- 2026.8.7
- MEO
ローカルパックとは?MEOで上位表示を目指す方法と表示されない原因
ローカルパックとは、地域性のある検索に対してGoogle検索結果に表示される、地図と複数の店舗・施設情報をまとめた表示枠です。
結論からいうと、ローカルパックで見つけてもらうには、Googleビジネスプロフィールを登録するだけでは不十分です。基本情報、カテゴリ、サービス、口コミ、写真、公式サイトを正確に整え、実際の商圏内にある複数地点で表示状況を確認する必要があります。
ローカルパックは、飲食店、美容室、歯科医院、整体院などの実店舗だけでなく、顧客先へ訪問してサービスを提供する非店舗型ビジネスにとっても、地域のユーザーに見つけてもらうための重要な情報接点です。
ただし、ローカルパックに表示されることと、実際にユーザーから選ばれることは別です。口コミ、写真、営業時間、料金、サービス内容、予約方法などを整え、比較された際に来店・予約・問い合わせを判断しやすい状態にすることが重要です。
本記事では、ローカルパックの意味と仕組み、表示順位を決める主な要因、MEO対策の具体的な手順、表示されない原因、順位の確認方法まで解説します。
この記事でわかること
- ローカルパックの仕組みと集客における重要性
- ローカル検索結果の順位を決める主な3要素
- MEOで上位表示を狙うための具体的な対策ステップ
- 自店舗のローカルパック順位を商圏内で確認する方法
- 自店舗が表示されない主な原因と対処法
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ローカルパックとは何か?
ローカルパックとは、地域性のある検索に対してGoogle検索結果に表示される、地図と複数の店舗・施設情報をまとめた表示枠です。Google公式ヘルプでは、こうした地域向けの結果を「ローカル検索結果」と表現しています。表示件数や掲載情報は、検索語句や業種、端末によって変わります。
ローカル検索とローカルパックの違い
ローカル検索とローカルパックは似た言葉ですが、意味は異なります。ローカル検索は、現在地や特定の地域をもとに店舗・施設・サービスを探す検索行動です。一方、ローカルパックは、ローカル検索を行った際に表示される検索結果の形式の一つです。
| 項目 | ローカル検索 | ローカルパック |
|---|---|---|
| 意味 | 地域の店舗やサービスを探す検索行動 | 検索結果に表示される地図付き店舗一覧 |
| 具体例 | 「新宿 居酒屋」「近くの歯医者」と検索すること | 検索結果に表示される地図と店舗情報 |
| 位置付け | 検索行動・検索の仕組み | ローカル検索結果の表示形式の一つ |
ローカル検索の仕組みや順位決定要素については、「ローカル検索とは?Googleの仕組みと順位決定要素を解説」で詳しく解説しています。
検索結果の目立つ位置に表示される店舗情報
ローカルパックは、Google検索結果の目立つ位置に、地図と店舗情報がまとめて表示される点が特徴です。検索語句によってはオーガニック検索結果より上に表示されることもありますが、広告やその他の検索機能との位置関係は検索画面によって異なります。
以下は、PCとスマートフォンにおけるローカルパックの表示イメージです。
※実際のGoogle検索画面をもとに作成した表示イメージです。表示内容や配置は、検索語句、業種、端末、検索地点、日時などによって異なります。
オーガニック検索(SEO)との表示順位の違い
ローカルパックとオーガニック検索では、順位を決める際に重視される要素が異なります。
オーガニック検索の順位は、検索意図との関連性、コンテンツの有用性や信頼性、Webページ間のリンクなど、複数の要素をもとに決まります。これらを踏まえてWebサイトを改善する施策が、SEO(検索エンジン最適化)です。
一方、ローカルパックの順位は、検索語句との関連性、検索地点からの距離、ビジネスの知名度などをもとに決まります。これらを踏まえてGoogleビジネスプロフィールやWeb上の情報を整え、ローカル検索で見つけてもらいやすくする施策が、一般にMEOと呼ばれます。
※参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ「Googleのローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
オーガニック検索とローカルパックでは、順位を決める際に重視される要素が異なるため、Webサイトの検索順位とローカルパックの順位が一致するとは限りません。ただし、公式サイトの内容や外部サイトからのリンクなどもローカル検索の評価に関係するため、SEOとMEOを完全に分けるのではなく、両方の情報を整合させることが重要です。
