計算されます。

たとえば、「歯科医院」という地域名がないキーワードの場合、検索結果には最もユーザーの現在地から近い場所が認識されます。

そのため、自店舗の近隣で歯科医院を探すユーザーを確実に来店につなげるためにも正確な住所をビジネスプロフィールに登録する必要があります。

視認性の高さ

「視認性の高さ」はどれだけ広く知られているかを指し、Webだけでなくオフラインにおける大衆の認知度も加味されます。ランドマークとなる駅、ホテル、有名な博物館、有名なブランド店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

Web上での知名度ではWebサイトの充実度や口コミなどが影響します。Google での口コミ数と評価も、ローカル検索結果のランキングに影響します。口コミ数が多く、評価の高い店舗は、ランキングが高くなりやすい傾向があります。

ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、ウェブサイトの検索順位も強化する検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
そのためWebとオフラインの両方で知名度を上げることを求められています。

※関連性、距離、視認性の高さの3点はGoogleが「ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み」として公式発表しています。

(Googleサポート)ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

この3点を留意しないビジネスはGoogleビジネスプロフィールの上位表示への対策が難しいことを意味するので、十分に留意しましょう。

NAP表記を統一させる

さらに上記3点に加え、「NAP」表記も大切な要素です。

「NAP」とは店舗・会社名(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の頭文字から作られた言葉です。このNAP情報を正確に表記することで、情報の信ぴょう性を高めることにもつながります。

公式HPの他にも大手メディアサイトやSNSなど一致していない情報があればユーザーを困惑させてしまいます。最終的に集客にも悪影響が出てくるのでしっかり確認するようにしましょう。

GoogleもNAP表記が異なるとそれぞれ別情報と認識してしまうので、検索結果に表示される可能性が低くなります。

NAP表記の統一
気を付けたいポイントは以下の通りとなります。

Name(店舗・会社名)

  • 「株式会社」と「(株)」の表記の統一 など
  • 「ブライダル ○○」「BRIDAL ○○」のような
    カタカナ表記と英語表記の統一
Address(住所)

  • 「2階」「2F」
    漢字や英語での表記の統一
  • 「1-1-1」「1丁目1の1」
    角全角や記号での表記の統一 など
Address(住所)

  • 「03-3333」「033333」
  • 「(03)」「03」
    電話番号の記号の表記の統一 など

GoogleはWebサイト、Googleビジネスプロフィール、メディアサイト、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSとあらゆるコンテンツのNAP情報とユーザーの位置情報より最も関連性のある結果を表示させようとします。

NAP表記が異なるとGoogleがそれぞれ別情報と認識してしまうので、検索結果に表示される可能性が低くなります。また、ユーザーにとってもコンテンツごとにNAP表記が異なると混乱させてしまうこともありますので、表記は統一させることが大切です。
特に「Name」「Address」「Phone」の表記ゆれがないように注意していきましょう。

↓NAP表記がMEO対策において重要な理由について詳しくはこちら

ローカルSEOの対策方法

写真を追加していきましょう

店舗やサービスの魅力を伝えるために、写真の登録を行いましょう。

写真があるのとないのとでは、クリック率にも大きく差が出ます。商品画像はもちろん、店舗の外観内観など様々な画像を揃えて、ユーザーにアピールしていきましょう。


例えば、おしゃれな飲食店をお探しの場合、魅力的なメニューや店内の写真があれば思わずクリックする可能性は高まります。特にスマートフォンでは、画像が画面に占める割合が大きく、文字を読まず写真の雰囲気で決める方もいらっしゃるので、写真は重要となります。

口コミ管理と誠実な対応を心掛ける

Googleマップには意見や感想を口コミ投稿できる機能があります。Googleビジネスプロフィールのオーナー確認を完了させることで口コミに返信することができるようになります。

自社にとって好ましくない口コミであっても、今後の改善策や努力する様子を伝えるような返信ができればユーザーとのコミュニケーションが生まれ、信頼構築につながります。

ユーザーに寄り添った対応は、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しているGoogleのユーザーファーストの考え方と一致します。

もちろん良い評価を集めることはローカルSEOにもいい影響を与えます。ユーザーからの口コミは人気度の指標にもなり、視認性(認知度)に大きく影響します。そのため積極的に口コミは集めていきましょう。

意見や感想からも自社の発展につながる思わぬヒントになることもありますので、日頃から口コミ管理を丁寧に対応していくことが大切です。

↓Google口コミへの返信を例文付きで確認する

↓悪い口コミがついた際の対処法はこちら

ビジネス情報は最新に保とう

Googleビジネスプロフィール情報の追加・修正は、こまめに行うとローカルSEOの効果が高まります。

Googleマイビジネスの上位表示は、キーワードとの関連性の高さがカギです。よって、関連性のある情報をできるだけ多く記載しておく必要があります。

具体的には最新情報が出れば追記したり、住所や電話番号など微妙に表示が違うところがあれば修正したりします。

特別なイベントや祝祭日に合わせた営業時間を定期的に更新しましょう。正確な営業時間が表示されていれば、顧客は営業時間を把握でき、安心して営業時間中に店舗を訪れることができるようになります。

店舗の商品やメニューを追加しよう

店舗の商品やメニューやサービスをビジネスプロフィールに追加して、店舗周辺の顧客に表示しましょう。

サイテーション対策をしていきましょう

サイテーションとはWEB上でどれくらい言及されているかを表すことで、ローカルSEOの「視認性」に影響します。

SEOの基本は他のウェブサイトで言及、紹介されるコンテンツを制作することになり、ローカルSEOでも同様のことがいえます。

コンテンツの質だけでなく、信頼性が重要になっている今ではサイテーションは信頼の証ともいえます。

SNSなどで拡散したり、プレスリリースやメディアサイトやニュースで取り上げてもらうことで、ユーザーはもちろんのことGoogleからの信頼を得ることができます。

また公式サイトの掲載されている情報はローカルパックやローカルファインダーに表示されることもあります。内容をしっかりと充実させて公式サイトのドメインを強化し、誤った情報を掲載しないようにしましょう。

↓サイテーションの意味を詳しく解説

まとめ

ローカルSEO には、ローカルパックやナレッジパネルで上位表示されると検索結果上で目立つことができるため、集客につながりやすいのが特徴です。

特に最近では通常の検索結果よりも目立つ位置に表示されるようになっており、ローカルSEOは今後ますます需要が高まり、競合も増えてくることが予想されます。

まずはローカルSEOに必須のGoogleビジネスプロフィールの登録から始めましょう。Google検索やマップ上で店舗を掲載されるようになれば、多くの方にアピールすることができます。

ウェブ集客を新たに検討されている場合も、無料で利用できるので始めやすく、地域と密着した業態ほど効果が出やすいため、ローカルSEOはぜひ取り組んでみるとよいでしょう。

WRITER

WEB業界歴10年以上。
大学在籍時のイギリス留学経験を活かし現在も海外MEO最新情報に精通している。
500店舗以上のGoogleビジネスプロフイール管理に携わりMEO対策知見に自信を持つ。

ローカルSEOとは?SEO・MEOとの違いや基本を解説!

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