ローカルパックが表示される検索キーワードの具体例
ローカルパックが表示される検索は、主に「地名を含む検索」と「地名を含まない検索」に分けられます。
| 検索パターン | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 地名を含む明示的な検索 | ユーザーが探したい地域を指定する検索 | 「新宿 居酒屋」「横浜 美容室」 |
| 地名を含まない暗示的な検索 | 現在地などをもとに地域情報を探す検索 | 「近くのカフェ」「歯医者」「ラーメン」 |
地名を含まない検索でも、Googleが地域性のある検索意図だと判断した場合は、現在地などをもとにローカルパックが表示されます。ただし、Googleは検索状況に応じて表示内容を最適化するため、同じキーワードでも検索地点、デバイス、時間、検索状況などによって表示内容は変わる場合があります。
弊社フリースクエアでは、これまで13,000店舗以上のGoogleビジネスプロフィール運用を支援してきました。その支援経験をもとに、主要エリアの1,000以上のローカル検索キーワードを調査した結果、クリニックやサロンでは約98%、ジムでは約96%、飲食店と不動産では約95%のキーワードでローカルパックが表示されました。一方で、「貸切」や「グルメ」などを含んだキーワードは、地域性があるように見える検索語句でも、ローカルパックが表示されにくいケースが確認されています。
ローカルパックが表示されるかどうかは、検索語句によって異なります。以下は、弊社が実際のGoogle検索結果を確認した際の表示例です。画像を選択すると、検索結果画面を拡大して確認できます。
| 検索語句 | 表示傾向 | 備考 | 検索結果画像 |
|---|---|---|---|
| 渋谷 カフェ | ○ | 地名+業種で表示されやすい |
|
| 近くの歯医者 | ○ | 現在地ベースで表示されやすい |
|
| ラーメン | ○ | 現在地次第で表示されやすい |
|
| 高田馬場 貸切 | △ | 意図や検索地点によって変動 |
|
| おすすめランチ | △ | 地域性や検索地点によって変動 |
|
| MEO対策 | × | 実店舗検索の意図が弱い |
|
※○は調査時にローカルパックの表示を確認、△は検索地点や環境によって表示が変動、×は調査時に表示を確認できなかったことを示します。弊社が主要エリアの1,000以上のローカル検索キーワードを対象に、2024年10月~2026年5月にPCで調査した結果です。表示有無は、検索語句、検索地点、デバイス、日時、ユーザー環境などによって変動します。
ローカルパックにはどのような情報が表示される?
ローカルパックには、店舗名、地図上の位置、口コミ評価、営業時間、住所、写真などが表示されます。業種や検索状況によっては、料金、予約、商品・サービス、電話、Webサイト、ルート検索なども加わります。すべての項目が常に表示されるわけではありません。
一般的に表示される店舗情報
ローカルパックには、店舗名、地図上の位置、口コミ評価、口コミ件数、営業時間、住所、写真などが表示されます。ビジネスによっては、電話、Webサイト、ルート検索、予約などのボタンが表示される場合もあります。
ただし、すべての店舗に同じ項目が表示されるわけではありません。登録されている情報、業種、検索語句、デバイスなどによって表示内容は異なります。
飲食店・ホテルなど業種によって追加される情報
ローカルパックでは、業種に応じて追加情報が表示される場合があります。例えば、飲食店では価格帯、メニュー、予約、店内飲食やテイクアウトなどの情報、ホテルでは宿泊料金や予約情報が表示されることがあります。
歯科医院や美容室などでも、提供サービス、予約リンク、写真、口コミから抽出された情報などが表示される場合があります。自店舗の業種で何が表示されているかを実際の検索画面で確認し、不足している情報を整えましょう。
ローカルファインダーとの違い
ローカルファインダーとは、ローカルパック内の「さらに表示」「その他の場所」などを選択した後に表示される、より多くの店舗・施設の一覧画面です。
ローカルパックだけでは比較できなかった候補も表示されるため、ユーザーは地図上の位置、口コミ、営業時間、写真などを見ながら店舗を比較できます。
表示内容や順位は、検索地点や検索状況によって変わる場合があります。
ローカルパックに表示されるメリットは何か?
ローカルパックに表示されると、Google広告へ出稿しなくても、地域で店舗を探すユーザーへ店舗情報を届けられる可能性があります。口コミや営業時間などを検索結果上で比較してもらえる一方、来店・予約・問い合わせ先として選ばれるためには、継続的な情報整備が必要です。
メリット1:Google広告へ出稿しなくても店舗情報を掲載できる
Googleビジネスプロフィールの作成や基本機能の利用に費用はかかりません。そのため、Google広告へ出稿しなくても、ローカルパックに店舗情報が表示される可能性があります。広告予算が限られる中小企業や個人店舗でも取り組みやすく、基本情報、写真、口コミ、投稿などを無料で掲載できる点がメリットです。
ただし、プロフィールを登録・更新しただけで掲載や上位表示が保証されるわけではありません。また、自社で運用する作業時間や、写真撮影、コンテンツ制作、外部委託などの費用が発生する場合があります。
メリット2:来店や利用を検討しているユーザーへ、検索結果上で店舗情報を届けられる
「地域名+業種」や「近くの〇〇」と検索するユーザーは、利用できる店舗を比較したい、近いうちに来店したいと考えている場合があります。こうしたユーザーに、現在地や検索地域に応じた店舗情報を届けられる点がメリットです。
メリット3:電話・ルート検索・予約など次の行動につながりやすい
ローカルパックには、電話、ルート検索、Webサイト、予約などの導線が表示される場合があります。ユーザーは店舗情報を確認した後、そのまま問い合わせや来店準備へ進めます。 そのため、掲載順位だけでなく、営業時間、予約方法、電話番号、所在地などを正確に登録しておくことが重要です。
ローカルパックの順位はどうやって決まる?
ローカルパックの順位は、Googleが公表している「関連性」「距離」「知名度」の3要素を主な基準として決まります。店舗側で距離は変えられませんが、Googleビジネスプロフィール、公式サイト、口コミなどを正確に整えることで、関連性と知名度の改善を目指せます。
※参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ「Googleのローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
要素①関連性:検索語句とビジネス情報の一致度
「関連性」は、ユーザーが検索したキーワードと、Googleビジネスプロフィールに登録された店舗情報がどれだけ一致しているかを示す指標です。
例えば「渋谷 カフェ」と検索された場合、カテゴリ、サービス、商品、公式サイトなどから、実際にカフェを運営していることや、渋谷周辺に店舗があることがGoogleへ正しく伝わっている必要があります。単に説明文へ検索キーワードを繰り返し入れるのではなく、実際に提供している商品・サービスや店舗情報を正確に登録し、検索語句とビジネス内容の関係をGoogleとユーザーへ分かりやすく伝えることが重要です。
要素②距離:検索された場所から店舗までの物理的な近さ
「距離」は、ユーザーの現在地、または検索キーワードに含まれる地名から店舗までの物理的な距離を指します。距離はローカル検索結果の順位を決める主な要素の一つであり、Googleが推定した検索者の位置や、検索語句で指定された地域と店舗との距離が表示結果に影響します。ユーザーが現在地を共有していない場合は、Googleが把握している位置情報をもとに検索結果が表示されます。
ただし、距離だけで順位が決まるわけではありません。検索地点に近い店舗であっても、関連性や知名度などを含む総合的な評価によって、より遠い店舗より下に表示される場合があります。
弊社が支援するリサイクルショップ4店舗では、同一の検索地点・検索キーワードにおいて、各店舗より約500m検索地点に近い競合店舗が存在する状況でも、支援先店舗がローカルパック内に表示されたケースを確認しました。
この事例からも、距離が近い店舗が必ず上位になるわけではなく、検索語句との関連性や知名度を含めた総合的な評価で表示結果が決まると考えられます。
※対象:弊社支援先のリサイクルショップ4店舗。観察期間:2025年6月~2026年3月。表示結果は検索地点、日時、競合状況などによって異なります。
要素③知名度:店舗の認知度やWeb上での評価
「知名度」とは、そのビジネスがどれだけ広く知られているかを示す要素です。Google公式では、外部サイトからのリンクや口コミ数、評価など、Web上に蓄積された情報が知名度に関係すると説明されています。
そのため、Googleビジネスプロフィールだけでなく、公式サイト、地域メディア、業界サイトなどで、正確な店舗情報やサービス内容が確認できる状態を整えることも重要です。
ローカルパック対策を始める前に何を確認すべき?
ローカルパック対策を始める前には、ビジネスプロフィールの登録資格、オーナー確認、重複・停止の有無、ローカルパック自体の表示有無、商圏内での順位、競合との差を確認します。最初に現状を整理しておくことで、表示されない原因と施策後の変化を判断しやすくなります。
| 確認順 | 確認すること | 判断内容 |
|---|---|---|
| 1 | ビジネスプロフィールの登録資格 | 実店舗または顧客先で対面サービスを提供しているか |
| 2 | オーナー確認・管理状態 | 自社で正確に編集できる状態か |
| 3 | 重複・停止・制限 | 同じ店舗のプロフィールや警告がないか |
| 4 | ローカルパックの表示有無 | そのキーワードでローカルパック自体が出るか |
| 5 | 商圏内の順位 | 店舗周辺、駅、住宅地などで何位か |
| 6 | 競合との差 | カテゴリ、口コミ、写真、サービス、公式サイトの差は何か |
自店舗のローカルパック順位はどうやって確認する?
ローカルパックに、すべてのユーザーへ共通して表示される固定順位はありません。検索地点、時間、端末、検索状況などによって結果が変わります。店舗直近の1地点だけで判断せず、主要駅、住宅地、競合周辺など、実際の商圏内に複数の計測地点を設定して継続的に確認しましょう。
実際の商圏内で検索結果を確認する
店舗周辺、主要駅、住宅地、競合店舗周辺など、実際に顧客を獲得したい地点で検索結果を確認します。従業員や関係者が各地点にいる場合は、その場所で検索結果を確認してもらう方法もあります。
ただし、個人の端末では位置情報や検索状況などの影響を受ける可能性があります。1回の検索結果だけで判断せず、複数地点・複数日で傾向を確認しましょう。
地点指定型のMEO順位計測ツールで定点観測する
より効率的かつ継続的に順位を確認する場合は、地点を指定できるMEO順位計測ツールを活用する方法があります。地点指定型のツールでは、指定した検索語句と地点における順位を定期的に取得し、推移をグラフや一覧で確認できます。
手動で毎日確認する手間を減らせるほか、地点ごとの順位変動や競合店舗との差を継続的に把握できます。施策の実施前後を比較し、どのエリアやキーワードに変化があったかを確認する際にも役立ちます。
計測地点数、登録できるキーワード数、競合比較、レポート機能などを確認し、自社の運用目的に合うツールを選びましょう。なお、ツールによって取得地点や計測方法が異なるため、表示された順位を絶対的な数値として扱うのではなく、同じ条件で計測した際の推移や競合との差を確認するために活用しましょう。
弊社が店舗直近だけでなく複数地点を確認する理由
弊社の実務では、店舗直近の1地点だけで上位表示されているかを見るのではなく、実際の商圏内で複数地点の順位を確認しています。例えば、店舗から数百メートルの地点では3位以内でも、駅の反対側や主要住宅地では10位以下になることがあります。どの地点・キーワードで弱いのかを把握したうえで、関連性や知名度、プロフィール情報を見直します。
ローカルパック対策はどの順番で進めるべき?
ローカルパック対策は、「基盤確認」「情報精度」「検索語句との関連性」「比較時の選ばれやすさ」「計測・改善」の5段階で進めます。施策前後に商圏内の順位やユーザー行動を確認し、表示される状態と表示後に選ばれる状態を分けて改善することが重要です。
| 段階 | 診断項目 | 確認内容 |
|---|---|---|
| 1.基盤確認 | 登録・管理できる状態か | 登録資格、オーナー確認、停止、重複 |
| 2.情報精度 | 情報が正しいか | 店名、住所、電話、営業時間、URL |
| 3.関連性 | 検索語句と事業内容が合うか | カテゴリ、サービス、商品、公式サイト |
| 4.選ばれやすさ | 比較時に魅力が伝わるか | 口コミ、写真、料金、予約、事例 |
| 5.計測・改善 | 改善を判断できるか | 複数地点の順位、電話、ルート、予約 |
ローカルパックに表示されやすくするには?
ローカルパックに表示されやすくするには、Googleビジネスプロフィールの基本情報、口コミ、写真、投稿、公式サイトや外部媒体の情報を順番に整えます。
順位だけでなく、検索結果で比較された際に来店・予約・問い合わせ先として選ばれる状態を作ることも重要です。
ステップ1:Googleビジネスプロフィールの情報を正確に整える
Googleビジネスプロフィールが未登録の場合は、既存プロフィールの有無を確認したうえで、登録とオーナー確認を行います。すでに登録済みの場合は、店舗名、住所、電話番号、営業時間、カテゴリ、Webサイトなどが最新の情報であり、実態と一致しているかを確認しましょう。
なお、顧客先へ訪問してサービスを提供し、登録住所では顧客対応を行わない非店舗型ビジネスは、住所を非表示にしてサービス提供地域を設定します。実際に顧客対応を行っていない住所を、店舗所在地として公開しないよう注意しましょう。
そのほか、サービス、商品、属性についても、実際のビジネスに該当する項目を設定します。項目数を増やすこと自体を目的にせず、ユーザーが来店・問い合わせを判断するために必要な情報を整えましょう。
Googleはカテゴリについて、中核事業に当てはまるカテゴリをできるだけ少なく選択するよう案内しています。サービスごとにカテゴリを増やすのではなく、ビジネス全体を最も具体的に表すカテゴリを優先しましょう。
Googleビジネスプロフィールの編集方法については、「Googleビジネスプロフィールの編集方法|できない時の解決策からMEOのコツまで」で詳しく解説しています。
ステップ2:利用者へ公平に口コミを依頼し、丁寧に返信する
実際に商品やサービスを利用した顧客へ、評価の内容を指定せず、公平に口コミ投稿を案内しましょう。値引きや特典と引き換えに口コミを求めたり、高評価を付けそうな顧客だけを選んで依頼したりする方法は避けましょう。
Google公式は、口コミ数や評価がローカル検索順位に関係すると説明しています。ただし、口コミ返信の回数そのものが直接順位を上げるとは公表していません。返信は、ユーザーへの対応姿勢を示し、比較時の安心材料を増やす目的で行いましょう。
Google口コミを正しく増やす方法については、「Googleビジネスプロフィール口コミの増やし方|返信・削除も解説」で詳しく解説しています。
※参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ「Googleのローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
※参照:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ「禁止または制限されているコンテンツ」
ステップ3:店舗や商品の魅力が伝わる写真を定期的に追加する
写真は、店舗の場所、雰囲気、商品・サービスの内容をユーザーへ伝えるための重要な情報です。外観、内観、商品、メニュー、スタッフ、作業風景など、ユーザーが来店・問い合わせ前に確認したい写真を掲載しましょう。顧客が写る場合は、事前に本人の許可を得るなど、プライバシーへの配慮も必要です。
写真はプロが撮影したものだけでなく、実際の店舗やサービス内容が正確に伝わるものであれば、スマートフォンで撮影した写真も活用できます。また、ユーザーが投稿した写真も表示される場合があるため、プロフィール全体を定期的に確認しましょう。
Googleビジネスプロフィールの写真については、「Googleビジネスプロフィール写真の追加・削除、不承認理由を解説」で詳しく解説しています。
ステップ4:最新情報やイベントを「投稿」機能で発信する
Googleビジネスプロフィールには、ブログのように情報を発信できる「投稿」機能があります。投稿機能を活用すると、新商品、イベント、キャンペーン、季節情報などをGoogle検索・Googleマップ上でユーザーに伝えられます。
投稿回数を増やすだけで順位が上がるとは限りませんが、現在提供している商品・サービスを伝え、ユーザーの来店・問い合わせの判断材料を増やす方法として活用できます。
投稿は、基本情報やカテゴリの不備を補うものではありません。まず店舗名、住所、営業時間、カテゴリ、サービス、予約導線などの基礎情報を整えたうえで、最新情報を伝えるために活用しましょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿については、「Googleビジネスプロフィール投稿の基本から活用術まで解説!」で詳しく解説しています。
ステップ5:Web上の店舗情報を正確に管理する
Web上に掲載されている店名(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)は、頭文字を取ってNAP情報と呼ばれます。Googleビジネスプロフィール、公式サイト、SNS、ポータルサイトなどに掲載するNAP情報は、ユーザーが混乱しないよう正確に管理しましょう。
「株式会社」と「(株)」のような細かな表記を機械的に完全一致させることよりも、移転前の住所や古い電話番号が残っていないか、同じ店舗のプロフィールが重複していないかを確認することが重要です。
また、地域メディアや業界サイトなど、信頼できる外部サイトから店舗やサービスが紹介されることは、Web上の知名度を高める一つの要素になります。
NAP情報については、「NAP情報とは?MEO対策の基本「NAPの統一」のやり方と注意点」で詳しく解説しています。
Googleビジネスプロフィール改善前後の支援事例
以下は、弊社支援先のGoogleビジネスプロフィールについて、対策開始前と対策開始10か月後を比較した事例です。基本情報の更新、写真の追加、口コミの獲得、週1回の投稿などを継続した結果、対象キーワードで表示枠外から2位への変化を確認しました。
Googleビジネスプロフィールの改善内容
| 項目 | 改善前 | 対策開始10か月後 |
|---|---|---|
| 口コミ件数 | 0件 | 5件 |
| オーナー投稿写真数 | 5枚 | 52枚 |
| 投稿頻度 | 投稿なし | 週1回 |
| 営業時間の更新 | 未対応 | 定期更新 |
| 対象キーワードのローカルパック順位 | 表示枠外 | 2位 |
対策開始前と10か月後の変化
| 指標 | 対策開始前 | 対策開始10か月後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| プロフィール閲覧数 | 2,660 | 2,982 | 12%増加 |
| 通話ボタンのクリック数 | 2 | 53 | 26.5倍 |
| ルート検索数 | 344 | 559 | 62.5%増加 |
基本情報や営業時間の更新、写真の追加、口コミの獲得、定期的な投稿などを継続した期間に、対象キーワードでローカルパック2位への表示を確認しました。また、プロフィール閲覧数、通話ボタンのクリック数、ルート検索数にも増加が見られました。ローカルパック対策では、順位だけでなく、ユーザーの来店や問い合わせにつながる情報を整えることが重要です。
※弊社支援先の事例です。対策開始前の30日間と、対策開始10か月後の30日間を比較しています。数値はGoogleビジネスプロフィールのパフォーマンスデータをもとに集計しています。表示順位やユーザー行動は、業種、地域、検索地点、競合状況、季節、検索需要などによって変動し、同様の成果を保証するものではありません。複数施策を同時に実施した観察結果であり、各施策単独の効果や直接的な因果関係を示すものではありません。
ローカルパックに自店舗が表示されない原因は?
自店舗が表示されない場合は、まずローカルパック自体が出ていないのか、表示枠に自店舗が入っていないのかを確認します。原因は、検索意図、距離、情報不足、重複プロフィール、ガイドライン違反、競合状況などに分かれ、原因ごとに確認方法と対処法が異なります。
原因①:Googleビジネスプロフィールの情報が不足・不正確
ローカルパックに表示されない中で考えられる原因の一つは、Googleビジネスプロフィールの情報が不十分であることです。ビジネス情報が不足していたり、住所・営業時間などが誤っていたりすると、Googleがビジネスの内容や所在地を正しく把握できず、関連する検索で表示されにくくなる場合があります。
まずは自社のプロフィールを見直し、店舗名、住所、営業時間、カテゴリ、サービスなど、ビジネスの内容や所在地を示す項目を実態に合わせて整えましょう。また、説明文やサービス情報には実際に提供している内容を具体的に記載し、ユーザーが店舗の特徴を理解しやすい状態にすることも重要です。
原因②:ガイドライン違反により表示や管理が制限されている
Googleのガイドラインに違反すると、登録情報の不承認、ビジネスプロフィールの表示・管理の制限、プロフィールの停止などの措置を受ける場合があります。例えば、ビジネス名に不要なキーワードを追加する、同一ビジネスについて重複プロフィールを作成する、虚偽・自作自演の口コミを投稿するといった行為は避ける必要があります。
ガイドライン違反が疑われる場合は、まず店舗名、住所、カテゴリ、重複プロフィール、口コミ取得方法などを確認し、実態とガイドラインに合う状態へ修正します。プロフィールが停止・制限されている場合は、その状態に応じて再審査請求などの手続きを行います。
Googleビジネスプロフィールの停止やガイドライン違反については、「Googleビジネスプロフィールが停止された理由と復旧のための再審査請求」で詳しく解説しています。
原因③:競合店舗と比較して知名度や評価が低い
ローカルパックの順位は、自店舗の情報だけでなく、同じ検索結果に表示される周辺店舗の状況によっても変わります。自店舗の情報を整えていても、周辺の競合店舗が検索語句との関連性、口コミ、Web上の知名度などで上回っている場合、相対的に順位が低くなり、ローカルパックの表示枠に入らないことがあります。
競合分析では、カテゴリ、公式サイト、口コミ数・評価、Web上での知名度など、順位に関係し得る項目を確認します。あわせて、写真、営業時間、サービス、料金、予約導線など、ユーザーが比較する情報も確認しましょう。
順位改善を目指すための要素と、表示後に選ばれるための要素を分けて考えることが重要です。
原因④:検索地点から店舗までの距離が遠い
ローカル検索では、検索地点から店舗までの距離が順位に影響します。店舗から離れた場所で検索すると、検索地点に近い競合店舗が表示候補になりやすくなり、自店舗がローカルパックの表示枠に入らない場合があります。
距離は店舗側で自由に変更できないため、店舗直近の順位だけで判断せず、実際の商圏内にある複数地点で表示状況を確認しましょう。そのうえで、カテゴリ、サービス、公式サイト、口コミなど、改善可能な関連性・知名度の要素を整えることが重要です。
原因⑤:検索キーワードに地域性がなく、ローカルパック自体が表示されない
検索キーワードによっては、Googleが地域の店舗・施設を探す検索ではないと判断し、ローカルパック自体を表示しない場合があります。例えば、同じ業種に関係する言葉でも、店舗を探す意図より情報収集の意図が強いキーワードでは、Web記事や動画などが中心に表示されることがあります。
自店舗だけが表示されないのか、検索結果にローカルパック自体がないのかを最初に確認しましょう。
原因⑥:オーナー確認が未完了で情報を管理できない、またはプロフィールが重複している
オーナー確認前でも店舗情報が検索結果に表示される場合はありますが、自社で正確な情報を編集・管理できません。Googleは、オーナー確認によってビジネスを代表する権限があることを通知でき、検索結果に表示される可能性が高まると説明しています。
また、同じ店舗のプロフィールが複数存在すると、重複プロフィールとして扱われ、Google検索やGoogleマップに表示されなくなる場合があります。
既存プロフィールがある場合は、新規作成せずにオーナー権限を申請しましょう。
オーナー確認方法については、「Googleビジネスプロフィールのオーナー確認方法|できない時の対処法も解説」で詳しく解説しています。
※参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ「重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する」
原因⑦:順位がローカルパックの表示枠外になっている
ローカルパックに自店舗が表示されなくても、Googleマップやローカルファインダーでは表示されている場合があります。この場合、プロフィールが削除されたのではなく、検索地点やキーワードにおける順位がローカルパックの表示枠に入っていない可能性があります。
「さらに表示」などから一覧画面を開き、自店舗が表示されているかを確認しましょう。その後、複数地点で順位を計測し、特に弱いエリアや検索語句を特定します。
ローカルパックに関するよくある質問
ローカルパックでは、表示件数、Googleマップとの順位差、地名を含まない検索での表示、Googleビジネスプロフィール登録後の掲載可否などがよく疑問になります。ここでは、店舗運営者やWeb担当者が最初に確認したいポイントを、質問ごとに簡潔に回答します。
ローカルパックの順位はどのような要因で決まるのですか?
ローカルパックの順位は、Googleが公表している「関連性」「距離」「知名度」の3要素を主な基準として決まります。いずれか一つだけで決まるのではなく、複数の要素を組み合わせて表示結果が決まります。
Googleビジネスプロフィールを登録すれば必ずローカルパックに表示されますか?
Googleビジネスプロフィールを登録・オーナー確認しただけで、必ずローカルパックへ表示されるわけではありません。オーナー確認を行うことで、店舗情報を正確に管理し、表示される可能性を高めるための運用を行えるようになります。表示結果は、検索語句との関連性、検索地点からの距離、知名度、競合状況などを組み合わせて決まります。情報が充実していても、検索地点や競合状況によってローカルパックに入らない場合があります。
ローカル検索広告とは何ですか?通常のローカルパックとの違いは?
ローカル検索広告は、Google検索やGoogleマップなどで、店舗情報を広告として表示する有料施策です。Googleマップの検索結果や地図上のピンなどに表示される場合があり、広告であることを示すラベルが付きます。
広告費を支払えば必ず最上位に表示されるわけではなく、キャンペーン設定、入札、関連性、ユーザーの検索状況などによって表示の有無や位置が変わります。なお、現時点ではGoogle マップだけに配信先を限定することはできません。Google マップは、P-MAXキャンペーンや位置情報アセットを使用する検索キャンペーンなどの広告配信面の一つです。
Googleマップ広告については、「Googleマップ広告を初心者向けに基本から費用や設定手順まで解説」で詳しく解説しています。
※参照:Google広告ヘルプ「Googleマップでローカル検索広告を表示する」
ローカルパックには必ず3店舗表示されますか?
いいえ。3件程度が表示されることが一般的ですが、検索語句、業種、端末、広告や検索画面の構成によって表示件数が変わる場合があります。
ローカルパックとGoogleマップの順位は同じですか?
必ずしも同じとは限りません。ローカルパックとGoogleマップ・ローカルファインダーでは、表示される画面や検索条件が異なるため、店舗の並び順が変わる場合があります。
地名が入っていない検索でもローカルパックは表示されますか?
はい。「歯医者」「ラーメン」のように地名を含まない検索でも、Googleが地域性のある検索意図だと判断した場合は、現在地などをもとにローカルパックが表示されることがあります。
ローカルパックに表示されない場合、まず何を確認すべきですか?
まず、検索結果にローカルパック自体が表示されているかを確認します。表示されているのに自店舗がない場合は、検索地点、カテゴリ、基本情報、オーナー確認、重複プロフィール、ガイドライン違反、競合状況などを確認しましょう。
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まとめ
ローカルパックは、地域で店舗を探すユーザーに自社を見つけてもらうための重要な検索結果です。ローカル検索結果の順位は、主に関連性・距離・知名度を組み合わせて決まります。まずは自店舗のプロフィールと商圏内の表示状況を確認し、ビジネス名・カテゴリ・営業時間などの基本情報を正確に整えていきましょう。
WRITER
フリースクエア MEO 編集部
Googleビジネスプロフィールを活用した店舗集客を専門に、MEO対策・口コミ運用・投稿運用・分析改善を担当。累計13,000店舗以上(自社支援実績)の運用データと実務経験をもとに、Googleマップでの検索順位向上や来店数増加につながる施策の企画・検証・運用を行っている。社内にMEO研究会を設立し、Googleの公式情報や最新アップデート、ローカル検索の変化を継続的に調査・検証。その知見をもとに、実践的なMEO・ローカルSEOの情報を発信している。
ローカルパックとは?MEOで上位表示を目指す方法と表示されない原因
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